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『呪術廻戦』に登場する特級呪術師。
その名の通り特別な等級の呪術師を意味し、日本には4人しかいないとされています。
今回は4人の特級呪術師を紹介し、今後特級術師になりそうなキャラの予想や5人目の特級術師の存在も紹介します。
【呪術廻戦】特級呪術師とは?強さや条件を紹介
呪術師の等級(階級)を解説

呪術師は個人の強さによって等級が分けられています。
最高位で一級で、特級術師ともなると存在自体が異常事態。
呪術界では一級でもトップクラスに強さと言われており、ほとんどの呪術師は準一級や二級より上に行くのは難しくなります。
また、呪術高専の正式な手続きを踏んでいないものの、協力関係にある術師には「特別」等級が与えられています。
これは呪術高専に入学する必要のない御三家に使用される等級で、禪院直毘人や禪院直哉がこれにあたります。
等級が明言されているキャラクターは以下の通り。
特級 | 九十九由基、五条悟、夏油傑、乙骨憂太 |
一級 | 夜蛾正道、七海建人、冥冥、東堂葵、日下部篤也 |
特別一級 | 禪院直毘人、禪院扇、禪院甚壱、禪院直哉 |
準一級 | 庵歌姫、加茂憲紀、与幸吉(メカ丸)、狗巻棘 |
二級 | 猪野琢磨、伏黒恵 |
準二級 | パンダ |
三級 | 釘崎野薔薇、禪院真依 |
四級 | 禪院真希 |
上記の一覧には入れませんでしたが、禪院長寿郎と禪院蘭太の等級は準一級以上であると予想されます。
こちらの2人は、禪院家最強の術師集団「炳」に所属。
「炳」は高専資格条件で準一級以上の強さを認められた者だけで構成されるため、禪院長寿郎と禪院蘭太も準一級、もしくは一級(特別一級)であると考えられます。
まだ等級が明かされていないキャラクターや、昇格審査中になっているキャラクターもいるので、目安程度に見ておいてください。
特級呪術師になるための条件は?

強ければだれでも特級術師になれる、というわけではありません。
呪術師の昇級には定められた手順が存在します。
呪術師の等級の上げ方は以下の通り。
- 2人以上の一級術師から推薦される
- 一級、または一級相当の術師に同行して任務を成功させる
- 一級相当の実力があると判断された場合、まずは準一級に昇格
- 準一級認定後、一人で一級の任務を受ける
- 任務に出来によって一級への昇格が決定される
まず、等級をあげるには一級術師から推薦されなければなりません。
その後も決められた手順を踏み、最終的に一級術師に昇給します。
しかし、現時点で特級呪術師になる方法は明かされていません。
というのも、特級になるには生まれ持った才能が大きく関係しており、必ずしも必要な手順を踏まなければならないわけではないのです。
たとえば五条悟は無下限呪術と六眼を抱き合わせて生まれた時点で特級に認定されるでしょうし、乙骨憂太は呪術高専入学時にはすでに特級に認定されていました。
これらのことを踏まえると、特級呪術師になるには特別な手順などはなく、生まれ持った才能や強さが関係すると考えられます。
特級呪術師の強さはどれくらい?特級呪霊と比較

まずは呪霊の等級と強さを紹介します。
特級 | クラスター弾での絨毯爆弾でトントン |
一級(準一級) | 戦車でも心細い |
二級(準二級) | 散弾銃でギリ |
三級 | 拳銃があればまぁ安心 |
四級 | 木製バッドで余裕 |
特級呪霊として存在が確認されているのは16体ですが、真人、漏瑚、花御、陀艮の4体は未確認の特級呪霊です。
呪術師の等級は、同じ等級の呪霊を単独、かつ、確実に祓えることを目安に定められます。
二級呪霊の討伐には二級以上の術師を派遣するため、同じ二級でも、呪霊よりも術師の方が強さ的には上。
特級呪術師となると、特級呪霊を難なく倒すほどの実力だと考えられます。
実際、渋谷事変では五条悟が真人たちを圧倒していましたし、4人の特級術師の強さは計り知れません。
【呪術廻戦】4人の特級呪術師キャラ一覧
特級呪術師①:五条悟

最初に紹介する特級呪術師は、作者・芥見下々先生が「作中最強」と明言している五条悟です。
五条悟は御三家・五条家の出身で、五条家相伝の無下限呪術と六眼を併せ持って生まれました。
無下限呪術と六眼の抱き合わせが誕生するのは、なんと数百年ぶり!
無下限呪術を使えばすべての攻撃を無効化できますし、領域展開・無量空処を発動すれば即座に相手を無力化。
さらに、反転術式(自己治癒のみ)も使えるようになり、名実ともに最強の呪術師として名を轟かせました。
体術、呪力操作、容姿、全てにおいてチートな存在ですが、なぜか性格だけは最悪。
現在は獄門疆に封印されていますが、封印が解かれ、また無双する姿を早く見たいですね!
特級呪術師②:夏油傑

2人目の特級術師は、五条悟の親友・夏油傑です。
夏油傑の術式は、降伏させた呪霊を取り込み、自在に操ることができる呪霊操術です。
取り込める呪霊の数に制限はなく、最大6000体以上の呪霊を体内に宿していました。
呪霊操術のチートなところは、取り込んだ呪霊の術式を使える点です。
集め続けた呪霊の中には特級呪霊も存在し、夏油傑がその気になれば、たった一人で都市を破壊することも可能。
チート級の術式もさることながら、三節混などの武器の使用や、相手に合わせた戦術も駆使し、非常に戦闘に長けていました。
九十九由基との出会い、灰原雄の死がきっかけとなり、呪詛師の道へ。
『呪術高専』の前日譚『呪術廻戦 東京都立呪術高等専門学校』では百鬼夜行を決行し、親友の五条悟によって殺されました。
特級呪術師③:九十九由基

3人目の特級術師は、4人しかいない特級術師の中で最年長の九十九由基です。
九十九由基が戦うシーンはほとんどなく、どんな術式を使うのか不明。
しかし、渋谷事変では裏梅の攻撃を一掃していたので、その強さは相当なものと予想されます。
九十九由基の傍らには常に式神のような生き物が浮遊していますが、この生き物が何なのか明らかになっていません。
また、領域展開の使用も不明。
九十九由基は呪術高専とそりが合わず、任務を受けずに世界を飛び回っています。
そのせいで一部の人間には「任務を受けずに海外をプラプラしているろくでなし」と思われていますが、研究のために海外を転々としている様子。
また、元夏油一派のラルゥと行動を共にしていたことも分かっており、何らかの目的のために行動していると予想されます。
現在は薨星宮に残り、脹相と共に天元の護衛にあたっています。
特級呪術師④:乙骨憂太

最後に紹介する特級術師は、『呪術廻戦 東京都立呪術高等専門学校』の主人公である乙骨憂太です。
呪術高専への転入時、乙骨憂太の等級はすでに特級でした。
乙骨憂太自身の能力は低かったのですが、彼に憑いていた特級過呪怨霊・折本里香の凶暴さ、呪力量が異常だと判断され、特級術師に。
しかし、乙骨憂太の真の強さは折本里香によるものではなく、折本里香を特級過呪怨霊にまで仕立てあげた彼の底なしの呪力量にありました。
そんな乙骨憂太の術式は、模倣(コピー)。
狗巻家の呪言や反転術式を使いこなし、死滅回游では一度しか見ていないドルゥヴの術式をコピーしていました。
現在は死滅回游に参加。
仙台結界でその強さを遺憾なく発揮しています。
【呪術廻戦】実は5人目の特級呪術師がいる?
5人目の特級呪術師は夜蛾正道

作中で特級術師になりうると公言されていたのが、呪術高専東京校の学長・夜蛾正道です。
傀儡操術の第一人者で、パンダの生みの親でもあります。
サングラスをかけて非常にコワモテな見た目ですが、実はかわいいもの好き。
そのせいか夜蛾正道の作り出す呪骸の見た目はとても可愛らしいのですが、制作中はかわいくしようと思って作っているわけではないそうです。
五条悟、夏油傑、家入硝子の学生時代の担任で、かつては結婚し、家庭を持っていました。
そんな夜蛾正道は、かつて特級術師に認定されそうになった過去が…
パンダを生み出した際、その危険性を危惧した上層部によって特級に認定されそうになりますが、パンダは偶然できたものと主張。
完全自立型人工呪骸の作り方は知らないと主張し続け、特級への昇格は取り下げられました。
夜蛾正道が特級呪術師に認定された理由

傀儡術学の第一人者である夜蛾正道は、パンダのように意思を持ち、呪力を自己補完できる完全自立型人工呪骸を生み出しました。
完全自立型人工呪骸として誕生したのはパンダだけかと思われましたが、後に日下部篤也の甥っ子・タケルも完全自立型人工呪骸にしていたことが判明。
さらに、森の中で多くの完全自立型人工呪骸を匿っており、天元の結界によって守ってもらっていたのです。
一見、可愛らしい術式に思えますが、実は傀儡操術はとても危険な術式。
それもそのはず、術師次第では兵隊を際限なく生み出し、軍隊を作り出すことができるからです。
夜蛾正道もその危険性を十分に理解しており、完全自立型人工呪骸の作り方を上層部に教えませんでした。
【呪術廻戦】今後特級呪術師になりそうなキャラを予想!
伏黒恵

今後、特級呪術師になりそうな人物として最初に紹介するのは、禪院家当主となった伏黒恵です。
伏黒恵は禪院家の相伝術式・十種影法術の使い手。
かつて行われた御前試合では、十種影法術を操る禪院家当主と、無下限呪術と六眼を併せ持った五条家の当主が相打ちで死亡しています。
つまり、伏黒恵は五条悟に匹敵するほどの術式を持っているということ。
現時点ではまだ領域展開も不完全ですし、全ての式神の調伏は出来ていませんが、これから場数を踏めば特級術師として認定される可能性は十分にあります。
禪院真希

呪術師と言えるか微妙ですが、禪院真希も特級になる可能性が高いです。
禪院真希は双子の妹・禪院真依の死によって、天与呪縛の完成系へと昇華しました。
その際、一級クラスがうじゃうじゃいる禪院家を、たった一人で壊滅状態に追いやっています。
完全に呪力を持たず、天与呪縛のフィジカルギフテッドによって超人的な身体能力を手にした禪院真希は、特級としての実力を兼ね備えているはず。
ですが、呪術界は天与呪縛のフィジカルギフテッドに対応する気は0。
そのため、実力としては特級クラスだけど、正式に特級として認定される可能性は低い、といったところでしょう。
秤金次

死滅回游から本格的に登場した秤金次は、あの五条悟が、自分に並ぶ術師になる存在として名前を挙げたうちの一人です。
乙骨憂太も「ノッているときは僕より強い」と説明していたので、その実力は折り紙付き。
しかし、死滅回游で鹿紫雲一と戦った時はその強さを遺憾なく発揮しましたが、強さにはムラがある様子。
パチンコを元にした術式を使用し、大当たりを引くことで4分11秒不死身となり、その後大当たりを引き続けることで領域の連続展開が可能になります。
大当たりを引き続けることで不死身になる術式は、特級として申し分ないのではないでしょうか?
【呪術廻戦】特級呪術師のまとめ
今回は『呪術廻戦』に登場する特級呪術師について紹介しました。
作中に登場する特級呪術師は、五条悟、夏油傑、九十九由基、乙骨憂太の4人。
傀儡術学の第一人者・夜蛾正道は5人目の特級呪術師になりうる存在だったのですが、完全自立型人工呪骸は偶然の産物だと主張し、特級への昇格は取り下げられました。
また、今後、特級呪術師になりそうな人物は、伏黒恵、禪院真希、秤金次の3人と予想しています。
週刊少年ジャンプ本誌では死滅回游の激闘が描かれていますが、伏黒恵、禪院真希、秤金次の活躍に期待したいですね。