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エルバフ編で登場した呪いの王子・ロキ。26億ベリーという四皇クラスの懸賞金を持つ彼は、本当にラスボスになるのでしょうか。
イム様のドミリバーシ能力がロキにも使われる可能性や、ハラルド殺害事件の真相から見えてくる衝撃の展開を考察します。
ロキがエルバフ編ラスボスになる根拠
26億の懸賞金と伝説の悪魔の実
ロキには26億ベリーという驚異的な懸賞金がかけられています。この金額はルフィやローの30億に迫るレベルで、かつての黒ひげ(当時22億)を上回る額です。
注目すべきは「世界政府特別懸賞金」という通常とは異なる名目である点です。ルフィやティーチにすら付けられていないこの特別な扱いは、ロキが持つ伝説の悪魔の実の危険性を物語っています。ロキはエルバフ王家に代々伝わる伝説の悪魔の実を食べたとされ、その能力は世界政府が特に恐れているようです。
神の騎士団を超える脅威
エルバフに襲来した神の騎士団は、世界政府最強の戦力とされています。しかしロキは神の騎士団からの勧誘を断固として拒否し、天竜人を「ゴミクズ」とまで罵倒しました。
ロキは拘束された状態でも強大な力を秘めており、自ら「エルバフ一の力自慢」と豪語しています。現在は海楼石の錠で能力を封じられていますが、一度解放されれば神の騎士団をも凌駕する脅威になる可能性が高いでしょう。ルフィですら「ビリビリくる」と感じるほどの覇気を持つロキの真の実力は未知数です。
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イム様のドミリバーシとは
黒転支配で味方を敵に変える能力
イム様が使う「黒転支配(ドミ・リバーシ)」は、味方を敵に変える恐るべき能力です。この技は「悪魔契約(アー・クワール)」とセットで使われ、対象者に不死の体と強大な腕力を与える代わりに、その精神を反転させて悪魔へと変貌させます。
最新の展開では、この能力によってドリーとブロギーが悪魔化してしまいました。オセロのように白を黒に反転させるこの能力は、挟まれた者を次々と悪魔に変えていく伝染性も持っています。イム様自身が「『悪魔』こそ生命のあるべき姿」と語っており、これは単なる洗脳ではなく世界の秩序をひっくり返す思想的な支配なのです。
ロックスとハラルドの悲劇
ゴッドバレー事件で敗北したロックス・D・ジーベックも、実はドミリバーシの犠牲者だった可能性が高まっています。56年前、イム様と直接対面したロックスは、その後悪魔化させられて自分の仲間や愛する者を襲う状態になったと考えられます。
同様に、14年前のハラルド殺害事件もイム様のドミリバーシが原因だったようです。ゴッドバレーでロックスの悲劇を目撃していたハラルドは、自分も悪魔化してしまった際、部下たちに自分を殺すよう命じました。しかし古代巨人族の耐久力は凄まじく、多くの部下を殺害してしまったのです。
ロキが操られる衝撃展開を予想
ハラルド殺害の真相が示す未来
ハラルド殺害の真相は、暴走する父を止めるためにロキが涙を流しながら倒したという悲劇だったようです。ハラルドは世界政府と内通していた疑惑があり、ロックスを殺してエルバフを加盟国にする取引をしようとしていました。
イム様のドミリバーシで悪魔化したハラルドを、ロキは覇王色の覇気を纏った鉄雷(ラグニル)で討ったのでしょう。父親を愛していたロキにとって、これは想像を絶する苦痛だったはずです。そしてこの悲劇は、ロキ自身の未来を暗示しているかもしれません。
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ルフィvsロキの最終決戦
エルバフ編のクライマックスでは、イム様によってロキもドミリバーシの標的になる可能性があります。しかしロキが食べた伝説の悪魔の実は、イム様の支配を打ち破る力を持っているかもしれません。
もしロキが悪魔化してしまった場合、ルフィのニカの「解放」の力が唯一の対抗手段となるでしょう。ニカの解放とイム様の支配は対極の存在であり、ルフィだけがロキを救えるのです。神典の第三世界にはロキに似た人物が太陽の神ニカと共に巨大な怪物に立ち向かう姿が描かれており、これが最終決戦の予兆と考えられます。
ロキとルフィの戦いは単なる力と力のぶつかり合いではなく、イム様の支配からの解放を賭けた戦いになりそうです。ロキが本当の敵なのか、それとも共闘する仲間になるのか。エルバフ編の展開から目が離せません。







