
闇の悪魔は、チェンソーマンの作中で初めて登場した根源的恐怖の名前を持つ悪魔です。
闇の悪魔はインパクトのある登場シーンと圧倒的な強さで、多くの読者に衝撃を与えました。
闇の悪魔の強さや能力、第二部での再登場の可能性について考察します。
闇の悪魔の正体とは
漫画で初めて登場した根源的恐怖の名前を持つ悪魔で超越者

闇の悪魔はチェンソーマンの作中で最初に登場した根源的恐怖の名前を持つ悪魔で、地獄で一度も死を経験していない超越者です。
悪魔は地獄で死亡すると現世に、現世で死亡すると地獄に転生して、輪廻転生を繰り返す存在です。
悪魔は地獄で生まれるため、現世に登場する悪魔は基本的に一度は死亡していることになります。
闇の悪魔は地獄で生まれてから一度も死亡していない超越者と呼ばれる存在で、根源的恐怖の名前を持つ悪魔として他の悪魔から恐れられる存在です。
ただし、現世と地獄を生きたまま行き来する方法があるため、例外的に現世に現れる超越者も存在します。
超越者に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
第一部最強クラスの強さを持つ悪魔

闇の悪魔は、第一部で登場した悪魔の中で最強クラスの存在です。
第一部ではわずかな時間に120万人の死者を出した銃の悪魔が登場しています。
しかし、根源的恐怖の名前を持つ悪魔は、「銃の悪魔よりずっとヤバイ」と恐れられる存在で闇の悪魔はその1人です。
第一部で登場した根源的恐怖の名前を持つ悪魔は闇の悪魔だけであり、肩書だけなら間違いなく最強と言えます。
実際にクァンシや公安のデビルハンターを寄せ付けない圧倒的な強さを見せていました。
第一部ラスボスの支配の悪魔は闇の悪魔と互角の攻防をしていますが、途中で逃亡しています。
描写的にも闇の悪魔が第一部で最強クラスの悪魔なのは間違いありません。
契約者は人形の悪魔(サンタクロース)

闇の悪魔の契約者は、ドイツのデビルハンター・サンタクロースです。
サンタクロースは闇の悪魔にチェンソーマンの心臓を渡すことを対価に、マキマを殺す力を手に入れようとしていました。
闇の悪魔の肉片を食べてパワーアップすることで、マキマを倒すつもりだったようです。
サンタクロースは闇の悪魔の肉片でかなりパワーアップしていましたが、マキマを倒す力を手に入れたのは不明です。
サンタクロースは人間のはずですが、闇の悪魔と会った際に自分のことを人形の悪魔と言っていました。
サンタクロースと人形の悪魔が、どんな関係だったのかは不明です。
ネタバレ!闇の悪魔の登場回を紹介!どうやって逃げたのかも解説
8巻64話:登場と同時に人間や魔人の手でメッセージを作る

闇の悪魔は、切断した人間と魔人の手でメッセージを作るという衝撃的な登場をしました。
最強クラスのデビルハンターのクァンシもいましたが、何もできずに腕を切断されています。
千切れた手から血が出ていないことが、かえって闇の悪魔の強さと不気味さを演出していました。
千切れた手がマキマとも読めることから、何らかのメッセージではないかと話題に。
手のメッセージは支配の悪魔・マキマに対する挑発などとも考察されていますが、真相は不明です。
8巻65話:闇の悪魔の攻撃で死んだ人数が8人に及ぶ事態に

闇の悪魔は65話でも圧倒的な強さで、公安のメンバーやクァンシ一行を壊滅状態に追い込みます。
特異4課所属のサメの魔人・ビームや暴力の魔人・ガルガリも、闇の悪魔の攻撃であっさり死亡。
闇の悪魔は65話だけで、合計8人を殺害しました。
パワーは闇の悪魔の攻撃を受けて倒れていますが、運が良かったのか生きていました。
8巻66話:助けに来たマキマの力で公安メンバーは脱出に成功

公安メンバーは全滅しそうになりますが、66話で現れたマキマの力で逃亡に成功します。
66話ではアキと天使の悪魔が倒れ、蜘蛛の悪魔も闇の悪魔の攻撃でバラバラに。
しかし、蜘蛛の悪魔の力でマキマが地獄に現れます。
マキマは闇の悪魔にダメージを与え、隙をついて地獄の悪魔と契約しているトーリカを支配。
闇の悪魔はマキマを鈴の剣で突き刺しますが、鈴を鳴らす前に全員が地獄から現世に帰還しました。
闇の悪魔の能力・強さを解説
指差しや睨むだけで不可視の攻撃が可能

闇の悪魔は、指差しや睨むだけで相手にダメージを与える攻撃が可能です。
初登場時は横を通り過ぎただけで、近くにいた人間と魔人の腕を切断。
ビームは指を差されただけでバラバラになり、天使の悪魔と早川アキも睨まれただけで出血していました。
暴力の魔人に対しては何か唱えただけで、体に風穴が空いています。
手で攻撃するシーンもありますが、闇の悪魔は不可視の攻撃が非常に多いのが特徴です。
鈴付きの剣を使う攻撃も

闇の悪魔は、日本刀に似た形の鈴付きの剣を使った攻撃も行っていました。
剣で突き刺した後に、鈴を鳴らすことで追加のダメージを与える攻撃のようです。
剣で貫かれた暴力の魔人は、鈴の音が鳴った後にバラバラになって死亡しました。
不可視の攻撃で死ななかった暴力の魔人に使用したため、より強力な攻撃の可能性があります。
マキマも鈴付きの剣で貫かれましたが、鈴が鳴る前に逃げています。
暗闇の中では攻撃が効かずに傷も回復する

闇の悪魔は闇の中では一切攻撃が通用せず、ダメージを受けても一瞬で回復するとマキマとサンタクロースが発言しています。
正確には闇の悪魔の肉片を取り込んだサンタクロースの能力に関しての発言ですが、闇の悪魔も同様の能力を発揮していました。
闇の悪魔は周囲を闇で包む能力を持っていると思われ、闇を何とかしないと倒すことは不可能に近いと言えます。
ただし、マキマはダメージを与えていたため、本当に一切攻撃が通用しないのかは怪しいです。
マキマの攻撃で体中から血を出していましたが、一瞬動きが止まっただけですぐに回復していました。
闇の悪魔登場時の謎について考察
11人の宇宙飛行士の死体は人類の敗北を意味している?

闇の悪魔が登場した際、闇の悪魔を崇めるように祈りを捧げる宇宙飛行士の死体が描かれています。
宇宙飛行士の死体は11人分あり、体は上下に分断されて並べられていました。
宇宙飛行士は宇宙という闇の世界を切り拓く存在であり、宇宙飛行士の死体を描くことで人類が闇に敗北したことの象徴にしたと考察できます。
チェンソーマン第一部は1997年ですが、現実の世界でも1997年にまでに11人の宇宙飛行士が事故死しています。
作中で描かれた死体と実際に亡くなった宇宙飛行士の人数が、同じなのは意図的でしょう。
蛙(カエル)の鳴き声は闇の象徴?

闇の悪魔が現れる直前に蛙が泣いているのは、蛙の鳴き声が暗闇で良く聞こえる音だからだと思われます。
作中では唐突に蛙が描かれ、その直後に闇の悪魔の姿がはっきりと描かれました。
夜行性の蛙は夜に鳴く生き物を代表する存在であり、闇の到来を告げているのかもしれません。
一方マキマが小動物を操るという設定から、マキマが蛙を使って闇の悪魔を監視していたという説もあります。
闇の悪魔の目的やその後について考察
チェンソーマン(ポチタ)の心臓を食べて最強になるのが目的?

闇の悪魔は、チェンソーマンの心臓を手に入れて最強になることだったのかもしれません。
闇の悪魔とサンタクロースの契約の対価は、チェンソーマンの心臓でした。
契約の対価は基本的に悪魔が決めており、闇の悪魔がチェンソーマンの心臓を要求した可能性が高いです。
悪魔は強い悪魔の肉片を食べることでより強くなり、食べた悪魔の能力が手に入る場合もあります。
チェンソーマンは悪魔に最も恐れられる悪魔と呼ばれており、本来の力は闇の悪魔より上かもしれません。
また、チェンソーマンには食べた悪魔を存在ごと消滅させる能力もあります。
闇の悪魔の目的はチェンソーマンの心臓を食べてより強くなること、あるいは悪魔を消滅させる能力を手に入れることだったのかもしれません。
チェンソーマン(ポチタ)関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
第二部で闇の悪魔編が描かれる可能性も

闇の悪魔は、第二部で再登場するかもしれません。
第二部は現世の物語で舞台が地獄に移る可能性は低いと思われます。
しかし、地獄と現世を行き来する方法があるため、一度も死を経験していない超越者でも地獄から現世に来ることは可能です。
すでに根源的恐怖の名を持つ落下の悪魔は、地獄から現世にやって来ています。
落下の悪魔は世界を最悪の恐怖に導く1人目の悪魔とされており、最悪の恐怖に導く悪魔は複数の可能性が高いです。
闇の悪魔が世界を最悪の恐怖に導く悪魔の1人として、第二部に登場するかもしれません。
闇の悪魔についてまとめ
闇の悪魔について考察しました、
闇の悪魔は、圧倒的な存在感と強さで人気の高いキャラクターです。
再登場を望む声も多いですが、第二部で闇の悪魔が現世に現れる展開は十分考えられます。
闇悪魔の再登場を楽しみに待ちましょう。