シャンクスの覇気との比較考察

シャンクスの覇王色は、白ひげ海賊団に乗り込んだ際に多数のクルーを気絶させ、SBSでは「10万人全員を倒してしまったかもしれない」と尾田先生が言及するほどの威力です(単行本65巻SBS)。また1079話では「神避(かむさり)」という技でキッド海賊団を壊滅させました。

これと比較してイム様の覇王色は、歴戦のエルバフ戦士を一掃するほどの威力を発揮しており、シャンクスと同等かそれ以上のレベルに達しているという見方が有力です。ただし正確な強さの序列はまだ作中で明示されていないため、これはあくまで描写から読み取れる推測に留まります。

あにま
シャンクス以上の覇気…そりゃロックスも「できない」と悟るわけだよ。

イムの真の能力と「悪魔契約」の正体

ドミ・リバーシ以外に使える力とは

現時点でイム様が作中で見せた主な力は、「悪魔契約(アー・クワール)」と「黒転支配(ドミ・リバーシ)」の2つです。しかし実際にはそれ以外にも多数の能力を有していると考えられます。

まずテレパシー的な意思疎通の能力。五老星やキリンガムに命令を送る描写が繰り返し登場しており、距離を問わず精神に干渉できるようです。さらに魔法陣を用いた「召喚・転移」の力も確認されていて、五老星がエッグヘッドへ瞬間移動したのもイム様の能力によるものでした。

【補足】イム様のビジュアルはコウモリのような翼、三叉の槍、五芒星を描く儀式的描写など、「悪魔」を強く連想させる要素が揃っています。作中でも「悪魔こそ生命のあるべき姿」という台詞があり、その能力の根拠がどこにあるのか非常に気になるところです。

そして注目したいのが「腕力」というキーワードです。イム様はドリーとの契約で「不死の体と常ならざる腕力を与える」と述べており、ニカ(ルフィ)の能力にも「さらに腕力を得る」という記述があります。イム様とニカが共に「腕力」という言葉で紐づけられている点は、2人が「悪魔と神」として対極に置かれた存在であることを示しているように思われます。

部下に能力を与える支配の仕組み

イム様の力の特徴の一つが、部下に段階的に力を与える「契約システム」です。作中では「浅海契約」「深海契約」「深々海契約」の3段階が存在し、神の騎士団は深海契約によって不死の肉体と悪魔の実の能力を与えられています。

深海契約の場合は左上腕に悪魔のマークが刻まれ、契約者は事実上イム様の直接支配下に置かれます。ドミ・リバーシとの違いは、こちらが双方の合意によって結ばれる点です。一方でドミ・リバーシはイム様の一方的な攻撃によって発動する強制支配であり、解除条件が存在するという重要な差異があります。

さらにイム様は自身の能力を「貸与」する形で行使できる点も見逃せません。これによってイム様が直接その場にいなくても、支配の網は広がり続ける構造になっているわけです。

イムの弱点と倒す方法は存在するか


ドミ・リバーシ解除から見えた綻び

1176話でドリーとブロギーが互いの首を斬り合い、一度「死」を経由することでドミ・リバーシが解除されました。スタンセンの言葉にある通り、「明確な致命傷を負わせて一度殺す」ことが解除の条件の一つです。

これはイム様が与えた「不死の体」が皮肉にも解除の鍵になっているという構造で、作劇的に非常に面白いポイントです。また覇王色を極大の密度でぶつける方法でも支配を引き剥がせることが示唆されており、800年前のジョイボーイの覇気が五老星を強制送還した事例がその証拠と言えます。

【原作情報】ドミ・リバーシの解除条件として作中で確認されているのは①極大質量の覇王色の覇気をぶつける、②首を斬るなど「明確な致命傷」を負わせて一度「殺す」の2パターンです(1176話時点)。深海契約の場合はこのような解除条件が示されていないため、より強固な支配と考えられます。
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