
目次
ディーノは、転生したらスライムだった件に登場する魔王の1人です。
働かずに生きようとする怠惰な存在ですが、正体は始原の七天使で驚くような役割を持っています。
ディーノの強さ・究極能力・目的について解説しました。
【転スラ】ディーノとは?
眠る支配者や眠りの森の王と呼ばれる怠惰な魔王

名前 | ディーノ |
種族 | 熾天使→堕天族 |
EP | 446万(崩牙の220万を含む) |
称号 | 眠る支配者 |
ユニークスキル | 怠惰者 |
究極能力 | 至天之王・怠惰之王→堕天之王 |
声優 | 小林裕介 |
ディーノは八星魔王の1人で、眠る支配者の二つ名を持っています。
魔王の中では第二世代で、6番目に就任したようです。
見た目は高校生くらいですが、その正体から非常に長く生きていると考えられます。
魔王とは思えない気さくな性格で、コミュニケーション能力は高いです。
働かずに生きていこうとする怠け者で、テンペストで暮らすことになった際も働こうとしませんでした。
何かとサボったり、昼寝したりするため、周りからはよく呆れられています。
全くやる意欲が無いだけで、実際に働くとかなり仕事は早いです。
悪知恵もあり、スピンオフ漫画では楽をして荒稼ぎするエピソードも存在します。
覚醒魔王に進化している

ディーノは覚醒魔王に進化しており、真なる魔王と呼ばれる存在です。
転スラ世界の魔王は役職として魔王になった者、魔物としての状態が魔王になった者が存在します。
状態が魔王になった者が、魔王の素質を持った魔王種、魂を吸収して覚醒したのが真なる魔王あるいは覚醒魔王です。
ディーノは覚醒魔王に進化して八星魔王になっているので、正真正銘の魔王と言えるでしょう。
正体は始原の七天使の一柱で監視者

現在は魔王になってしまったディーノですが、本来は始原の七天使で地上を見張る任務を持った監視者でした。
始原の七天使は、創造神のヴェルダナーヴァが光の大精霊から誕生させた七柱の熾天使です。
ディーノは世界の安定のために地上を監視していましたが、何らかの理由で堕落して堕天族になってしまいました。
元々は勤勉だったらしいので、怠惰になったことと堕落したことは関係があるのかもしれません。
とはいえ、ディーノが魔王になったのは地上を監視するためなので、現在も監視者の仕事はしています。
怠惰なディーノですが、ヴェルダナーヴァに対する忠誠心は全く変わっていないようです。
【転スラ】ディーノの強さとユニークスキルを解説
剣士としての実力は世界最強で3本の神話級の剣を所持

ディーノは神話級の剣を持つ凄腕の剣士で、その腕は世界最強と呼ばれています。
ディーノはヴェルダナーヴァの腹心として、地上を平定する戦いで活躍し世界最強の剣士と呼ばれるようになりました。
ディーノはスキルで相手を惑わせて変幻自裁の攻撃を繰り出す、幻影流という流派の使い手です。
普段のディーノは崩牙と呼ばれる神話級の大剣で戦いますが、これは仮の姿。
本気になったディーノは背中から翼が現れ、神話級の双剣・黄金の剣と闇銀の剣の二刀流で戦います。
怠惰者(スロウス)はユニークスキルでは最強レベル

怠惰者はユニークスキルの中では最強レベルと言われる大罪系のスキルで、Web版では怠惰者という名前でした。
言葉巧みに相手を堕落させて、堕落した相手を自分の配下にして能力を奪い取ることができます。
ディーノが解除しない限り、目覚めない眠りに落とすことも可能です。
上手くいけば戦わずに勝てるため、怠惰なディーノにはピッタリの能力でしょう。
竜種並みの力を持つダグリュールも堕落しそうになっており、非常に強力な効果があります。
また怠惰でいることでエネルギーを貯めこんで、強くなることも可能です。
この権能のせいでディーノは怠けるほど強く、勤勉になるほど弱体化してしまいます。
【転スラ】ディーノの究極能力を解説
至天之王(アスタルテ)が奥の手

至天之王は元々はヴェルダナーヴァの所有していた究極能力で、ディーノは奥の手として隠していました。
創造進化という権能があり、自身のスキルを望み通りに進化させることが可能です。
書籍版では創造進化で、怠惰者を怠惰之王に強化しました。
また創造だけでなく、破壊の力もあるとされています。
怠惰之王(ベルフェゴール)は怠惰者が進化した究極能力

怠惰之王は怠惰者の能力をより強化した究極能力です。
怠惰者が相手を目覚めない眠りに落とすだけだったのに対して、怠惰之王は全ての活動を停止させて相手を塵にしていしまいます。
また配下にしたものを絶対的な支配下に置くことも可能です。
ディーノが怠けることで貯めこんだエネルギーを他者に与える事もでき、本来は仲間の支援で真価を発揮する能力とされています。
2つの究極能力を統合した堕天之王は非常に強力

書籍版の堕天之王は、創造進化の権能で至天之王と怠惰之王を統合して誕生した究極能力で、至天之王と怠惰之王の両方の権能を併せ持ちます。
統合したことで、天使長の支配に逆らえるようになりました。
堕天之王はWeb版で登場した究極能力で、傲慢之王と憤怒之王の2つ究極能力を組み合わせたような権能があります。
相手のスキルをコピーする能力と膨大なエネルギーを生み出す能力を併せ持つと考える非常に強力です。
ただし、それぞれの権能を併せ持つ代わりに、傲慢之王と憤怒之王に性能は劣るようです。
【転スラ】ディーノの過去
ヴェルダナーヴァとルシアを殺した国を滅ぼす

ディーノは、ヴェルダナーヴァとその妻のルシアが死ぬ原因になった国を滅ぼしています。
ディーノが地上に監視する任務に就いた直後に、テロに巻き込まれてヴェルダナーヴァとルシアが死亡します。
ヴェルダナーヴァは不滅の存在ですが、力を失い人間に地下状態になっていました。
怒り狂ったディーノの手で、テロを起こした国は滅亡します。
ヴェルダナーヴァに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
ヴェルダナーヴァの娘のミリムを密かに見守る

ディーノは、ヴェルダナーヴァの娘であるミリムを影から見守っています。
ヴェルダナーヴァを殺した国を滅ぼしても怒りの収まらないディーノですが、ミリムの存在を思い出して落ち着きを取り戻します。
ディーノはミリムに仕えるつもりはありませんでしたが、彼女を見守ることを自分の生きる意味だと考えるようになりました。
ディーノはミリムと関りを持とうとしませんが、彼女を大切に思う気持ちは本物です。
Web版ではミリムを殴ったクレイマンへの怒りで、怠惰者が怠惰之王に進化しています。
以下の記事ではミリムについて詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
【転スラ】ディーノの登場シーンと解説
ワルプルギスで初登場しその後はラミリスの助手に

ディーノは、魔王誕生編で開催された魔王達の宴で初登場します。
ワルプルギスではほとんど発言することはなく、寝てばかりいたのでリムルから呆れられていました。
勇者覚醒編でダグリュールの領地から追い出されたディーノは、ギィの仲介でテンペストに移住することに。
養ってもらう気満々でしたが、地下迷宮の研究施設でラミリスの助手として働くことになります。
上司のベスタを尊敬するようになったディーノは、熱心に研究の仕事をするようになりました。
ラミリスに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
テンペストを裏切りゼギオンの攻撃で死亡するが復活

本心からテンペストでの暮らしを楽しんでいたディーノですが、妖魔王フェルドウェイの命令でテンペストを裏切ることになります。
天使系の究極能力を持つディーノは天使長の支配の権能には逆らえず、テンペストと敵対するしかありませんでした。
ラミリスを始末しようとするディーノですが、気づかれてしまい戦闘に。
ベレッタとアピトを倒しますが、迷宮十傑最強のゼギオンが現れます。
ディーノはゼギオンの技で消滅しますが、復活の腕輪の力で再生しました。
ゼギオンに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
堕天之王の力でフェルドウェイの支配を逃れる

フェルドウェイの命令でテンペストを裏切ったディーノですが、堕天之王の力でフェルドウェイの支配を逃れることに成功しました。
命令に逆らえないディーノは、リムルに会って事情と戻りたいという本心を伝えます。
支配を解く方法はなかったため、ディーノはスパイとして天使軍の内部に残ることに。
その後は手を抜きながら、リムル陣営と戦っていました。
ディーノは書籍版の21巻で堕天之王を獲得し、フェルドウェイの支配を逃れることに成功。
リムル陣営として、天使軍と戦う姿が描かれました。
【転スラ】ディーノについてまとめ
転スラに登場するディーノについて解説しました。
怠けてばかりだったディーノですが、テンペストに来てからは真面目に働いています。
一度は裏切りましたが、本心からリムル達の仲間になっており、精神支配を打ち破ったことで完全に味方になりました。
書籍版ではこれから本気になったディーノの活躍が見られそうなので期待しましょう。