【ワンピース】神の騎士団とは?正体や目的を徹底考察!
出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

最終章でその存在が明らかになった神の騎士団。
天竜人を裁く権利を持つ組織であり、1096話の回想では過去の神の騎士団も描かれました。

シャンクスと神の騎士団の関係も気になるところでしょう。
当記事では、神の騎士団について徹底考察します。

神の騎士団とは

神の騎士団は1054話と1083話にて名前のみ登場

神の騎士団
出典:「ONE PIECE」(C)尾田栄一郎/集英社

 

神の騎士団の存在について明らかになったのは、本編1054話にて登場しました。

場面は海軍本部。「チャルロス聖殺人未遂」についての話題が出た際に、海軍元帥「赤犬」が「ミョスガルド聖が犯人を逃したことに関しては、神の騎士団が介入してきて話がややこしくなってる」と発言したことにより存在が明らかになりました。

当初はこの一部分のみの登場だったので、「神の騎士団」とは一体何なのか?と読者の間で考察が広がりました。

そして1083話にて、神の騎士団の名前が再登場しました。

革命軍本部にて、任務を終えたサボとドラゴンが革命軍の作戦について話している場面でのこと、ドラゴンが「神の騎士団が動き出したら、戦いはそこからだ」と発言し、存在が再び明らかになりました。

神の騎士団と天竜人はどのような関係があるのか

天竜人
出典:「ONE PIECE」(C)尾田栄一郎/集英社

 

神の騎士団はチャルロス聖殺人未遂事件で犯人を逃がしたミョスガルド聖の取り調べに介入し、1086話でミョスガルド聖を処刑しました。

神の騎士団は天竜人を裁く権利を持つ組織であり、マリージョアの治安を守っていると考えらえます。
天竜人でない人間が、天竜人を裁く立場になれるとは考えづらいです。

最高司令官のガーリング聖は天竜人であり、他の神の騎士団のメンバーも天竜人の可能性が高いでしょう。

1096話でガーリング聖は38年前にゴッドバレーを訪れており、神の騎士団のメンバーの何人かはゴッドバレーにいたことが判明しています。

ゴッドバレー事件では海兵を下げて海賊と戦おうとしており、守ることよりも戦うことを優先する組織のようです。


神の騎士団のモデル

神の騎士団は、中世ヨーロッパで活躍した騎士修道会「テンプル騎士団」がモデルになっていると考えられています

ワンピースの物語は、しばしば中世ヨーロッパでのフランス革命がモデルになっているのではないかと考えられており、中世ヨーロッパで海賊と関連の深い騎士団ということでテンプル騎士団がモデルになっているのではないかと考察できます。

また、テンプル騎士団の歴代船長には「D」の名前がついていることから、「Dの意思」とも何らかの関連があるのではないかと考察されており、ワンピースとテンプル騎士団の間には間違いなく関係があると考えられるでしょう。

神の騎士団の正体を考察

神の騎士団は天竜人を裁く組織

第1086話にて、神の騎士団は天竜人を裁く組織であることが明らかになりました。

ワンピースの世界において、天竜人は絶対的な権力を有しており、海軍の様な民間組織に介入することは不可能です。

しかし、天竜人の間にももちろん友好関係や社会などは存在すると考えられるので、トラブルが起きた場合は血が流れる様な争いに発展することも考えられます。

そこで、神の騎士団は天竜人の治安維持のために存在する組織として活躍していると考えられます。

神の騎士団の役割とは?

CP-0
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

神の騎士団は天竜人を裁く立場にあると考えられますが、天竜人を裁くことはそう多くないでしょう。

ここから、神の騎士団には他の役割もあると考えられます。

では、神の騎士団の役割とは一体何でしょうか。

天竜人を守るための組織として「CP-0」が存在するため、目的は天竜人を守る以外にあると考えられるでしょう。

先程も記載した通り、神の騎士団は天竜人同士の治安維持のために存在していると考えられますが、1083話にて革命軍が「8カ国革命」で、天竜人へ兵糧攻めをしていると話している場面にて、ドラゴンが「当然それに黙って耐えるような相手じゃない。神の騎士団が動き出したら、戦いはそこからだ」と発言しています。

つまり、神の騎士団は、天竜人の中での武装組織。攻撃するための軍のような役割を持っているのではないかと考えられるでしょう。

1096話で天竜人を守ることよりも海賊と戦うことを優先しており、攻撃するための組織の可能性が高くなりました。


ドフラミンゴと神の騎士団は関係がある?

マリージョアの国宝
出典:『ONE PIECE』 (C)尾田栄一郎 / 集英社

 

ドンキホーテ・ドフラミンゴは元王下七武海の一人で、ドレスローザの国王およびドンキホーテ海賊団の船長だった人物です。

このドフラミンゴと神の騎士団の間には、何かしらの関係があるのではないかと考察されています。

ドフラミンゴは元々天竜人だった人物です。そして聖地マリージョアにある国宝について、何か秘密を知っている人物でもあります。

最初こそ天竜人から命を狙われていたものの、今は非常に協力的になったと発言していることから、天竜人と何かしらのコネクションを持っていると考えられます。

マリージョアの国宝は存在自体が世界を揺るがすとされているため、天竜人の中でもさらに上の存在、すなわち神の騎士団とも何かしらの関係があると考察することができるでしょう。

マリージョアについてはこちらの記事でも紹介しています。ぜひ読んでみてください。

神の騎士団のメンバーを考察

神の騎士団は9名で構成されている?

出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

1083話にて神の騎士団の話題が出た際に、9人のシルエットが公開されたことから、神の騎士団は9名で構成されていると考察することができます。

9人というと、先程、神の騎士団のモデルとして考えられていると紹介した「テンプル騎士団」も9名で構成されています。

このことからも、神の騎士団はこのシルエットの9名で構成されていると考えて間違い無いでしょう。

神の騎士団は能力者の集団なのか?

悪魔の実 カク
出典:「ONE PIECE」(C)尾田栄一郎/集英社

 

神の騎士団の話題が出たときのシルエットには、9名の人物が禍々しい模様のオーラで包まれている様に描写されています。

この禍々しい模様は、単に神の騎士団が発するオーラとも捉えられますが、作中のキャラが悪魔の実を持ったときの背景に酷似しているのです。

このことから、神の騎士団は悪魔の実の能力を持っているメンバーで構成されているのでは無いかと考察することができます。

天竜人の問題に介入することができるほどの権力に加え、悪魔の実の能力まで持っていると考えると、相当厄介な相手と考えられますね。

神の騎士団のシルエットから正体を考察

神の騎士団のシルエットは、前方右側と左側の端に小柄な人物が三人、真ん中に中背程度の人物が3人、後方に大柄な人物が3人いる様に描かれています。

シルエットからは、ブルックやフランキーの様な、特徴的な見た目をしている人物がいないため、シルエットの姿だけだと、どのような人物がいるかはわからない様になっています。

ただ真ん中にいる大きなマントを羽織り腰に剣を提げている人物が、ワンピースのとあるキャラに似ていると考えられます。

そのキャラクターこそ、四皇「赤髪のシャンクス」です。

神の騎士団の最高司令官はフィガーランド・ガーリング聖

神の騎士団の最高司令官はフィガーランド・ガーリング聖であることが明らかになりました。

ガーリング聖は髪の毛とひげを合わせて三日月のようなシルエットになります。

このシルエットが第1083話で描かれたシルエットにはありません。

とはいえ、ガーリング聖はフィガーランド家であり、シャンクスとの関連も考えられるでしょう。

シャンクスと神の騎士団には何らかの関係がある?

神の騎士団のシルエットから、何かしらの関係があると考えられる「赤髪のシャンクス」

一体どのような関係があると考えられるでしょうか。

シャンクスは天竜人と唯一コンタクトが取れる海賊

シャンクス
出典:「ONE PIECE」(C)尾田栄一郎/集英社

 

赤髪のシャンクスは、海賊の中では異例として、唯一天竜人とコンタクトが取れる人物として描写されています。

物語907話、世界会議前のパンゲア城内「権力の間」にて、世界政府最高権力「五老星」の前に赤髪のシャンクスが姿を現しました。

世界政府の中でも最高権力を持っている「五老星」をして、シャンクスに「君だから時間をとった」と言わせており、このことからもシャンクスと天竜人の間には特別な関係があることが伺えます。

フィガーランド家とは一体何か?

ガーリング聖登場シーン
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

フィガーランド家とは、劇場版ワンピース「FILM RED」で明らかになった存在です。

映画のメインキャラである「ウタ」がシャンクスの娘であることが明かされた際、五老星の一人が「あの娘がフィガーランド家の血筋でもか?」という反応を示したことで、その存在が明かされました。

この発言は、シャンクスの娘であるウタがフィガーランド家の血筋ではないかと示唆した五老星の発言によるもので、ここから、シャンクスがフィガーランド家の人物であることがわかります。

そして、第1086話にて神の騎士団の最高司令官であるガーリング聖がフィガーランド家であることが明らかになりました。

シャンクスがフィガーランド家であるならば、天竜人の血筋を持っていることになります。

さらに、神の騎士団の最高司令官であることから、フィガーランド家は天竜人の中でも位の高い家系であると考えられます。

フィガーランド・ガーリング聖はシャンクスの父親?

若い頃のガーリング聖
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

フィガーランド・ガーリング聖は、シャンクスの父親かもしれません。
1083話で登場したガーリング聖は高齢に見え、シャンクスの父親くらいの世代でしょう。

1096話の回想で38年前のガーリング聖が登場し、時間が起きる直前のゴッドバレーにいたことが判明。
ガーリング聖の若い頃の顔は、シャンクスに似ていました。

人間狩りが始まる前に「見ていろ子供達」と言っており、ガーリング聖には子供がいたと思われます。
その直後にゴッドバレー事件が起きてシャンクスが拾われたと考えると、シャンクスがガーリング聖の子供である可能性が高いです。

神の騎士団はシャンクスのクローンで構成されている?

シャンクス
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ワンピースの世界では、しばしば「クローン」が登場しており、読者の間では、神の騎士団はシャンクスのクローンで構成されているのではないかと考察されています。

そう考えられるようになったのは、物語907話にてシャンクスが五老星の元を訪れたシーンでのことです。

五老星の前に座ったシャンクスが「ある海賊について話が」と話し始める時に、顔がアップになるのですが、シャンクスの左目にあるはずの傷が描かれていないのです。

また五老星も、シャンクスの名前を一言も出しておらず「君」と使っていることから、目の前の人物がシャンクスかどうかはわからないようになっています。

このことから、シャンクスにはクローンが存在し、そのクローンこそ「神の騎士団」のメンバーなのではないかと考えることができます。

シャンクスの兄弟がメンバーの可能性も

ガーリング聖には複数の子供がいる?
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

神の騎士団にいるのはシャンクスの兄弟の可能性もあります。
ワンピース1096話のセリフから、ガーリング聖の子供は複数人いると思われます。

双子がいる可能性もあるため、五老星と会っていたシャンクスそっくりの人物はクローンではなく双子の兄弟かもしれません。

双子がいないとしてもシャンクスの兄弟がいる可能性はかなり高く、神の騎士団のメンバーとして登場するのではないでしょうか?

天竜人には何人も妻がいるのが当たり前らしいため、シャンクスの兄弟の人数はかなり多いかもしれません。

神の騎士団はゴッドバレー事件にも関わっている

1096話のゴッドバレー事件回想で過去の神の騎士団が登場

ロジャー海賊団とガープも到着
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

くまの過去を描いた回想でゴッドバレー事件が描かれ、過去の神の騎士団も登場しています。
ゴッドバレーは世界政府非加盟国で、天竜人は人間狩りをするためにゴッドバレーに来ていました。

天竜人は海賊島の宝も奪っており、その宝を奪い返しにロックス海賊団を含む海賊がゴッドバレーに現れたのがゴッドバレー事件の真相のようです。
ガーリング聖は、人間狩りに参加するためにゴッドバレーを訪れています。

神の騎士団が何人ゴッドバレーに来ていたのか不明ですが、女性と山羊の頭蓋骨のようなものを被ったメンバーが登場しました。
人間狩りが行われる直前に登場した天竜人が、神の騎士団という考察もあります。

回想では明らかになっていない点も多く、今後詳しい事実が明かされる可能性が高いです。

ロックス海賊団と戦っていた可能性が高い

ロックス海賊団登場
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

神の騎士団は、ゴッドバレー事件でロックス海賊団と戦っていた可能性が高いです。
ロックス海賊団が襲撃してきた際に、ガーリング聖は海兵を天竜人の護衛の為に下げて戦うつもりでした。

回想で神の騎士団が戦う姿は描かれませんでしたが、ロックス海賊団と戦ったのは間違いないでしょう。
ガーリング聖が王者と呼ばれているのも、ロックス海賊団との戦いで活躍したからかもしれません。

1096話の回想では重要な点がかなり隠されているため、今後ロックス海賊団と神の騎士団の戦いが描かれる可能性もありそうです。

イム様と神の騎士団の関係性を考察

神の騎士団はイム様直属の部下なのか?

五老星とイム様
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

イム様とは世界政府最高位の五老星よりさらに上の位にいる人物として描かれており、「世界の頂点に立つ王様」のようなキャラです。

神の騎士団は、そんなイム様の直属の部下なのではないかと考察されています。

天竜人同士の問題に介入することができる権利がある時点で、並みの天竜人より高い地位にある組織であることは間違いありません。

イム様には戦闘を目的として直接動かせる存在がまだ明らかになっていないため、この神の騎士団こそイム様直属の部下なのではないかと考えることができます。

イム様直属の部下と「ドレミファソラシド」の関係性を考察

読者の間では、神の騎士団のメンバーは「ドレミファソラシド」の頭文字から撮られているのでは無いかと考えられています。

ファをフとアに分けるとすれば、ドレミフアソラシドと9文字に分けられ、メンバーの人数として考えられている9と合致します。

またドレミファソラシドの8つの白鍵と共に、5つの黒鍵があり、この黒鍵は、同じイム様直属の部下である「五老星」の数と合致しているため、この事からもイム様直属の部下はピアノの鍵盤に喩えることができると考えられるでしょう。

イム様の目的とは

イム様と麦わら帽子
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

イム様の目的とは恐らく、マリージョア に隠された国宝を守ることにあると考えられます。

マリージョアの国宝について何かを知っているドフラミンゴは、天竜人からその命を狙われ、死なないことが判明した途端に協力的になるといったように、この国宝には天竜人が隠したい秘密があると考えられます。

天竜人の頂点として描かれている存在がイム様であるため、イム様は何としてもこの国宝を守りたいと考えているでしょう。

そして、この国宝を守るために存在するのが「神の騎士団」ではないかと考えることができるでしょう。

神の騎士団は今後どのように物語に関わってくるのか

神の騎士団について考察しました。
現代の神の騎士団は謎に包まれていますが、回想では過去の神の騎士団が登場しました。

過去の神の騎士団がロックス海賊団と戦っていた可能性は高く、相当な強さだったのは間違いないでしょう。

ドラゴンが警戒することを考えても、現代の神の騎士団も強敵として登場する可能性が高そうです。
現代の神の騎士団が、本格的に登場するのを楽しみに待ちましょう。

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