
目次
チェンソーマンの登場するビームは、対魔特異4課に所属するサメの魔人です。
デンジの臨時のバディとして活躍しましたが、意外と謎や伏線の多いキャラクターでもあります。
ビームに関する謎・願い・伏線などを考察します。
【チェンソーマン】ビームとは誰?
ビームのプロフィール

名前 | ビーム(ケルビム) |
所属 | 公安対魔特異4課 |
種族 | 魔人 |
声優 | 花江夏樹 |
ビームは公安対魔特異4課に所属する魔人の1人で、サメの悪魔が人間の死体を乗っ取ったサメの魔人です。
首から下はほぼ人間ですが、顔の上半分はサメの頭部のような形で背びれもついています。
狂暴な魔人らしいですが、ハイテンションで明るい性格で雨が降ると上機嫌になります。
名前はビームですが、マキマからはケルビムとも呼ばれていました。
狂暴なはずなのにデンジには忠実なサメの魔人

ビームは狂暴な魔人とされていますが、デンジの言うことには忠実に従います。
マキマによるとビームは、普段は会話もできないほど狂暴な魔人らしいです。
しかし、マキマはデンジの言うことは何でも聞くと言っており、実際にデンジの言うことには何でも従うほどの忠誠心を見せています。
またデンジには非常に懐いており、お茶目で愛嬌のある感じは狂暴な魔人とは思えません。
ただ、デンジのことは常にチェンソー様と呼んでおり、あくまでチェンソーマンを慕っているようです。
デンジに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
行動がチェンソーマンのファンにしか見えない

ビームはチェンソーマンに忠実なだけでなく、チェンソーマンのことが大好きでその姿はまるでただのファンのようです。
チェンソーマンと一緒にいる時は常に上機嫌ではしゃいでおり、ビームが愛嬌のあるイメージなのはチェンソーマンの影響も大きいでしょう。
いざというときは自分の身を顧みずにチェンソーマンを助ける場面もあり、本当にチェンソーマンのことが大好きなのがわかります。
チェンソーマンに自分の理想を押し付けるマキマが厄介ファンと呼ばれるに対して、ビームはファンの鏡と読者から呼ばれていました。
正体はチェンソーマン(ポチタ)の眷属?

チェンソーマン83話で、ビームはチェンソーマン(ポチタ)の眷属だったことが判明しました。
ビームがチェンソーマンに心酔していたのは、眷属だったからだと考えられます。
ただ、パワー・天使の悪魔・雲の悪魔・暴力の魔人もチェンソーマンの眷属でした。
なぜ、ビームだけがチェンソーマンに忠実で、過去の記憶持っているのかは不明です。
また、ビームはマキマからケルビムという天使の名前で呼ばれていました。
サメの魔人なのに天使の名前で呼ばれていることから、ビームには隠された正体があるかもしれません。
ポチタに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味ある方は是非チェックしてみてください。
素顔はデンジに似ている?

39話で、マキマはビームの顔はデンジ似ていると言っています。
ただし、ビームは顔がサメと一体化したような状態になっているので、デンジと似ているとは言えません。
人間だった時の素顔も分かっていないので、デンジと似ているのかは不明です。
また、悪魔は人間の顔を見分けるのが苦手とされています。
マキマがデンジの顔をしっかり認識できている可能性は低く、適当なことを言っている可能性が高いです。
ビームの声優は花江夏樹

アニメチェンソーマンでビームの声優をしているのは、花江夏樹です。
中性的で高い声が特徴で、「鬼滅の刃」の竈門炭治郎や「機動戦士ガンダム水星の魔女」のエラン・ケレスなどを演じています。
サメの魔人を演じた経験からか、サメ映画の「MEG ザ・モンスターズ2」の予告映像でナレーションを担当しました。
【チェンソーマン】ビームの登場回
4巻34話:ゾンビと戦う公安の魔人として初登場!

ビームは、4巻34話でゾンビと戦う公安の魔人の1人として初登場しました。
この回は顔見世程度で、それほど出番はありませんでした。
「キャキャキャ 食い放題~」と言って、ゾンビの群れに襲いかかっていました。
愛嬌のある感じはありますが、ゾンビに襲いかかる様子は確かに狂暴な魔人に見えます。
5巻39話:パワーの代理でデンジのバディに

39話ではパワーが一時いなくなり、代理のバディとしてビームがデンジと組むことになります。
血を吸いすぎたパワーが傲慢な魔人にならないように、マキマがパワーの血抜きをすることに。
代わりのバディとして登場したビームは、デンジをチェンソー様と呼んで抱き着き、驚いたデンジに殴られていました。
しかし、殴られたことを気にせずに「チェンソー様最強!チェンソー様最高!」と叫んで、チェンソーマンが大好きな魔人だと読者に印象付けました。
6巻49話:レぜとの戦いでデンジを背中に乗せる

チェンソーマン6巻はレゼとの戦いが描かれ、ビームにとっても一番の見せ場になっています。
44話でレゼがデンジを殺そうとし、正体に気づいたビームが救出。
ビームは、ボロボロになりながらもデンジを連れて公安の施設に逃げ込みます。
49話ではビームがチェンソーマンを背中に乗せて、レゼ・台風の悪魔と戦う展開に。
6巻49話・50話はビームにとって一番の見せ場と言える回になっています。
8巻65話:地獄で闇の悪魔に襲われて死亡

65話でビームは、闇の悪魔に攻撃されて死亡します。
レぜとの戦いでチェンソーマンの存在が有名となり、デンジの心臓は世界中から狙われることに。
しかし、サンタクロースが契約した地獄の悪魔の力で、デンジたちは地獄に送られてしまいます。
地獄にいる闇の悪魔の力で公安のメンバーは壊滅状態になり、ビームも両腕を切断されてしまいました
ビームはデンジを復活させるために、自分の血を飲ませてからスターターを引っ張ります。
デンジを復活させることに成功しますが、ビームは闇の悪魔にバラバラにされて死亡しました。
10巻83話:死亡後にチェンソーマンの眷属として登場

死亡したビームですが、83話でチェンソーマンの眷属として登場します。
83話では、マキマがチェンソーマンの眷属を紹介。
特異4課の悪魔や魔人はチェンソーマンの眷属であり、ビームも眷属の1人でした。
ビームは胴体が繋がっていましたが、首が取れた状態であり、マキマの能力で操られていた可能性が高いです。
セラフィム・ドミニオンという新キャラも、チェンソーマンの眷属として登場していました。
【チェンソーマン】ビームの能力
壁の中などどんな場所でも泳げる

ビームは、地面や壁の中など、どんな場所でも泳ぐ能力を持っています。
固体の中を水中のように移動することができ、深く潜ることも可能です。
デンジとバディを組んでいた時は、地面に潜りながら周囲に姿を見せずに行動していました。
短い時間ならサメの悪魔に変身可能

ビームは短時間なら、悪魔の姿に変身可能です。
魔人は悪魔が人間の死体を乗っ取った存在ですが、ビームは一時的に悪魔の姿に戻れるようです。
作中では、目が6つあるサメの姿に変身したり、頭部だけ巨大なサメの姿に変身していました。
サメの悪魔の姿は不明ですが、目が6つあるサメがサメの悪魔の本来の姿と思われます。
【チェンソーマン】ビームの名セリフ・名言
「どうか蘇って…俺たちの願いを」

闇の悪魔に襲われたビームの最後のセリフです。
自分が助かることを考えずにデンジを蘇生させており、ビームの忠誠心を感じさせる感動のセリフになっています。
また、ビームには真のチェンソーマンを復活させて叶えたい願いがあるようでもあり、今後の伏線になりそうです。
「チギャウ…チギャウ…」

初めてビームが、デンジの言葉を否定したセリフです。
ビームはチェンソーを使って移動する方法を教えますが、デンジはビームを馬代わりにすると勘違い。
思わずビームも「チギャウ…」と否定していました。
ビームの目にかすかに涙が浮かんでいるのが哀愁を誘います。
しかし、デンジが「正解だよな」というといつものように、「正解!正解!正解!」と同意していました。
「チェンソー様!言う事!絶対!チェンソー様!最強!最高!」

初対面のデンジに殴られた後に、ビームの言ったセリフです。
チェンソーマンのことが大好きで、絶対にチェンソーマンを肯定するビームを象徴するセリフでしょう。
【チェンソーマン】ビームに関する伏線・過去・謎を考察
名前の由来は智天使ケルビム

ビームの名前の由来は、智天使のケルビムの可能性が高いです。
ケルビムの本来の発音はケルービームに近いため、ビームという名前はここからきていると思われます。
マキマはビームのことをケルビムと呼んでおり、名前の由来なのは間違いないでしょう。
チェンソーマンの眷属は、全員天使の名前で呼ばれています。
キリスト教では神はケルビムの上に座すと言われており、ビームに跨ったチェンソーマンが神だとする考察もあります。
元ネタは「シャークネード」などのサメ映画?

ビームの元ネタは、シャークネードやジョーズなどのサメ映画と言われています。
ジョーズはサメ映画の定番で、サメになった時のビームの姿は泳ぐジョーズの姿を連想させます。
また、シャークネードは、台風の力で空を飛ぶサメの恐怖を描いた映画です。
チェンソーマン50話のタイトルは「シャークネード」で、サメの魔人と台風の悪魔が戦う話になっています。
なぜか過去の記憶があるのは忠誠心のせい?

ビームが、魔人になる前の過去の記憶があるのはチェンソーマンへの忠誠心のせいかもしれません。
チェンソーマンの眷属は、転生前にチェンソーマンと一緒に戦っていたと思われます。
ただ、他の眷属はチェンソーマンのことを忘れており、ビームだけがチェンソーマンのことを覚えているのです。
ビームはデンジが知らないチェンソーマンの移動方法を知っており、過去の記憶があると考えられます。
悪魔は転生すると前世の記憶を失うとされているので、覚えていないのが当然です。
忠誠心が強すぎるビームは、チェンソーマンのことを忘れられなかったのかもしれません。
ビームは願いを叶えるためにマキマと協力していた?

ビームは、自分の願いを叶えるためにマキマと協力していた可能性があります。
マキは真のチェンソーマンを復活させて、自分の理想の世界を作ろうとしていました。
ビームも真のチェンソーマンを復活させて叶えたい願いがあるなら、チェンソーマンを復活させたい点でマキマと利害が一致していたことになります。
最終的な願いは違うと思われますが、真のチェンソーマンを復活させるためにビームとマキマは手を組んでいた可能性があります。
ビームはボムの情報を知っていた理由をアキに聞かれた時、「話したら殺される…マキマ様と約束…」と言っていました。
ビームとマキマが何かの約束をしていたのは間違いなく、それはビーム自身の願いを叶えることに必要なことだったのかもしれません。
願いが不明なので復活の可能性が高い

死亡したビームですが、第2部以降で復活の可能性は高いでしょう。
ビームがチェンソーマンに託した願いは、第2部になっても何なのか不明です。
チェンソーマンの眷属は大天使に該当する存在が登場しておらず、最後の眷属が登場した時にビームの願いが明らかになると思われます。
悪魔は転生するので、眷属全員に再登場の可能性があります。
眷属の願いが判明した時に、ビームたち眷属全員が揃う展開になるのかもしれません。
ただ、転生したサメの悪魔に、ビームとしての記憶はないかもしれません。
【チェンソーマン】ビームについてまとめ
チェンソーマンに登場するビームについて解説しました。
はしゃぐ姿がかわいいとも言われたビームですが、闇の悪魔との戦いで死亡しました。
ただ、チェンソーマンや眷属に関する謎はほとんど判明しておらず、眷属のパワーは再登場する可能性が濃厚です。
チェンソーマンの謎が明らかになる過程で、ビーム再登場する可能性が高いでしょう。
ビームの再登場を楽しみに待ちましょう。