【ワンピース】古代兵器ポセイドンの正体はしらほし姫?目的や強さ、ネタバレ考察!
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

ワンピースの世界に古くから存在する古代兵器。

そのうちの一つであるポセイドンは、数百年に一度生まれる「海王類と話せる人魚」であることが判明しています。

今回はそんなポセイドンについて、生まれた目的や強さを徹底的に解説・考察していきます!

ワンピースのポセイドンとは

まずは、ポセイドンについて基本的な情報をみていきましょう。

ポセイドンとは古代兵器の一つ

しらほし姫
出典:pixiv@小さなシラ

 

ポセイドンとは、ワンピース世界に存在する神の名前が付けられた古代兵器の内の一つです。

作中で古代兵器の2つ目として登場し、その多くが謎に包まれている古代兵器の中で唯一正体が描かれています。

既に実物が戦艦であると明かされているプルトンとは違って、ポセイドンが生きた人魚姫であることが明かされたことで、古代兵器が3つ揃っていない時代も存在することが判明しました。

古代兵器とは

古代兵器
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

古代兵器はポセイドンを含めて3つ存在しており、それぞれの在り処はポーネグリフに刻まれています。

しかし、あまりにも強大すぎる力を持つためか世界政府は古代兵器の復活を危険視しており、研究の類などは全て禁止されています。

プルトン

作中で初めて登場した古代兵器です。

島一つを消し飛ばすほどの力を有していると言われ、かつてクロコダイルもプルトンを狙ってアラバスタを侵略し、ルフィたちとぶつかりました。

プルトンの正体は遠い昔にウォーターセブンで造られた世界最悪の戦艦だと判明していますが、実物は未だ描かれていません。

詳しくはこちらの記事で解説・考察しています。

ぜひチェックしてみてください!

ウラヌス

作中で未だ登場していないと思われる最後の古代兵器です。

一切の情報が明かされておらず、その正体には様々な考察が存在します。

詳しくはこちらの記事で解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

ポセイドン

本記事で紹介する古代兵器で、作中では2番目に登場しました。

その正体は「数百年に一度生まれる海王類と話せる人魚姫」で、現代のポセイドンは人魚姫のしらほしです。


ポセイドンの在り処とポーネグリフの場所

ポセイドンのポーネグリフ
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

それぞれの古代兵器には、その在り処を示すポーネグリフが存在します。

古代兵器ポーネグリフ在り処
プルトンアラバスタワノ国
ウラヌス不明不明
ポセイドン空島スカイピア魚人島

ポセイドンの在り処が示されたポーネグリフは、空島スカイピアにあります。

現在はアッパーヤードと呼ばれているジャヤ島にある、シャンドラの鐘の鐘楼の中に収められていたポーネグリフをロビンが解読し、在り処が判明しました。

ワンピースのポセイドンの正体と強さ

それでは次に、ポセイドンの正体と強さについてさらに詳しくみていきましょう。

ポセイドンとは「数百年に一度生まれる海王類と話せる人魚姫」のこと

ポセイドンの能力
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ポセイドンの正体は「数百年に一度生まれる海王類と話せる人魚姫」です。

魚人島の王族にポセイドンの力を受け継いだ人魚姫が誕生し、彼女らは海王類たちから王と呼ばれています。

海王類と魚人たちは同じ海に住む者同士ですが、通常会話することはできません。

ポセイドンである人魚姫たちは海王類と会話し行動を自在に操ることができるため、作中では「悪意を持てば「世界」を海に沈めてしまえる程のこの世で指折りの恐い力」と表現されています。

ただ、魚人島の王族には「ポセイドンである人魚姫の元にはいつかその力を正しく導く者が現れ、その時世界には大きな変化が訪れる」という言い伝えがあるようです。

現代のポセイドンは魚人島の人魚姫「しらほし姫」

現代のポセイドンは、リュウグウ王国国王であるネプチューンを父に持つしらほし姫です。

名前しらほし
種族人魚(ビッグキス)
誕生日4月4日
年齢16歳
身長1187cm
血液型X型
星座おひつじ座
出身地偉大なる航路 魚人島 リュウグウ王国
好物海葡萄のパスタ
役職リュウグウ王国 王女
通り名人魚姫
初登場62巻 612話 “助けたサメに連れられて”
家族父:ネプチューン
母:オトヒメ
兄:フカボシ、リュウボシ、マンボシ
ペット:メガロ(サメ)

しらほしは3人の兄を持つ末っ子で、ポセイドンの力は6歳の頃に発現しています。

しかし当時のしらほしはまだ幼く、ポセイドンの力も自覚していなかったようです。

そして、ポセイドンの力に目をつけていたバンダー・デッケン9世にしらほしがポセイドンの力を発現した場面を目撃されて以降、ストーカーと化したデッケンの魔の手から逃れるため、10年もの間城の硬殻塔に軟禁状態で生活していました。

そんな中でルフィと出会い、デッケンの能力によって向かってくる方舟ノアを止めるため再度ポセイドンの力を使ったことで、しらほしは自身の力について自覚したようです。

ポセイドンの強さ

古代兵器と呼ばれるだけあって、ポセイドンの力は強力です。

ポセイドンの能力は、「海王類と会話し行動を操る」というもので、この能力を知っていた母オトヒメは生前にしらほしの力についてこのように話しています。

「悪意を持てば「世界」を海に沈めてしまえる程のこの世で指折りの恐い力」

海王類とは、ワンピースの世界に存在する巨大な海洋生物のことで、海王類の巣であるカームベルトと呼ばれる海域は基本的にはどんなに実力を持った海賊であろうと避けて通るほど、強力な力を持った生物です。

そんな海王類からも「おれ達の力は君の力だ」と言われるしらほしのポセイドンの力は、それこそ世界を海に沈めるほどの力といえるでしょう。

ポセイドン判明までの経緯をネタバレ

ここではしらほしがポセイドンであることが判明するまでの流れを解説します。


シャーリーがポセイドン誕生を予言する

しらほしが生まれるよりももっと前、ネプチューンとオトヒメが結婚する前に、シャーリーが占いでポセイドンの誕生を予言していました。

このシーンが描かれたのはワノ国編で、おでんとロジャー海賊団についての回想シーンです。

魚人島にたどり着いたロジャーが、当時3歳のシャーリーに対して「おいシャーリー”人魚姫”はいつ生まれそうだ?」と聞き、それに対してシャーリーは「10コ(10年)」と答えました。

そしてその予言通り、ポセイドンの力を持った人魚姫が10年後に誕生します。

しらほし姫が幼い頃に無意識で能力を発動させる

しらほしが初めてポセイドンの力を発現させたのは10年前で、描かれたのは魚人島編の回想シーンです。

10年前魚人島に、ミョスガルド聖という天竜人が押しかけてきました。

理由は自分の奴隷だった魚人たちを取り戻すためだったのですが、魚人島までの航海中に船が難破。

ボロボロの状態で魚人島にたどり着いたミョスガルド聖は、今までの恨みをはらそうとした魚人たちから殺されそうになります。

そんなミョスガルド聖を、魚人たちから愛されていたしらほしの母オトヒメ王妃が体を張って守るのですが、天竜人としてしっかり外道に育てられていたミョスガルド聖がオトヒメに銃を突きつけてしまいました。

その光景を見ていたしらほしが、母の身に迫っている危険を察知してポセイドンの力で海王類たちを呼び寄せ、ミョスガルド聖が気絶し騒動が収まります。

このことによりポセイドンの力は家族と一部の人たちの知るところとなりましたが、この時のしらほしは自分の能力を自覚していませんでした。

ちなみに、天竜人についてはこちらの記事で解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

ロビンがスカイピアのポーネグリフで名前を発見する

麦わらの一味サイドでポセイドンの名前が登場したのは空島編です。

空島スカイピアのアッパーヤード(ジャヤ島)には、シャンドラの鐘という大きな鐘があります。

そして、その鐘楼の中に収められていたポーネグリフに、ポセイドンの名前とその在り処が刻まれていました。

ロビンはそれを解読しポセイドンが魚人島にあることを知るのですが、この時作中では詳しいことが明かされておらず、ポセイドンの正体と在り処は魚人島編で初めて明かされました。

魚人島編でしらほし姫が能力を発動させ発覚する

しらほし姫と海王類
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

本格的にポセイドンについて描かれたのは魚人島編です。

しらほしが幼い頃の騒動を目撃し、それ以降その力を目当てにしらほしに求婚を繰り返すストーカーだったバンダー・デッケン9世は、自身のマトマトの実の能力を使って常にしらほしの命を狙い続けていました。

そして新魚人海賊団が魚人島を襲撃中、デッケンは方舟ノアを自身の能力でしらほしに向かって投げつけます。

その場にいたルフィはしらほしを助けようとノアの破壊を試みますが、方舟ノアは止まりません。

そしてしらほしが再び無意識化でポセイドンの力を発現させて海王類たちを呼び寄せ、海王類たちの協力によって方舟ノアを止めることに成功しました。

ポセイドンが生まれた目的と方舟ノアの関係を考察

本記事の最後に、ポセイドンが生まれた目的と方舟ノアとの関係を考察していきます。

方舟ノアとは

方舟ノア
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

方舟ノアとは魚人島に古くから存在する超巨大な船のことで、“約束の舟”と呼ばれています。

サイズが魚人島の半分ほどというかなりの巨船であるにも関わらず動力は存在せず、ずっと魚人島の片隅にありました。

また、方舟ノアは魚人島民総出で造られたそうですが、造られたのがいつなのか明確には伝わっておらず、今となっては製造技術すら謎に包まれています。

魚人島リュウグウ王国の国王であるネプチューンによると「使命果たされぬ舟」らしく、魚人島を守るためやむなく半壊状態になった方舟ノアですが、本来は約束の日まで傷つけてはいけない大事なものだったようです。

約束がどんなものか明言されているわけではありませんが「果たされなかった約束」のための舟ということで、オトヒメ王妃の夢であった「魚人島を地上へ移す」「人間との共存」を、ジョイボーイに代わって約束を果たしに来る者と一緒に実現するために造られたとみて間違いないでしょう。

ジョイボーイについてはこちらの記事で詳しく解説・考察しています。ぜひチェックしてみてください!

また、ジョイボーイとの関連が示唆させれいるため、方舟ノアが造られたのは空白の100年の間ではないかと言われています。

空白の100年についてはこちらで解説・考察していますので、こちらも併せてチェックしてみてください!

魚人島が滅びるという予言

魚人等が滅ぼされるという予言
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

魚人島編では、魚人島を舞台にルフィたちとホーディ・ジョーンズ率いる新魚人海賊団が激突しました。

この事件をきっかけに魚人島民は人間との共存に向けて再出発することとなり、しらほしたちは世界会議への出席も果たします。

ただこの事件の前、シャーリーは「麦わら帽子を被った人間によって魚人島は滅ぼされる」という予言をしました。

前述のように新たな一歩を踏み出し、ある意味ではこれまでの魚人島が滅んだとも言えます。

しかし、この予言は実現する時期が定かではないため、これから予言が実現するのではないかと考察されることも多いのです。

そして、その魚人島が滅ぶ時こそ、ポセイドンと方舟ノアの出番ではないかと言われています。

ポセイドンの役割は方舟ノアで魚人島を移すこと?

方舟ノアは、海王類が引くために造られたということが作中で判明しています。

そして、「魚人島を地上へ移す」「人間との共存」の二つを叶えるために造られたのであれば、船の役目は「魚人島民を地上へ移す」と考えるのが自然でしょう。

しかし、地上に移住するためにわざわざ船で移動する必要があるのかという疑問が浮かび上がります。

人間であれば到達困難な魚人島も、魚人たちにとっては簡単に地上と行き来ができる場所です。

そのため方舟ノアは、主に人間が乗るためのものであり、魚人たちと人間の共通の危機から守るために造られたのではないでしょうか。

魚人たちと人間たちの共通の危機が何かを考えると、方舟ノアのモデルであろう「ノアの方舟」の神話から「大洪水」が連想されます。

地上には未だ魚人たちに対する差別と偏見があり、それが魚人たちと人間の共存の大きな壁になっています。

もしも種族を超えた共通の危機が訪れ、その際に魚人たちが用意した方舟ノアをポセイドンの力で操り多くの人間の命を救ったとすれば、それは共存につながる大きな一歩になるのではないでしょうか。

初代ポセイドンが一体どのような理由でこの世に生まれたのかは分かりませんが、少なくともポセイドンの力はこの先のワンピースの世界において重要な役割を持つことでしょう。

ワンピースのポセイドンについてのまとめ

今回はワンピースの古代兵器ポセイドンについてみてきましたが、いかがでしたか?

まだまだ謎の多い古代兵器ですが、ポセイドンがどのような役割を持っていて今後どのように活躍するのかは何となく想像がつきそうですね。

何よりも、現代のポセイドンであるしらほし姫が心優しいキャラクターなので、ポセイドンの力が間違った形で使われることはないでしょう。

これからポセイドンは世界にどんな影響をもたらすのか、そもそも生まれた理由はなんなのか。

今後の活躍にも期待していきましょう!

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