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アニメ「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第2期」は2016年10月から2017年3月にかけて放送されたオリジナルアニメです。
放送が終了してもなお、各種イベントやプラモデル、ゲーム等の商品展開が続いている大人気作品です。
本記事では、そんな大人気アニメ「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第2期」のあらすじや、魅力、感想、評価、さらには無料で動画を視聴する方法をご紹介します。
『名前だけは聞いたことがあるけど詳しくは知らない』
『第1期が面白かったので第2期も気になる』
そんな方々のためにもわかりやすくご紹介します。
この記事を読んで、宇宙で戦う少年たちの生き様をご覧ください!
アニメ「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第2期」とは?
「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第2期」の概要
「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第2期」は2016年10月から2017年3月にかけて放送されたガンダムシリーズのテレビアニメです。
第1期で名を上げた鉄華団のその後の戦い、行く末が描かれます。
『ガンダムシリーズ』と書きましたが、本作は独立した世界観で描かれているため、他のシリーズ作品を見ていないと楽しめないということはありません。
ただし、直接の前作である「第1期」だけは観ておいたほうが、本作をより楽しめます。
「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第2期」のあらすじ
主人公、三日月・オーガスが所属する鉄華団は、クーデリア・藍那・バーンスタインの地球への護送からアーブラウ代表指名選挙を巡る戦いで一躍名を上げた。そしてその戦いでギャラルホルンの腐敗が暴かれたことにより、世界は少しずつではあるが確実に変わりつつあった。
アーブラウとの交渉で得たハーフメタル利権のもと、テイワズの直系となった鉄華団は資金も潤沢となり入団希望者も増加。その規模は地球にも支部を置くほどとなった。
また地球への旅で世界の実情を知ったクーデリアはアドモス商会を設立。現実的・実務的な側面から火星の経済的独立を目指す。だが名を上げ新たな道を歩みだした彼らを快く思わない輩も数多く存在する。
アドモス商会が行うハーフメタル採掘場の視察。その護衛を依頼された鉄華団団長オルガ・イツカは新たな敵の襲撃を察知する。オルガの指揮の下、鉄華団、そして三日月はモビルスーツ「ガンダム・バルバトスルプス」と共に敵撃退へと向かう。
「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第2期」の主要登場人物
鉄華団に所属する少年。先のギャラルホルンとの戦いで、阿頼耶識システムを酷使した結果、代償として右目と右腕の感覚を失う。しかし、阿頼耶識システムで繋がることで感覚を取り戻せるため、ガンダム・バルバトスルプスのパイロットとして戦い続ける。
鉄華団の団長。アーブラウ代表指名選挙を巡る戦いで、鉄華団の名を一躍上げることに成功。成果を残したことにより、鉄華団は組織として巨大化する。しかし、家族である団員たちの未来を守るために歩みを止めることは無く、進み続けることを決意する。
鉄華団の炊事係。鉄華団の資金繰りが良くなったため、今まで買えなかった新しい食材を購入できるようになり、日々新しいメニューを考案中。三日月には変わらず好意を抱いている。
カルタ・イシュー亡き後、地球外縁軌道統制統合艦隊司令に就任。地球各経済圏のギャラルホルンへの不信感排除に努める。ファリド家代表としてセブンスターズの会議に参加するなど、ギャラルホルン内の影響力も増している。
アリアンロッド艦隊に所属する兵士。
火星の都市クリュセ近郊において、モビルアーマーと激戦を繰り広げた「ガンダム・バルバトスルプス」は、勝利を収めながらもパイロットの三日月・オーガス同様、戦闘時のダメージ蓄積で満身創痍の状態にあった。
「歳星」のMS工房に運び込まれた「バルバトス」は、これまで機体のメンテナンスを担ってきた「テイワズ」の整備員達により、更なる大規模な改修作業を受けることになる。
「阿頼耶識システム」を通して、MSと一体化の一途を辿る三日月・オーガスの戦闘データに合わせ、機体の反応速度を理論値の限界まで高めることに成功。
フレームの各部関節の挙動は、パイロットの肌感覚に一致させる繊細な調整がとられている。
外装にはモビルアーマーの装備も活用。
新たな姿を手に入れた「バルバトス」には「レクス」すなわち王の名が与えられた。
火星の王を目指すオルガ・イツカとともに歩む三日月・オーガスが操る機体として、その名は運命的だった。
「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第2期」の主題歌
OP曲
歌手名:SPYAIR
曲名:RAGE OF DUST
歌手名:KANA-BOON
曲名:Fighter
ED曲
歌手名:GRANRODEO
曲名:少年の果て
歌手名:Uru
曲名:フリージア
アニメ「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第2期」の魅力
魅力① 転落、崩壊しつつも前に進み続ける鉄華団
第1期を鉄華団の成り上がりを描いた作品だとすれば、第2期はその転落、崩壊を描いた作品と言えます。
そして、その崩壊の中で足掻く鉄華団の姿を描ききったのが本作の魅力です。
第1期では大人たちから虐げられてきた子どもたちの反逆から物語が始まり、クーデリアを地球まで送り届けた頃には鉄華団で一躍有名になりました。
その後の第2期冒頭では地球にも支部を置くようになり、地球圏での立場を確かなものにしていました。
しかし、その躍進を快く思わないものもおり、鉄華団は数々の敵の妨害を受け続けることになります。
地球から撤退し、テイワズからも脱退、数々の犠牲者も出し、ついには火星の本拠地も放棄し、鉄華団は壊滅します。
鉄華団が憎くて壊滅する様子が見どころと言いたいわけではありません。
鉄華団の生き方は地と泥にまみれても美しいものでした。
鉄華団はどんな時も前に進み続けました。
それは最後の最後、本拠地を放棄した時も変わりません。
本拠地を犠牲にして敵の攻撃から抜け出しますが、それもただの逃げではありません。
鉄華団を掃討しようとするギャラルホルンからなんとしても逃げ延びる。
逃げて、生き延びることこそが、奴らに一泡吹かせるための戦いであると。
どれだけ堕ちても前に進むことだけは止めなかった鉄華団。
その力強い生き方こそが本作の、鉄華団の魅力です。
魅力② 「俺は止まんねえからよ」オルガ・イツカの生き様
本作の主人公は三日月ですが、鉄華団の物語として観るとやはり団長であるオルガの存在感のほうが大きいと思います。
オルガは自分と同じく大人に虐げられてきた子どもたちをまとめ上げて鉄華団を組織し、前に進み続けました。
物語の終盤、オルガは銃撃を受けて重症を負います。
しかし、それでも彼は歩き続けました。
そして、オルガは気付きます。
『俺たちには辿り着く場所なんていらねえ。ただ進み続けるだけでいい』
『俺は止まんねえからよ、お前らが止まんねえ限り、その先に俺はいるぞ』
『だからよ、止まるんじゃねえぞ』
大人に、世界に反逆した鉄華団に辿り着く場所はいらない。
皆で一丸となって進む鉄華団こそが自分たちの居場所である。
進み続けることこそが、自分たちの居場所を作る手段であり、居場所そのものであるのだと。
仲間を、家族を想い、その姿で道を示したオルガの生き様を見届けてください。
魅力③ 狼の王/ガンダム・バルバトスルプスレクス
第2期でも第1期と同様に鉄と鉄がぶつかり合うモビルスーツの戦闘シーンが描かれます。
第2期を言い表すため、ここに一つ付け加えるとすれば、それは『獣』という文字でしょう。
三日月が最後に乗る機体、ガンダム・バルバトスルプスレクス。
ルプスレクスの持つ意味は《狼の王》です。
その名の通り、バルバトスルプスレクスは人型の機体でありながら獣の意匠を含みます。
鋭い爪が備え付けられた手と足はそれ自体が武器になります。
また、尻尾を自在に振り回し、一対多の戦場でも暴れ回ります。
鉄と鉄のぶつかり合いというある意味で原始的な戦いでしたが、それすらも越えて野生にまで回帰した戦闘。
SFの中に生きる獣、バルバトスルプスレクスが第2期に新たに追加された見どころです。
アニメ「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第2期」の感想
前項でも触れたように、本作は鉄華団の崩壊の物語です。
第1期は成功の物語でしたが、第2期は結果としては敗者になります。
主人公が最終的に勝利しない、敗れてしまう作品を好まない方もいらっしゃるかと思いますが、そんな方にもぜひ本作を観て頂きたいです。
鉄華団はただ惨めに追い込まれて崩壊していったわけではありません。
鉄華団は常に前に進み、堕ちながらも懸命に戦い続けました。
第1期の記事と同じく、第2期の初回(第1期から数えて第26話)に沿って語りましょう。
採掘場の視察をするクーデリアとその護衛をする鉄華団は新たな敵に襲撃されます。
数で劣る鉄華団ですが、そこにバルバトス、いえ、改修をされたバルバトスルプスに乗って三日月が救援に駆けつけて窮地を救います。
これだけ見れば第1期と同じですが、異なるのはその登場の仕方です。
第1期は地下から飛び出したのに対し、第2期では空から『落下』しました。
これは鉄華団が第2期では『堕ちる』ことを暗示していたのではないかと思います。
第1期で地下から成り上がったのに対し、第2期ではその成り上がった地位から落ちていく、という話です。
しかし、バルバトスルプスはただ落下して壊れたわけではありません。
飛行ではなく落下ですが、それでもスラスターや慣性制御で衝撃をなんとか抑えました。
そして着地後には敵を倒すため、仲間を守るために戦いました。
転落と崩壊から必死に足掻き、落ちてなおも懸命に戦うバルバトスルプスの姿は、築いた地位から落ちつつも抗って戦い続ける鉄華団の姿に重なります。
戦うバルバトスルプスの姿に心を奪われたのであれば、視聴を継続してバルバトスルプスの、鉄華団の生き様を見届けてください。
アニメ「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第2期」の口コミ・評価
「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第2期」の口コミ
オルフェンズ最終回色々思うところはあったけどもっとあの時こうすれば良かったんじゃないのかとか言い始めるから何も言わない……でも鉄華団がしてきた事は意味のない事じゃなかったっていう点では救われた終わり方だったのかなって思った…でもライドがなぁ……
— むつき (@mtk_0106) April 2, 2017
#g_tekketsu
— スケベカタパルト (@rotary_gt1) April 2, 2017
鉄血のオルフェンズ、過程はとりあえず置いといて結末としてはいい終わり方だったのではなかろうか
ただ一つだけ残念だったのは生き残った奴全員が真っ当な道に行けなかったこと、ライドを始めとする数人はまだ戦ってる事が本当に残念だった。
ずっと鉄華団側から見てたから、最終回のガンダムの姿に言葉を失うような衝撃を受けた。ストーリー全てを通して、自分の目線からしか物事を捉えられない事実を突きつけられた気がした。それは、諦めではなく、だからこそより自分でなければいけないという意味で。 #g_tekketsu
— yukiji (@3035coffee66669) April 2, 2017
昨夜観た鉄血最終回は予想通りの展開だったが、それでも観てて辛かった。
— クイン (@quin1214) April 2, 2017
復讐を果たすことで「生きてりゃ良いことあるもんだ」って言うアキヒロが辛過ぎる。
ようやく居場所、家族、恋人を手に入れたのに全部奪われて、最後に残った良いことが復讐って…。辛い#g_tekketsu
オルフェンズ最終回…個人的には納得のいかない終わり方だったけどリアルで説得力のある終わり方だったと思う。ただ現実ではないフィクションなんだからどんでん返しのご都合主義のハピエンでも良かったと思う。ただただ現実的でシンドイ終わり方だった。でもこのシンドイのがオルフェンズなのか…
— 愛流 (@ten_ail) April 2, 2017
都合の良いハッピーエンドではないので悲喜こもごもです。
この結末の中に救いを見つける人もいれば、ハッピーエンドになってほしかったと思う人など感想も様々。
誰もが気持ちよく笑えるハッピーエンドではないです。
だからこそ、自分の目で観て感じたことをみなさんにも語って頂きたいです。
「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第2期」の筆者評価
総合評価:47点/50点 | |||
---|---|---|---|
ストーリー | |||
作画 | |||
音楽 | |||
独自性 | |||
メッセージ性 |
・ストーリー:9点/10点
ハッピーエンドではないので評価は人によって分かれるとは思います。
筆者は結果よりも過程を見て高めに評価しています。
成功を描いた第1期とは真逆の転落、崩壊の第2期という切り分けも明確にできていており、対象的な形になっていることも評価のポイントです。
・作画:10点/10点
やはり迫力のあるモビルスーツの戦闘シーンが高評価のポイントです。
特に最終回、ボロボロになりつつも戦い続けるバルバトスルプスレクスの姿、三日月とともに紅く染まる目の迫力は野生に加えて悪魔的な恐ろしさもあります。
・音楽:9点/10点
オープニング曲である『RAGE OF DUST』の歌詞が鉄華団と重なります。
崩壊しつつも前に進み続ける自分たちの生き様を世界に、視聴者に叩きつけるかのような歌詞です。
・独自性:9点/10点
本記事では触れていませんでしたが、本作でも任侠的価値観は健在です。
義親子、義兄弟の契の証である盃はオルガの覚悟を示す物として終盤登場します。
・メッセージ性:10点/10点
一度栄光を掴んだ成功者の足を引っ張る人間の汚さ。
それでも、何があっても前に進み続ける人間の強さ。
鉄華団が崩壊することで、これらのメッセージをより強い形で視聴者に訴えかけてきました。
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以上、「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ第2期」のご紹介でした。
第1期の成功の物語を期待していると期待と違った結末になるでしょう。
そもそも主人公たちが成功しない物語を好まない方もいるでしょう。
しかし、そんな方たちにも観て頂きたいです。
結果よりもその過程を重視して描いたことで、前に進み続ける人間の強さをより印象的に描いた作品です。
最後まで前に進み続けた少年たちの生き様を目に焼き付けてください。