目次
「うしおととら」の主題歌
OP曲
歌手名:筋肉少女帯
曲名:週替わりの奇跡の神話
サブカル系の文化人である大槻ケンヂがボーカルを務めるバンドです。
力強く、スリリングな曲が印象的です。筋肉少女帯は第1期の主題歌も担当しています。
ED曲
歌手名:決戦前夜
曲名:LUNKHED(ランクヘッド)
愛媛県出身のメンバーで構成された、日本のロックバンドです。
タイトル通り、白面の者と最後の戦いに赴くうしおの、悲壮な覚悟を表現したような歌詞が印象的です。
アニメ「うしおととら」第2期の魅力
魅力①うしおととらを追い詰める、白面の者の絶望的な恐ろしさ
少年漫画の魅力を語る上で欠かせないのは、強大な力を持つ魅力的な敵の存在です。
うしおととらの最大の敵、白面の者は、強大な力を持つだけではなく、相手の「恐怖心」を食って、力に変えることができます。
つまり、相手が白面の者を恐れれば恐れるほど、白面の者はより強大になっていくのです。
そして、白面の者の恐ろしいところは単に強大な力を持つだけでなく、狡猾な策略にも長けているということです。
本編では、白面の者は、うしおととらに関りを持ったものから、2人の記憶を奪ったために、2人を周囲から孤立させてしまうのです。
そして、追い詰められたうしおの前に現れる白面の者の姿は、うしおはおろか、視聴者さえも恐怖心を抱かせるほどの迫力です。
魅力②最終局面で現れるとてつもない敵
白面の者の策略によって、うしおととらは周囲から孤立してしまいますが、2人をさらに追い詰めるかのように、さらなる恐ろしい敵が迫ってきます。
その内の一体が、とらと同じ字伏という妖怪である紅蓮です。その姿はとらを黒くしたような姿で、口には三本の霊剣が刺さっており、この霊剣を武器にすることができます。
もう一人が、法力僧の秋葉流です。優秀な法力僧で、うしおが兄のように慕っていた男ですが、白面の者に寝返ってしまったのです。
紅蓮は鏢と因縁があり、秋葉流は第1期でとらと戦ったことがあります。
鏢対紅蓮、とら対秋葉流による、少年漫画の王道「強敵同士の一対一の戦い」は必見です。
魅力③敗北してもくじけずに、最後まで戦おうとするうしおの勇姿
周囲から孤立し、そして慕っていた秋葉流さえも敵に回ってしまい、うしおは白面の者に対する憎しみは頂点となりました。
しかし、うしおの攻撃は白面の者には通じず、うしおは海へ投げ出されてしまいます。
少年漫画は、主人公が必ず勝ち続けるわけではありません。敵の強大な力により、敗北してしまうことがあります。
うしおもまた、白面の者の策略と強大な力によって打ちのめされ、負けてしまいます。しかし、彼は獣の槍の力で生き延びました。
そして、とらと共に再び白面の者との最後の戦いに臨みます。
何度倒されても、決してくじけずに戦ううしおの姿は、「今の時代」に生きる人たちにぜひ見てほしいと思います。
アニメ「うしおととら」第2期の感想(ネタバレ有)
うしおととら第2期は、悪役キャラが目立つエピソードが多かったです。
物語というのは魅力的な悪役キャラが必要です。映画「ダークナイト」ではジョーカー、「スターウォーズ」ではダースベイダーというように、名作には悪役の存在が欠かせません。
白面の者は少年漫画史に残る、魅力的な悪役キャラの一体と言っても過言はないでしょう。
演じている林原めぐみの演技力はもとより、白面の者の作画も怪獣映画のごとき迫力で描かれており、アニメスタッフの気概が伝わってきます。
紅蓮、秋葉流も、あの強烈な個性を持った白面の者の影に隠れることなく、キャラクターを際立たせていました。
特に秋葉流は、第1期で好人物として描かれていたので、原作を読まれていない方は敵に回ったとわかったとき、ショックを受けた人も多かったかもしれません。