【チェンソーマン】レゼとは何者?正体や目的、能力から最期までネタバレ解説!
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

チェンソーマンに登場するレゼは、主人公のデンジが雨の日に出会った少女です。
夜の学校で過ごすなどしてデンジと親しくなりますが、レゼには悲しい正体が隠されていました。

レゼの正体や目的、能力などについてネタバレ解説します。

【チェンソーマン】レゼとは何者なのか?

プロフィール

カフェで働くレゼ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

プロフィール
名前レゼ
年齢不明
身長不明
出身ソビエト連邦
種族武器人間
声優上田麗奈

 

レゼは、二道というカフェでアルバイトをしている少女です。
明るい性格に見えますが、壮絶な過去があり、デンジの心臓を狙う武器人間でした。

首にチョークを付けており、チョークに円形のピンが付いているように見えます。
実際はピンが首から生えており、ピンを引き抜くと武器人間に変身します。

デンジの心臓が目的のソ連の工作員

逃げようとするレゼ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

レゼはモルモットと呼ばれるソ連の工作員の1人で、デンジの心臓を手に入れるのが目的でした。
モルモットは、軍の秘密の部屋で国のために活動する戦士として育てられた子供です。

モルモットは人体実験をされていたらしいので、レゼも人体実験で爆弾の悪魔の武器人間にされたと思われます。

モルモットを育てる部屋の存在は、子供を叱るためのおとぎ話として一般にも伝わっていました。
ジャーナリストが秘密の部屋の存在を明らかにし、モルモットにされた子供の写真は公表されています。

公表されたモルモットの写真には、レゼの姿も写っていたようです。


かわいい人気キャラだが本当の性格は不明

カフェの店長とレゼの会話
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

レゼは人懐っこく、笑顔が多いかわいいキャラクターです。
人気投票でも第1回で4位、第2回で5位に入るくらい人気があります。

ただし、デンジに見せた表情や笑顔は全て演技だったと言っており、本当の性格はわかりません
工作員であることを考えると、常日頃から自分を可愛らしく見せる演技に慣れているともいえるでしょう。

しかし、全て演技だったとは思えない言動や行動も多いです。
レゼも無自覚のうちに本心を語っていた部分は、少なくないのかもしれません。

【チェンソーマン】レゼの能力・強さ

生身でもかなりの強さ

殺し屋を仕留めるレゼ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

レゼは生身の状態でもかなり強さです。
夜の学校で殺し屋に襲われた際はおびえた演技をしながら、攻撃をかわして絞め殺しています

殺し屋を倒した際の動きやロシアの工作員であることから、レゼはコマンドサンボの使い手の可能性が高いです。

マキマに襲撃された際も、数メートルの距離を一瞬で詰めて背後まで移動していました。

武器人間の中でも上位に入る可能性が高い

爆破能力を使うレゼ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

レゼは、武器人間の中でも上位に入る強さと思われます。
レゼは、本格的に戦闘が始まった45話以降でデビルハンターたちを圧倒していました。

レゼは、魔人化しても強すぎると言われた暴力の魔人の本気の蹴りを片手で防いでいます。
まともにやったら勝ち目がないと悟った暴力の魔人が、戦略的撤退を選ぶほど強いです。

デンジも、「レゼはわけわかんねぇくらい強い}と言っています。
レゼが登場した時点で強さが描写された敵キャラの中では、最強だった可能性が高いです。


爆発攻撃が得意でミサイルも使用

腕をミサイルにするレゼ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

レゼは爆弾の悪魔の武器人間だけあって、爆発による攻撃を得意としています。
指を弾いて爆発を起こす攻撃や体の一部を爆弾に変える攻撃を使用

自分の頭をちぎり、爆弾にするというグロテスクな攻撃も使っています。
自分の腕をミサイルにして、打ち出す攻撃も行っていました。

爆風を利用して、移動するなどの爆発を応用した戦法も得意です。
ただし、水の中では爆発を起こせないのが弱点でした。

首のピンを引き抜くと生き返る

ピンを引き抜くレゼ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

レゼは爆弾の悪魔の武器人間のため、首のピンを引き抜くと爆弾の悪魔の姿になって復活します。
腕が千切れた状態からでも再生可能で、人間が致命傷になる怪我でもピンを抜けば完全に回復可能。

武器人間は十分な血があれば何度でも復活可能ですが、血の量が少ないと完全には回復しません。
血の量が足りず、復活できない場合でも行動不能になるだけで完全に死ぬことはないです。

レゼ以外の武器人間も、悪魔になるトリガーを引けば復活します。
死んでから転生する悪魔と違い、武器人間は死なないため、悪魔以上の不死性を持つ存在です。

ただ、作中の言動を考えると武器人間は死なないのではなく、死んでもトリガーを引くと生き返るのかもしれません。

【チェンソーマン】レゼの登場回:出会いから敵対まで

5巻40話:雨の日にデンジと出会う

デンジに花をもらったレゼ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

チェーンソーマン40話で、デンジとレゼは雨の日に電話ボックスの中で出会いました。
デンジが雨宿りのために電話ボックスに入ると、少し遅れてレゼも電話ボックスに入ってきます。

レゼは突然泣き出し、デンジの顔が飼っていた犬に似ていると言い出します。
デンジが口の中から花を取り出して渡すと、泣いていたレゼも笑顔になりました。

レゼはお礼がしたいと言って、バイト先のカフェにデンジを招待
すぐにカフェに向かったデンジに、レゼはコーヒーを奢ります。

デンジは、レゼの態度から自分のことを好きなのではないかと考えるように。
レゼに「デンジ君みたいな面白い人はじめて」と言われたことで、デンジは自分のことが好きなのだと確信します。

5巻42話:夜のプールでデンジに泳ぎを教える

デンジをプールに誘うレゼ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

41話でデンジが学校に通ったことがないと聞いたレゼは、夜の学校を探検しようと提案。
42話でデンジとレゼは夜の学校に忍び込み、授業の真似事をします。

プールを見て「あんま泳げない」というデンジに、レゼは「教えてあげる」発言。
さらにどうせ見えないと言って、レゼは裸でプールに飛び込んでしまいます。

マキマを裏切れないと抵抗するデンジですが、結局プールに入ってレゼに泳ぎ方を教わることに
雨が降って来たことで、2人は校内に避難します。

しかし、雨が降って来たのは、デンジを狙う殺し屋と契約した台風の悪魔のせいでした。
レゼが1人になったタイミングで、殺し屋が彼女を人質に取ろうとします

5巻43話:殺し屋を返り討ちにしてロシア語の歌を歌う

出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

43話でレゼは殺し屋に襲われますが、あっさり攻撃をかわして締め技に持ち込みます。
殺し屋が苦しむ間、ロシア語の歌を歌っていました。

レゼの歌の意味は漫画の中で説明されませんが、歌詞がレゼの複雑な心境を表していそうです。
殺し屋を絞め殺したレゼは、知り合いだった台風の悪魔に話しかけます。

「今回の事を見逃すからしばらく私に服従ね」と言われた台風の悪魔は、レゼの言いなりに
43話のラストではデンジとレゼが縁日でデートし、最後にレゼは一緒に逃げようと発言します。

レゼは「16歳のなのに学校にも行かせず、悪魔と戦わせる国はおかしい」と言い、デンジを説得します。

6巻44話:デンジに逃避行を断られて武器人間に変身

爆弾の悪魔の武器人間になったレゼ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

一緒に逃げようと言われたデンジですが、44話で「仕事が楽しくなってきた」と言ってリゼの提案を拒否
「仕事を続けながら、リゼと会うのじゃダメなの?」と提案します。

レゼは「デンジ君 私の他に好きな人いるでしょ?」と言うと、いきなりキスをするとデンジの舌を噛み切ります。

リゼはデンジを殺して心臓を奪おうとしますが、間一髪でビームに救助されます。
ビームは、リゼのことをボムだと発言。

リゼはピンを抜いて爆弾の悪魔の武器人間に変身、デンジたちに襲い掛かります

【チェンソーマン】レゼの登場回:対決から死亡後まで

6巻45話~50話:デビルハンターとの戦いで圧倒的な強さを見せる

生首を持ったレゼ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

45話からレゼは、デビルハンターたちと激しい戦いを繰り広げる展開になります。
負傷したデンジたちは公安の施設に逃げ込みますが、追いかけてきたレゼのせいで施設は壊滅状態に。

デンジを連れて逃げるアキたちの前に、特異2課の野茂と副隊長の首を持ったレゼが現れるシーンはかなり絶望感がありました。

血を飲んで復活したデンジがチェンソーマンになって戦いますが、一度は完敗するほどの強さを見せます。

台風の悪魔までレゼに加勢しますが、再度復活したデンジはどうにか台風の悪魔を撃退します。

6巻51話:デンジから2人で逃げようと告げられる

レゼにカフェで待つと伝えるデンジ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

水中では爆発を起こせないと考えたデンジは、チェーンでレゼの動きを封じて海に飛び込む作戦に。
2人は身動きが取れないまま、海中に沈んでいきいます。

レゼが海岸で意識を取り戻した時、隣にはデンジが座っていました。
レゼは今までのことは全部演技だと言い、時間がかかりすぎたから逃げる発言。

デンジは、レゼに一種に逃げようと言い出します
レゼはキスするような動きで、デンジの首の骨を外してしまいます。

「賢くなった方が良い」と言って立ち去るレゼに、デンジは「昼にカフェで待ってる」叫びます

6巻52話:最期はマキマと天使の悪魔の攻撃で死亡?

デンジのことを思い出しながら死亡するレゼ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

新幹線に乗ろうとするレゼですが、思い直してデンジの待つカフェに向かいます。
しかし、カフェに向かう途中で、大量のネズミと共にマキマが登場

レゼは武器人間になろうとしますが、上空からの攻撃で腕を切り落とされてしまいます。
レゼはナイフを抜いてマキマの背後に回りますが、天使の悪魔の攻撃で串刺しに。

それでもレゼは首のピンを抜こうとしますが、マキマに止められてしまいます。
レゼはデンジのことを思い出し、「私も学校に行ったことなかったの」と考えながら死亡

この時点では不明確でしたが、レゼは武器人間なのでピンを外せば生き返る状態でマキマに捕えられたと言えるでしょう。

10巻86話:ネタバレ!その後はマキマの配下としてまさかの復活

特異5課のレゼ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

死亡したと思われたレゼですが、86話でマキマの公安対魔特異5課のメンバーとして登場
レゼは公安のスーツを着ていたため、以前とはかなり雰囲気が変わっています。

特異5課の人間は記憶を操作されていたようで、レゼもマキマを慕っていました。
チェンソーマンを見ても、何の反応もしないレゼの姿にショックを受けた読者も少なくなかったようです。

特異5課は真チェンソーマンと戦いましたが、簡単に敗北してしまいました。
94話でも真チェンソーマンと戦い敗北しています。

真チェーンソーマンにはデンジとしての意識がなかったため、公安のレゼと戦ったことを覚えていない可能性が高いです。

【チェンソーマン】レゼについての考察

実際の年齢は見た目よりも年上?

夜の学校を歩くレゼとデンジ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

レゼはデンジと同年代に見えますが、実際の年齢は見た目よりも上の可能性があります。
武器人間は、老化しない可能性が高いです。

作中では複数の武器人間が年齢とは不自然なほど若く、数十年前から外見が変化していません。
レゼも、モルモットの写真が公表された時から外見が全く変わっていないのではないでしょうか。

レゼを見た野茂が、まさかなと言ったのも以前見た写真から全く成長していないから、本人だと気づかなかった可能性があります。

ただ、銃の悪魔が大きな被害を出したのと、ソ連が悪魔の軍事利用を始めたのは長くても10年前後でしょう。

レゼは武器人間になってから数年以内と思われ、見た目と実年年齢はそれほど変わらない可能性が高いです。
描写的にもレゼの精神年齢は、デンジと大きく変わらないように見えます。

レゼは悪魔と特別な関係?

レゼと台風の悪魔の会話
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

レゼは一応人間ですが悪魔に敬意を払われている可能性があり、悪魔と特別な関係かもしれません。
武器人間は悪魔の姿に変身しますが、心はあくまで人間のままです。

悪魔は人間を本能的に嫌うとされており、契約悪魔も契約した人間を下に見ている節があります。
ビームはチェンソーマンを尊敬してますが、尊敬されているのはデンジではなくチェンソーの悪魔でしょう。

しかし、台風の悪魔はレゼのことを様付けで呼んでおり、レゼ本人に敬意を払っているようです
悪魔から、様付けで呼ばれる人間は明らかに不自然な存在と言えるでしょう。

ビームはレゼが銃の悪魔の仲間と言っており、そのことと関係があるかもしれません。
最もビームはレゼをボムと呼んでいたので、レゼではなく爆弾の悪魔と銃の悪魔が仲間という意味かもしれませんが。

レゼはロシア語の歌の歌詞に憧れていた?

ロシア語の歌を歌うレゼ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

レゼが42話で歌ったロシア語の歌は、恋人が1日デートを楽しむ内容になっています。
歌詞の内容はチェンソーマンのオリジナルですが、内容はかなり意味深です。

歌詞に登場する恋人の名前はジェーンで、42話のタイトル「ジェーンは教会で眠る」と関連を感じさせます。

恋人たちは1日デートを楽しんだ後に教会で眠ろうと言っており、死を連想させます。
単純に恋人がデートする歌ではなく、2人が死ぬまで幸せに過ごしたいという願望の歌とも解釈できます。

工作員としての人生を送るレゼは、平凡ながら幸せな人生を送ることは不可能です。
レゼは、恋人たちが死ぬまで添い遂げたいという歌の内容に憧れていたのかもしれません。

デンジを殺さなかった理由!逃げようと言ったのは本心だった?

デンジに2人で逃げようというレゼ
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

レゼがデンジに2人で逃げようと言ったのは、本心だった可能性が高いです。
レゼは、デンジと親しくなった後に2人で逃げようと言いました

デンジの心臓を奪いたいだけなら殺して心臓を奪う方が簡単で、逃げる必要はありません。
後にレゼも、どうして殺さたなかったのかと考えていました。

デンジがマキマと知り合いだとわかった時は、「逃げても無駄だったか」と独り言を言っています。
デンジが逃げることに同意したら、レゼも一緒に逃げるつもりだったのかもしれません。

第2部での再登場はほぼ確実

チェンソーマンと戦う武器人間
出典:『チェンソーマン』(C)藤本タツキ/ 集英社

 

レゼは、チェンソーマン第2部で再登場する可能性が非常に高いです。。
武器人間には悪魔以上の不死性があり、チェンソーマンにやられた後も生きていると考えられます。

実際、特異5課に所属していた武器人間が、第2部では次々と再登場する展開になっています。
レゼも近いうちに登場しそうです。

ただ、特異5課では仲間だった武器人間が、チェンソーマン教会と公安という別勢力に分かれて登場しています。

レゼは公安所属なのか、チェンソーマン教会側なのか、それとも第3勢力として登場するのかにも注目です。

【チェンソーマン】レゼについてまとめ

チェンソーマンに登場するレゼについて解説しました。
レゼ編はチェンソーマンの中でも特に人気のエピソードで、レゼ本人も人気の高いキャラクターです。

悲劇的な最期を遂げたと思われたレゼですが、再登場が確実視されています。
レゼの再登場に期待しましょう。

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