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なかなか本人が登場しなかった海軍大将アラマキですが、ワノ国編終盤で登場して話題になりました。
悪魔の実の能力や海軍内での立ち位置など気になる点は多いですよね。
今回はそんな緑牛アラマキを徹底的に解説していきます!
ワンピースの海軍大将”緑牛”アラマキとは?
まずはワンピースの海軍大将”緑牛”アラマキについて、基本的な情報をみていきましょう。
緑牛のプロフィール
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名前 | アラマキ |
誕生日 | 不明 |
年齢 | 不明 |
身長 | 不明 |
血液型 | 不明 |
星座 | 不明 |
出身地 | 不明 |
好物 | 不明 |
悪魔の実 | モリモリの実 |
通り名 | 緑牛 |
役職 | 海軍本部大将 |
初登場 | 90巻 第905話 ”美しい世界” |
過激に見えてまともな性格?

緑牛はかなり過激な発言が多いですが、実際はまともな性格かもしれません。
緑牛はサカズキの「徹底的な正義」を好きだと言っており、敵に対してはかなり過激な発言をしています。
ワノ国に入った際には、「ワノ国の人間には人権がない」「何千人殺しても麦わらの首を取る」と言っており、相当過激な考えの人間に見えます。
しかし、赤鞘九人を捕らえた際に誰も殺しておらず、モモの助の攻撃を受けた際は周囲に被害が出ないように気を使っているようなセリフもありました。
過激な言動は敵に対してのものなので、脅しの為に言っているだかもしれません。
スフィンクスでウィーブルを捕まえた際も、村の人間を脅して白ひげの遺産を要求していない可能性が高いです。
緑牛のモデルは「原田芳雄」?
緑牛のモデルは俳優の原田芳雄さんではないかと言われています。
これまでに登場している海軍大将は
- 赤犬→菅原文太
- 青雉→松田優作
- 黄猿→田中邦衛
- 藤虎→勝新太郎
がモデルではないかと言われており、見た目もそっくりに描かれています。
緑牛は左肩から腰にかけて「死川心中」というタトゥーが入っているのですが、原田芳雄さんには「新宿心中」という歌があるそうです。
見た目もさることながら、歌の名前などからみてもモデルは原田芳雄さんとみて間違いなさそうですね。
緑牛の登場回まとめ
では次に、これまでに緑牛が登場した回や動きがあった回を振り返っていきましょう。
ドレスローザ編で初めて名前が登場する
プロフィール欄でもご紹介したように、緑牛の初登場は90巻です。
しかし、名前だけであればその前のドレスローザ編でも登場しています。
名前が登場したのは
- 72巻 713話 “ウソランド”
でのドフラミンゴのセリフ
「「世界徴兵」で海軍大将に特認された “藤虎” 噂はよく聞いてる…“緑牛”と共に実力は折り紙つきの化け物だとな」
です。
世界会議編でシルエットが登場する

緑牛の初登場は世界会議編の
- 90巻 第905話 ”美しい世界”
です。
世界会議のため聖地マリージョアに各国の王が集まる中、同じく大将の藤虎と二人で会話する様子が描かれています。
緑牛はサカズキから「藤虎を聖地マリージョアから追い出せ」という内容の指示を受けていたようですが、藤虎と戦うことをいやがり
「別に会議をブッ壊そうってんじゃないでしょ?」
と言って藤虎を見逃しました。
その後藤虎からベガパンクの様子を聞き、「すげェモンが完成している」ことを知ります。
その他、緑牛自身が3年もの間何も食べていないことも話していました。
ワノ国編前半でサボ達と交戦したことが判明する
ワノ国編前半では緑牛とサボたちが交戦していたことが判明しました。
このことが判明したのは
- 92巻 925話 “ブランク”
です。
交戦したのは世界会議4日目で、天竜人の奴隷となってしまったバーソロミュー・くまを奪還するため、サボを含めた革命軍の軍隊長たちが聖地マリージョアに乗り込み、緑牛・藤虎とぶつかったそうです。
緑牛と藤虎は交戦した場所が聖地マリージョアだったことで本気を出せなかった可能性もありますが、勝利を収めたのはサボたち革命軍で、バーソロミュー・くまも解放されたと判明しています。
ちなみに、バーソロミュー・くまについてはこちらの記事で解説・考察しています。
ぜひチェックしてみてください!
ワノ国編後半でワノ国に乗り込む
百獣海賊団の残党を捕縛
ワノ国編後半では、カイドウたちがルフィたちに敗れ戦争が終結した後、緑牛がワノ国に乗り込む様子が描かれています。
ワノ国に乗り込んだのは
- 1052話 “新しい朝”
です。
1053話では、戦いに敗れた百獣海賊団の残党を1人で捕縛しています。
カイドウはおらず大看板もボロボロでしたが、百獣海賊団を簡単に捕らえる緑牛の強さは衝撃的でした。
「軍艦一隻回しとけ」と緑牛が言っていたため、百獣海賊団の残党は全員連行されたと思われます。
- 「ホメられてェんだ このガキ(ルフィ)の首取って………!!」
- 「大好きなんだあの人の”徹底的”スタイル 」
などの発言から、緑牛がサカズキを慕っていることも判明します。
ちなみに、緑牛に敗れた百獣海賊団のキングについてはこちらの記事、
クイーンについてはこちらの記事で解説していますので、ぜひチェックしてみてください!
モモの助と赤鞘九人男・ヤマト
1054話では、緑牛はモモの助・赤鞘九人男・ヤマトと戦闘しています。
緑牛は赤鞘九人を簡単に捕らえる強さを見せ、モモの助の熱息で燃やされても簡単に元に戻る再生能力を見せました。
圧倒的な強さを見せた緑牛ですが、シャンクスの覇王色の覇気で威嚇されたことで撤退しています。
何千人殺してもルフィを捕まえると息巻いていた緑牛ですが、結局1人も殺さずにワノ国を去りました。
また、オロチのせいで汚染させれた土地を緑化して帰っていたため、実は良い人説が出るきっかけになりました。
世界会議で革命軍と交戦した様子が描かれる

1083話では、緑牛が革命軍の軍団長と交戦した様子が描かれました。
軍団長3人とサボ、海軍大将2人の戦いかと思われましたが、実際に緑牛・藤虎と戦ったのは軍団長のモーリーとカラスだけだったようです。
予想通り大将は周囲に気を使って全力が出せなかったようですが、軍団長2人だけで互角に渡り合っていました。
革命軍の軍団長は、相当な実力者であることがわかりました。
また、藤虎が広場に隕石を落とそうとして、緑牛が止めるシーンも描かれています。
戦いは最後まで描かれませんでしたが、1085話で藤虎が奴隷を解放しようとする革命軍の手助けをしたことが発覚。
藤虎の行動に緑牛が激怒し、大将同士が戦う事態にまで発展したようです。
ウィーブル捕縛に成功

1073話では、緑牛がエドワード・ウィーブルを捕縛したことが明らかになりました。
白ひげの故郷スフィンクスに、白ひげの遺産を奪おうとする海軍が現れ老婆が殺されそうになります。
そこに、ウィーブルが現れ海軍を撃退して、スフィンクスを守ります。
しかし、応援要請で現れた緑牛が、ウィーブルを捕まえて連行していったようです。
戦闘シーンは描かれていませんが、ウィーブルを捕まえたことからも緑牛の強さがわかります。
また、スフィンクスでも誰も殺していない可能性が高いです。
ウィーブルの母親・バッキンがマルコに助けを求めたので、マルコと緑牛が戦う展開もあるかもしれません。
緑牛の悪魔の実の能力と強さ
ここでは緑牛の悪魔の実の能力についてみていきましょう。
モリモリの実の能力は”植物を操る力”

緑牛の悪魔の実は
- 自然系のモリモリの実
です。
また、緑牛は自身の悪魔の実を
「おれはモリモリの実の”森人間”!!!」
「「海」に並ぶ命の生みの親!!!”自然”そのものだ!!!」
と話しています。
悪魔の実の能力 | |
植物を生やすことができる | 草木などを自在に生やすことが可能で、森を作り出すこともできる |
体を植物に変身できる | 指や腕を植物に変身させて攻撃したり、体全体を巨大な木のように変身させて巨大化することができる |
養分を吸い取ることができる | 指などを植物の根に変身させて相手を貫き、その部分から根を通して”養分”を吸い取って干乾びさせることができる |
緑牛の強さと技一覧
戦闘シーンがまだ少ない緑牛ですが、本記事でもすでに触れているように現職の海軍大将のため、藤虎同様かなりの強さを持っていると思われます。
また、ルフィ達との戦闘明けでかなり消耗した状態だったとはいえ、緑牛一人で百獣海賊団のキングやクイーンを含む残党たちを一掃していたことからもそれなりの強さを持っていると予想できます。
また、ドフラミンゴ曰く「“緑牛”と”藤虎”の実力は折り紙つきの化け物」だという噂も流れているようです。
現在技名が判明している緑牛の技はこちらの二つです。
禁憎森々(きんにくもりもり)
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自分自身を巨大な木に変身させて巨大化し、周囲に大木やこぶし型の大木を生やしたりして攻撃する技
防火林(ぼうかりん)

植物のわかりやすい弱点である”火”に対応するため、水分を多く含んだ植物を展開する技
これまでの海軍大将と「緑牛裏切り説」の伏線
本記事の最後に、これまでの海軍大将の解説と「緑牛裏切り説」について見ていきましょう。
”赤犬” サカズキ

登場時は海軍本部大将の座についており、現在は海軍本部元帥の座についています。
マグマグの実の能力者で、押されつつも白ひげと渡り合えるほどの実力を持っているようです。
当時大将だったサカズキはマリンフォード頂上戦争でエースを殺害しており、その後は元帥の座をかけて後述の”青雉” クザンと戦って勝利を収めました。
「徹底的な正義」を掲げており、オハラのバスターコールをはじめ「悪」は徹底的に排除するという姿勢を貫いています。
緑牛はサカズキを慕っていますが、褒められようとしてサカズキの命令を無視する姿も描かれています。
”青雉” クザン

登場時は海軍本部対象の座についていましたが、前述の海軍本部の座をかけた戦闘でサカズキに負けたことをきっかけに海軍を引退し、現在は黒ひげと行動を共にしているといわれています。
ヒエヒエの実の能力者で、オハラのバスターコールの際には親友サウロの意志を継いでロビンを逃がし、その後の成長も見守っている人物です。
また、オハラの一件で海軍としての在り方に疑問を持ち、それまで掲げていた「燃え上がる正義」を「ダラけきった正義」に変更しました。
”黄猿” ボルサリーノ

登場時から現在まで海軍本部大将の座についている人物です。
ピカピカの実の能力者で、度々麦わらの一味と戦っています。
サカズキとクザンという対照的な正義を掲げて行動する二人を見ていたことから、「どっちつかずの正義」を掲げており冷静にバランスの取れた判断をする様子が多く描かれています。
”藤虎” イッショウ

世界徴兵の際に海軍大将に特認された人物で、化け物レベルの強さを持っていると噂されるほどの実力を持っています。
ズシズシの実の能力者で、盲目である代わりに物事の本質をとらえる力に長けているようです。
世界徴兵前までは海軍ではなかったようですが、民間人最優先の行動など「軍人の鑑」と言える行動が多く、海賊相手であっても仁義を通す姿やルフィを気に入っている様子も描かれています。
掲げる正義は「仁義ある正義」です。
レヴェリーが始まる前の描写で藤虎と緑牛は談笑しており、仲が悪そうには見えませんでした。
しかし、革命軍との戦闘中に藤虎が奴隷を逃がそうとしたせいで、戦闘になったようです。
藤虎と緑牛の関係がどうなったのかは描かれていません
緑牛が海軍を裏切る説
現在海軍本部大将の座についている緑牛ですが、将来海軍を裏切るのではないかと言われることがあります。
その大きな理由は、ワンピース76巻のSBSのコーナーの内容です。
海軍大将の二つ名(赤犬や緑牛など)には動物の名前が必ず入っているのですが、この動物というのが干支を参考にしているのではないかと投稿者は考察しています。
そして、干支の方位の図をもとに大将たちの立ち位置を考えると
- 緑牛と藤虎は鬼門(北東の方角)側
- 黄猿・青雉・赤犬は裏鬼門(南西の方角)側
に配置されるのですが、
- 鬼門は鬼がいる方角
- 裏鬼門の申・酉・犬は桃太郎イメージの方角
ということを考慮して
- 鬼側は海賊側を意味しており、緑牛と藤虎は海軍本部に対立するのではないか
という考察でした。
これに対して尾田先生は
「え?動揺(冷汗)?し…してませんけども?ぜんぜん。」
と返しており、この考察が正解しているかどうかには答えていないものの、その見事なまでの動揺っぷりから読者の間ではこの説が有力なのではと考えられているようです。
現在のところ天竜人の奴隷を逃がそうとした藤虎を緑牛は止めており、緑牛が海軍を裏切るとは思えません。
とはいえ、緑牛が天竜人の態度に呆れている描写もあり、反乱を起こす可能性はありそうです。
緑牛についてのまとめ
本記事では緑牛について解説・考察してみましたがいかがでしたか?
作中での出番はまだ少ないですが、世界徴兵で海軍になった異色のキャラクターということもあって今後の活躍が楽しみですね。
緑牛が海軍を裏切る説や悪魔の実の中でも強力だと思われる能力なども含めて、注目していきましょう!