
目次
ティアは、転スラに登場する中庸道化連のメンバーの一人で涙目の道化と呼ばれています。
常に仮面を付けている彼女ですが、素顔はどうなっているのでしょうか?
ティアの強さや能力、仮面の下の素顔についてネタバレ解説します。
【転スラ】ティアドロップとは
涙目の道化(ティアドロップ)と呼ばれる中庸道化連のメンバー

名前 | ティア |
称号 | 涙目の道化 |
種族 | 妖死族→妖天 |
所属 | 中庸道化連 |
存在値 | 240万 |
究極贈与 | 楽天奏者 |
ユニークスキル | 楽天家 |
声優 | 本渡楓 |
ティアは中庸道化連のメンバーで、肩書は涙目の道化です。
涙目の仮面を付けたピエロ姿の少女で、体格やしゃべり方からかなり幼い印象を受けます。
精神面は見た目通りに幼く、頭もあまり良くありません。
仲間同士の仲は良いため、年下としてかわいがられているようです。
ただし、見た目に反してかなりの実力者で、三獣士のフォビオを圧倒するシーンもありました。
魔法は使わず、身体能力のみで戦います。
肩書の由来は語られていませんが、仮面の形からきていると思われます。
仲間には優しいが関係ない者には無慈悲

ティアは仲間に対しては優しいですが、自分と関係ない者には無関心で無慈悲な性格です。
仲間を深く愛しており、クレイマンが死んだ時には相当悲しんでいました。
生まれ変わる前の記憶は残っていませんが、過去を考えると仲間との絆が強いのは当然でしょう。
ただし、精神的に幼いせいか関心のない相手に対しては、かなり残酷な面を見せます。
敵に対しては無慈悲で、容赦がありません。
【転スラ】ティアの強さ・スキル・能力を解説
中庸道化連のメンバーでは存在値が2番目に高い

ティアは存在値が高く、中庸道化連の中でも2番目に存在値が高いです。
ティアは、元々力に特化した妖死族で魔王並みの存在値を持っていました。
妖天族に進化したことで、存在値は240万まで上昇しています。
ただし、技量や知性が低いことで強力な力を使いこなせておらず、仲間の中では弱い方でした。
クレイマンがいなくなった後は、中庸道化連で最弱だったようです。
しかし、シエルから能力改編を受けたことで、強力な魔素もかなり使いこなせるようになりました。
楽天家(ムチナルモノ)の効果で物理攻撃が得意

ティアは、命令を受けると身体能力が数倍に上昇するユニークスキル「楽天家」を所持。
命令されることが多く、物理攻撃のみで戦う彼女にはかなり相性が良い能力です。
能力改編を受けた際に、クレイマンの操演者と統合された究極贈与「楽天奏者」を獲得。
任意の瞬間に必要な力を強化できるようになり、使いやすくて効率の良い能力になりました。
【転スラ】ティアの過去と正体
超魔導大国ソーマの王女だったカザリームの侍女

ティアははるか昔に存在した超魔導大国ソーマの出身で、王女だったカザリームの侍女でした。
カザリームとは仲が良く、平和な国で幸せに暮らしていたようです。
ソーマはエルフの国だったので、生前のティアはエルフだったことになります。
しかし、魔導大帝ジャヒルがソーマの国王の体を乗っ取り、カザリームを妖死族にして醜い姿に変えてしまいました。
ミリムがソーマを滅ぼした際に死亡

ソーマはミリムによって滅ぼされ、ティアもその時に命を落としました。
ミリムの力を手に入れようとしたジャヒルは、ペットの子竜を殺害。
怒り狂ったミリムによって、ソーマは滅亡します。
十万人以上のエルフが命を落とし、その中にはティアや仲間達も含まれていました。
妖死冥産で復活するが精神が未熟に

死亡したティアですが、カザリームの妖死冥産によって復活します。
ソーマは滅びましたが全滅したわけではなく、カザリームは生き残っていました。
カザリームは愛する人たちを蘇らせるために、妖死冥産を発動します。
ティア・フットマン・クレイマンの3人は、妖死族に転生しました。
3人は生前の記憶を失っており、ティアとフットマンの2人は強い力を得た代償で精神が未熟になってしまいます。
仮面の下の素顔は人間と変わらない

常に仮面を付けたままのティアですが、仮面の下の素顔は普通の人間と同じとされています。
カザリームは妖死族にされた際に顔を醜いものに変えられましたが、これはジャヒルの嫌がらせでした。
妖死族になっても顔が変わるわけではなく、ティアの顔はエルフだった時と同じです。
顔を見せたくないカザリームが仮面を付けたので、ティアたちも仮面で顔を隠すようになりました。
中庸道化連のメンバーが顔を隠すのはカザリームへの優しさで、元々はクレイマンも仮面を付けていました。
原作ではティアの素顔が描かれたイラストなどはありません。
【転スラ】ティアの登場シーンや活躍
魔王来襲編で暗躍しフォビオをカリュブディスにする

魔王襲来編のティアはクレイマンに協力して、フォビオをカリュブディスの依り代にします。
ティアの調査で魔王フレイは、カリュブディスの復活を恐れていることが発覚。
クレイマンはティアに頼んで、ミリムに恨みを持つフォビオを依り代にしてカリュブディスを復活に成功します。
カリュブディスはミリムに倒され、クレイマンは自分の力を使わずにフレイに恩を売ることができました。
クレイマンを失って涙を流す

魔王達の宴でクレイマンがリムルに倒され、ティアは深く悲しんでいました。
クレイマン陣営とテンペストが争うことになり、ティアとフットマンはその様子を伺います。
途中でフォビオとゲルドに見つかりますが、ティアとフットマンは余裕を持った状態で2人を圧倒しました。
しかし、魔王達の宴ではクレイマンは全ての謀略を暴かれ、リムルに敗北して死亡。
仲間の死を知らされたティアは涙を流し、中庸道化連は笑って暮らせる世界を作るために決意を新たにします。
ユウキと共にクーデターに失敗して近藤の支配下に

ユウキは東の帝国でクーデターを起こそうとしますが失敗、ティアたちは近藤に精神支配されてしまいます。
ユウキは、帝国を内部から乗っ取るクーデターを計画していました。
しかし、味方のダムラダが洗脳されていたせいで計画は失敗。
近藤にカザリームが支配されたことで、ティアも操られることになってしまいます。
ユウキも皇帝のルドラに支配されていました。
ジャヒルに憑依されたフットマンの攻撃で仲間を失うが生き残る

ジャヒルに体を乗っ取られたフットマンの攻撃を受け、ティアとカザリームは生き残りますが、ユウキとラプラスは生死不明になってしまいます。
近藤が死亡したことで洗脳は解けますが、中庸道化連は生き延びるために天使軍に従うことに。
カザリームとティアは、天使を受肉させることで妖天に進化します。
ユウキが正気に戻ったため、逃亡しようとしますが、フットマンの体を乗っ取ったジャヒルと戦闘に。
ジャヒルの攻撃を全員で防ぎますが、ユウキとラプラスは消滅します。
リムルが助けに来たことで、ティアとカザリームは助かりました。
ティアはリムルの味方となり、能力改編で究極贈与を獲得します。
【転スラ】ティアと関係の深いキャラクター
カザリーム(カガリ)

カザリームは元十大魔王で、中庸道化連の会長です。
元々は超魔導大国ソーマの王女でした。
ユウキのおかげで復活したことで彼を信頼し、現在は秘書のカガリを名乗っています。
ティア・フットマン・クレイマンの3人はカザリームが王女だった頃の従者で、国が滅んだ時に死亡して妖死冥産で妖死族に生まれ変わりました。
3人は生前の記憶はありませんが、カザリームとは強い絆で結ばれています。
カザリームについては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
ユウキ・カグラザカ

ユウキは自由組合総帥で、中庸道化連のボスです。
精神体だけになったカザリームを復活させる契約を結び、彼女を復活させたことでボスと認められました。
小説家になろうのWeb版ではラスボスであり、中庸道化連を利用していただけでした。
しかし、書籍版では中庸道化連の仲間を大切にしており、かなり仲間思いの性格です。
世界征服を企む理由も、仲間と共に楽しく暮らすためとなっています。
カザリームを復活させる際、依り代にするホムンクルスを本来の彼女の外見に似せるという気遣いも見せていました。
ジャヒルの攻撃を受けて消滅しましたが、シエルによると生存の可能性があります。
ユウキに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
ラプラス

ラプラスは中庸道化連のメンバーで、享楽の道化の異名を持っています。
元々はカザリームの従者ではなく、勇者サリオンが妖死冥産で転生した存在です。
存在値はそこまで高くありませんが、中庸道化連の道化の中では最強でユウキに次ぐ実力を持っています。
生前と同等の知能を持つと思われ、道化の中ではリーダー格です。
ユウキと一緒に消えてしまいましたが、同様に生存の可能性が示唆されています。
ラプラスに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
【転スラ】ティアについてまとめ
転スラに登場するティアについて解説しました。
悪役として登場した彼女ですが、リムルに助けられたことで味方側になっています。
作品は終盤に突入していますが、仇敵も生き残っているので最後に見せ場が残されていそうです。
ティアの活躍に期待しましょう。