【ワンピースネタバレ考察】鉄の巨人は元古代巨人族?鉄の巨人の正体について考察
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

「ワンピース」1119話にて、鉄の巨人の名前が「エメト」であると明かされました。
同時に、鉄の巨人は元々古代巨人族だったのではないか?という可能性も浮上しています。

本記事では、鉄の巨人の本来の姿について考察していきましょう。

鉄の巨人の本名が判明?

鉄の巨人の名前はエメト

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

「ワンピース」1119話ラストにて、「エメトいざって時だ」と言う言葉が反芻されていました。

描写からして、「エメト」は鉄の巨人の名前であることは確定でしょう。

また、鉄の巨人はニカとなったルフィの存在に反応して復活して、このセリフを思い出していました。

そのため、「エメトいざって時だ」はジョイボーイにかけられた言葉なのではないかと考えられます。

鉄の巨人の元ネタはゴーレム?

鉄の巨人の本名「エメト(EMETH)」ですが、ヘブライ語では「真理」「命を吹き込む」という意味を持っています。

そして、エメトはユダヤ教においては、土人形であるゴーレムに命を吹き込む際に貼り付ける、羊皮紙に書かれる言葉です。

このことから、鉄の巨人の元ネタは、ゴーレムなのではないかと考えられます。

もしかしたら、鉄の巨人も「エメト」という名前をジョイボーイに与えられたことで、動き出した過去を持っているのかもしれません。


空島のヴァースは鉄の巨人がモデル?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

エメトの元ネタとなったゴーレムは泥から作られていますが、実は「ワンピース」の作中にも、泥で制作された像が出てきます。

それが「ワンピース」244話にて登場した、空島に祀られたヴァースの像です。

大地を持たない空島の人々にとって、ヴァース=大地で作られた像は憧れとされています。

そのため、泥=ヴァースで作られたゴーレムが元ネタの鉄の巨人こそ、この像の元ネタなのでは?と考えられますね。

また、244話の扉絵では偶然なのか、鉄の巨人と同じく鉄の顎を持つ、ワポルが描かれていました

鉄の巨人は古代巨人族がモチーフ?

空島のヴァース=古代巨人族

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

正体不明の鉄の巨人ですが、圧倒的な巨体から推察するに、モチーフとなったのは古代巨人族ではないか?と考えられます。

他にも、鉄の巨人がモチーフとなったヴァーズの像にもヒントが隠されていました。

ヴァースの像の特徴として、下顎から鋭く伸びる牙が挙げられます。

下顎の牙といえば、オーズを始めとした古代巨人族の特徴です。

また、オーズには討ち取った国を島ごと引っ張って持ち帰ったという伝説を持っています。

国引きの伝説を持つ古代巨人族は、大地に憧れを持つ空島にとって、崇拝される存在となっていても不思議ではありません。

言動の幼さもヒント?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

鉄の巨人ことエメトは、特徴として非常に幼い言動が目立ちます

例えば1118話でジョイボーイを見失ったエメトは、「居タヨネジョイボーイ、変ダナ変ダナ」と言っていました。

文字を見る限りでは、まるで幼子のような無邪気さを感じます。

そして、作中で登場した古代巨人族といえば、非常に幼い言動が見られました。

例えば、オーズJrはエースとのやり取りの中で、編んでもらった網傘を無邪気に喜んでいます。

このことから、古代巨人族は巨体に反して、中身が幼いのも特徴なのではないでしょうか?


バッカニア族との繋がりもある?

暴君くまのイメージ
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

鉄の巨人が古代巨人族がモチーフだったとすると、バッカニア族とも繋がりがある可能性があります。

バッカニア族の特徴といえば、まるで牙があったかのようにせり出した下顎です。

このように、牙があったかのような名残があるのは、牙がなくなり退化した証なのではないかと考えられます。

つまり、バッカニア族は古代巨人族の子孫に当たる種族なのではないでしょうか?

バッカニア族に巨人族と同じくニカの伝説が残っているのも、巨人族と同じルーツを持つ種族だったからと考えられます。

鉄の巨人の本来の姿は古代巨人族?

ホビホビの実によって鉄の巨人にされた?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

鉄の巨人はただの機械ではなく、明確に意志が宿っています。

そして、鉄の巨人の声はジョイボーイの仲間であるゾウの声と同じく、ルフィの耳にも届いていました。

そのため、鉄の巨人もゾウのように、罪を犯したため機械として生きることしか許されない存在なのかもしれません。

そう考えると、鉄の巨人は元から鉄の体だったのではなく、生身の古代巨人族だったのではないでしょうか?

では、どのように肉体を改造されたのか。

可能性としては、ホビホビの実のような能力が挙げられます。

エメトの元ネタにヒントが?

ホビホビのような能力で肉体が変えられているとすると、エメトには主人に従うことを強制されているかもしれません。

そして、エメトの元ネタであるゴーレムには、主人の命令だけを忠実に実行するという特性があります。

なお、ゴーレムに貼り付けた羊皮紙に刻まれたEMETHとのEを消すことで、ゴーレムを破壊することが可能です。

そしてmethとは英語ではdeath=死を意味します。

Eを消し、Dから始まるdeathを与える。

つまり、エメトが鉄の巨人になった経緯には、Dの一族が密接に関わっているのではないでしょうか?

ジョイボーイに従うよう命令されている?

ジョイボーイの姿を見失った鉄の巨人
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

エメトはDの一族によって、鉄の巨人へ変えられた古代巨人族なのではないでしょうか?

そして、「エメトいざって時だ」は、ジョイボーイがエメトに命令を与えるシーンと考えられます。

ズニーシャが海を彷徨うことだけを許される罰を受けているとしたら、鉄の巨人はジョイボーイに従う罰を受けているのではないでしょうか?

ルフィのニカの力に反応して起動した点からも、鉄の巨人はジョイボーイなしでは動けないようにされているのは一目瞭然です。

鉄の巨人の正体についての考察まとめ

長らく不明だった鉄の巨人の名前が明かされ、その正体についてより考察を深められるようになってきました。

一方で、なぜ鉄の巨人の姿にされてしまったのか?

Dの一族との関係性など、より謎も深まる結果となっています。

今後も、ニカの力を受け継ぐルフィと、鉄の巨人の関係から目が離せません。

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