【転スラ】マリアベルはリムルより強い?ロッゾ一族の希望の能力・強さ・正体を考察
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

転スラのマリアベルは幼い少女ですが、ロッゾ一族の次期当主としてテンペストを潰そうとする敵キャラです。
出番は少ないですが、実はリムルが勝てなかったかもしれない強敵でした。

マリアベル・ロッゾの能力・強さ・正体を解説します。

【転スラ】マリアベル・ロッゾとは?

強欲のマリアベルと呼ばれるロッゾ一族の希望

強欲のマリアベル登場
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

名前マリアベル
称号強欲のマリアベル、ロッゾ一族の希望
年齢10歳程度
ユニークスキル強欲者グリード
声優水瀬いのり

 

マリアベルは西欧諸国の経済を支配するロッゾ一族の希望と呼ばれる存在で、強欲のマリアベルの異名を持ちます。
マリアベルはロッゾ一族が支配するシルトロッゾ王国の姫で、幼くして長のグランベルに次ぐ実力者です。

すでにグランベルの後継者として認められ、類まれな頭脳と強さからロッゾ一族の希望と呼ばれています。
大罪系のユニークスキル強欲者を持つことからか、異名は強欲のマリアベルです。

西方諸国だけでなく全世界を経済で支配しようとしている

公式サイトのマリアベル
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

西欧諸国だけでなく、全世界の経済を支配するのがマリアベルの目的です。
ロッゾ一族は西欧諸国の経済を支配していますが、マリアベルはその支配を全世界に広げようとしています。

長のグランベルは、マリアベルなら東西世界の経済支配を実現できると信頼していました。
彼女の発言で一族全体の方針が決まるほど、その影響力は大きいです。

【転スラ】マリアベルの強さ・能力・スキルを解説


「強欲者(グリード)」は欲望を持つ者を支配下に置くユニークスキル

計画を話すマリアベル
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

強欲者は欲望を支配するユニークスキルで、以下のような効果があります。

  • 相手がどんな欲望を持っているのか理解できる
  • 自分と同じ欲望を刷り込むことで相手を協力者にできる
  • 自分の欲望を上書きしてしまう
  • 自我を破壊して操り人形にする

大罪系のスキルで、マリアベルが成長すれば究極能力に進化することが確定しています。
非常に強力で相手の欲望が大きいほど効果が高いです。

しかし、マリアベルよりも、欲望の強い者には通用しないという非常に大きな弱点もあります。

「死を渇望せよ」は生の本能を反転させて死に追いやる必殺奥義

アニメ54話のグランベルとマリアベル
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

「死を渇望せよ」は生きようとする本能を反転させて、相手を殺害する必殺奥義です。
生きる意志が反対に働くように変えてしまうため、相手は自分の意志で死に向かいます

強欲者に支配された者が逆らうことはできませんが、リムルは効果を無効化しました。
また、強欲者の権能を応用した技なので、マリアベルより欲望が強い相手には効かない可能性が高いです。

欲望を破壊のエネルギーに変えて、打ち出す強欲の波動グリードフレアが最も強力な技ですが、幼いマリアベルには使いこなせませんでした。

【転スラ】マリアベルの正体とグランベルとの関係

異世界からの転生者でかつては世界の経済を支配していた

グラスを持ったマリアベル
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

マリアベルは異世界からの転生者で、前世では世界の経済を支配していたようです。
マリアベルはリムルと同じく前世で死んだ後に、転生した特殊な存在であることが明かされています。

転生者は魂のみで世界を移動する際に魂が鍛えられるため、召喚された異世界人より強くなりやすいです。
リムルが強いのも、転生者だったからと考えられます

加えて前世のマリアベルは、金融を意のままに操って世界を裏から牛耳る怪物でした。
マリアベルが、異常に高い能力を持っているのは当然でしょう。


グランベルの孫だが後に妻マリアの生まれ変わりだと判明

ダムラダと話すグランベル
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

マリアベルはグランベルの孫ですが、その妻マリアの生まれ変わりでもあります。
マリアベルはロッゾ一族の長・グランベルの孫であり、その後継者です。

ロッゾはマリアベルを孫としてだけでなく、その能力を認めて寵愛を注いでいました。
マリアベルは肉親を能力で支配していましたが、グランベルを支配する気になれなったようです。

後にマリアベルは、グランベルの妻マリアの生まれ変わりだと判明
マリアベルにマリアだった頃の記憶はありませんが、マリアは死んだ後に異世界に転生し、その後に夫の孫に転生したようです。

グランベルに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

【転スラ】マリアベルの登場シーンや活躍をネタバレ解説

七曜の陰謀が失敗した後に魔王リムルの脅威を訴える

リムルの脅威を訴えるマリアベル
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

マリアベルは、七曜の陰謀が失敗した後にリムルとテンペストの脅威をグランベルに訴えました。
七曜の老師たちは、テンペストと一緒に邪魔者のヒナタを潰そうと計画

グランベルも七曜の長として参加していました。
しかし、陰謀は全て暴かれて失敗し、グランベルもルベリオスでの地位を失います

マリアベルは魔王リムルが経済で世界を支配するつもりだと助言し、ロッゾ一族にとっての脅威だと訴えました。
マリアベルの助言で、グランベルはリムルを潰すために動き出します。

テンペスト開国祭で暗躍するも失敗

54話のマリアベルとダムラダ
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

ロッゾ一族は、テンペスト開国祭で暗躍しますが失敗します。
グランベルとマリアベルは、シルトロッゾの王族としてテンペスト開国祭に参加。

グランベルは、ミューゼ公爵を利用してリムルを懐柔しようとして失敗します。
マリアベルはテンペストの豊かさを見たことで、ロッゾ一族の支配を崩壊させかねないと危機感を強くしていました。

グランベルが失敗したことで、マリアベルは自分の手でリムルを排除しようと決意をします。

リムルを支配しようとするもユウキに騙されて死亡

挿絵のマリアベル
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

マリアベルはリムルを支配しようとしますが、支配したつもりのユウキに殺害されます。

マリアベルは西方評議会でリムルの実力を確認し、戦ったら勝ち目はないと判断。
強欲者で、リムルを支配しようとします。

マリアベルは一族の切り札まで持ち出し、結界で弱体化させたリムルを支配する計画を立てます。
しかし、計画は失敗し、「死を渇望せよ」もリムルに通用しませんでした。

マリアベルはリムルを巻き込んで自爆しようと考えますが、操られたフリをしていたユウキに裏切られることに。
マリアベルはユウキに敗北し、強欲者を奪われて死亡しました。

【転スラ】リムルがマリアベルに勝てたのは運が良かった?

マリアベルが10年早く生まれていたらリムルは負けていた

転スラXの表紙
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

10周年記念で発売され転スラXで、以下の理由でマリアベルが10年早く生まれていたらリムルは負けていたかもしれないと明かされました。

  • 10年後のマリアベルは強欲之王を獲得している
  • マリアベルは人間ながら智慧之王を持つリムル以上の演算能力を持つ
  • 演算能力が高いほどスキルの扱いが上手い

究極能力を持ち、演算能力で勝るマリアベルには覚醒魔王になったリムルでも勝つのは難しいようです。
また、10年後は経済も完全に支配されているため、経済的にもリムルが入り込む余地が無くなるとされています。

ただし、マリアベルが経済を支配した場合、ギィによって潰させる可能性もあるようです。
強欲之王を持ったユウキがギィに全く歯が立たなかったので、マリアベルでも勝てないでしょう。

マリアベルが慎重に行動した場合も勝てなかった?

転スラXの裏表紙
出典:『転生したらスライムだった件』(Ⅽ)伏瀬/講談社

 

また、10年後でなかったとしても慎重に行動していたら、結果は変わっていたようです。
マリアベルは子供ですが、経済を支配した現世の記憶があります。

経済に関してリムルより詳しいのは当然であり、経済の争いになった場合はマリアベルが有利でしょう
マリアベルが裏方に徹したら、話の展開はかなり変わってしまうようです。

単純に実力が足りなかったわけではなく、実力行使に出てしまったことが敗因といえます。

【転スラ】マリアベルについてまとめ

転生したらスライムだった件に登場するマリアベルについて解説しました。
マリアベルは出番が少なくあっさり退場しましたが、設定を考えると非常に強力なキャラクターです。

主人公と同じ転生者でもあり、もっと活躍が見たかったという声も少なくありません。
本編での再登場の可能性は非常に低いですが、スピンオフ作品での活躍も期待されます。

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