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自由とは世界の破滅を起こし得るもの?
ジョイボーイの掲げる「自由」とは、聞こえはいいものの決して手放しに賞賛されるべきものではありません。
なぜなら、「自由」になる奴隷達が、世界の人々の脅威にならないとは言い切れないからです。
例えば、作中でルフィは七武海に虐げられ、苦しんでいる国々を解放してきました。
そこだけ切り取れば、ルフィは英雄に見えます。
ですが、インペルダウンではルフィの行動によって、多数の民間人の脅威となる囚人に自由を与えることになりました。
ジョイボーイやルフィの掲げる自由は、見方によっては非常に無責任であるわけです。
少なくとも、現在の平和は海賊や一部の種族に与えた不自由によって保たれています。
ジョイボーイの解放と自由は、その平和を壊す可能性がある危険なものなのです。
Dの意志の根絶を図るのは当然?
ジョイボーイの思想の危険性を考えれば、世界政府がDの意志などを危険視したのは当然と言えるでしょう。
考えてみてください。
ジョイボーイはかつて「自由」を掲げ、世界の均衡を崩そうとした人物で、20もの王国が手を取り合わなければ勝てなかった敵です。
五老星がニカの存在や、ゴムゴムの実、そしてDの意志をなんとか秘匿し、ニカの復活を防ごうとするのは当然の行為と言えるでしょう。
五老星があれだけ強大な力を持ちながら、ニカの復活を恐れたのは、そういったトラウマがあるからに違いありません。
巨大な戦いの原因に関する考察のまとめ
まだ20の王国とジョイボーイの思想について、完全に明かされたわけではありません。
ただ、少なくともジョイボーイが世界の敵だったことは分かってきました。
一方で、20の王国にとって、ジョイボーイという巨大な悪に対して、一致団結するきっかけだったとも考えられます。
世界政府がなければ海軍も誕生せず、海は今よりも荒れ狂っていたはずです。