エンディングテーマ

第1話~第8話
絶体絶命
歌:Cö shu Nie

第9話~第11話
Lamp
歌:Cö shu Nie

アニメ「約束のネバーランド」の魅力

魅力①絶望を打開し、希望へと繋げるストーリー設定が素晴らしい!

約束のネバーランドは、第1話から圧倒的な絶望で物語が始まります。

年長のエマとノーマンが、今まで12年間育てられてきた孤児院が鬼用の「人肉農園」だと知ってしまい、さらに、大好きだったママ(イザベラ)も鬼の部下でした。

エマとノーマンは子供たち全員を連れて脱獄することを計画します。
しかし、孤児院には小さな子供もいるので全員を連れて脱獄することは困難です。
さらに、クローネという新たな監視役の登場で脱獄が極めて難しくなります。

ただ、鬼にとって、知能の高い子どもは高級食材になる為、子どもたちは英才教育を受けておりそれぞれに強みがあります。
特に年長のエマ、ノーマン、レイの3人はテストもフルスコアでとても優秀です。

この3人を筆頭に、子供VS大人&食人鬼という極めて不利な状況の中、見事に希望へと打開していくストーリーが約束のネバーランドの魅力です!


魅力②確約された生と死からの脱獄

家畜として大切に育てられる生、家畜ゆえにいつか来る出荷という名の死。
この二つの条件のもとに繰り広げられる脱獄劇が約束のネバーランド1期の魅力です。

コニーの出荷によりエマとノーマンは農園の真実を知りますが、イザベラも真実が漏れてしまったことにすぐに気づきます。
しかし、イザベラは事を荒立てません。誰が真実を知ったかを探りつつも表面上は今まで通り穏やかに子ども達と接します。さらに真実を知ったのがエマ達であると突き止めてもなお、エマ達の口を封じるようなことはありません。
なぜならイザベラにとってエマ達は質の良い大切な商品だからです。出荷に適した年齢、12歳の誕生日まで健康に育て上げて上等な商品を作ることこそが彼女の使命であり、その商品を自ら傷つけることは滅多なことが無い限りはできません。

そのため、エマ達は家畜の身でありながらある程度の自由と生存が保証されています。しかし、脱獄のために越える壁はいくつもあり、誕生日という名のタイムリミットも着実に迫ってきます。その中でエマ達は脱獄を目指し、壁を一つ一つ乗り越えていきます。

生と死に挟まれた家畜としての立場が作り出す独特の緊張感、その中で足掻く子ども達の奮闘が約束のネバーランドの魅力になっています。

アニメ「約束のネバーランド」の評価

アニメ「約束のネバーランド」の評価

 

概ね高評価です。
区切りが良く、希望に満ちたシーンで1期を終えたため2期への期待も高まっています。

筆者評価:43点/50点
作画
音楽
ストーリー
独自性
メッセージ性

アニメ「約束のネバーランド」の全話感想(ネタバレ有)


EP.01『121045』感想

幸せな孤児院の様子を描く一方、謎のテストに黙々と挑む子ども達や孤児院を囲む柵と森など不穏な描写も続き、嫌な予感を覚えました。
その予感は的中、里親の元へ旅立ったはずのコニーの遺体、遺体を運ぶおぞましい異形の生物、その生物と会話するイザベラは衝撃の連続でした。
子ども達は脱獄を決意しますが、筆者としては全く希望の見えない船出でした。

EP.02『131045』感想

秘密を知ったことをバレないよう平静を保つエマとノーマン。しかし、イザベラもEP.01のラストで既に子ども達の誰かに秘密を知られたことに気付いており、同じように平静をよそおいながらも子ども達に探りを入れていきます。ついに始まった頭脳戦にこの先ずっと息を詰まらせる事になっていきます。
しかし、希望も見えました。エマとノーマンの異変に気付いたレイが脱獄計画に加わります。全員で脱獄するか、優秀な数人だけで脱獄するかの考え方の違いからエマとレイはぶつかりますが、ノーマンに匹敵する頭脳のレイが味方になったのは大変心強いです。

ですが、その希望をひっくり返すようにハウスに新たな大人がやってきます。シスターのクローネです。
ただでさえ厄介な大人が二人に増え、またも絶望する筆者でした。


EP.03『181045』感想

敵である大人、クローネが増えて状況は悪化、さらに子ども達の中に内通者がいる疑いまで浮上し、脱獄計画はその難しさを増していきます。
しかし、筆者としては幾分気が楽になりました。子ども達の新たな脅威であるクローネですが、愛嬌がありパワフルでコミカルに描かれる彼女は一服の清涼剤になるのでした。

EP.04『291045』感想

鬼ごっこを通して年少組に脱獄の訓練をさせつつ、ハウスの真実を伏せながらも新たにドンとギルダを仲間に引き入れたエマ達の計画は順調に進むかのように思えました。
しかし、存在が疑われていた子ども達の中の内通者が発覚。その正体はなんとレイでした。強力な味方であるはずのレイが敵だったと判明し、筆者はまたも絶望に打ちひしがれました。

一方、筆者が肩入れしているクローネはイザベラに思惑を見抜かれ、ギルダの籠絡も失敗し散々な有様でした。

EP.05『301045』感想

内通者であったレイですが、彼の狙いも脱獄でした。イザベラに従いながら彼女をコントロールし、外の世界の物、情報も手に入れ、エマとノーマンを助けるための準備をしていました。全員の脱出ではなく優秀な数名だけの脱獄に計画を変えること、そのためにエマを騙すことを条件としてレイとノーマンは改めて手を組みます。

また、真実を伏せられたままで仲間になったドンとギルダはエマ達の行動から自分達の知らない事実があると察し、レイの忠告を聞かずにイザベラの隠し部屋に侵入します。
子ども達が一枚岩でなくなり、先行きがますます不透明になっていき今後の展開が不安になってきました。
ちなみに今回はクローネの出番はありませんでした。寂しかったです。

EP.06『311045』感想

隠し部屋に侵入したドンとギルダはハウスの真実に気付いてしまいました。ドンはエマ達に騙されていたことに怒り、信頼されていなかったことに深く悲しみます。
離れ離れになりそうだった子ども達ですが、エマ達は真実を隠していたこと、ドン達は勝手な行動をとったこと、互いの非を認めたうえで改めて協力することになりました。筆者もとりあえずは一安心です。

一段落したと思いきや、引き続き内通者のフリをしていたレイは次の出荷の予定、自分の12歳の誕生日の満期出荷を告げられます。
さらにエマ達4人はクローネから手を結ぶことを持ちかけられます。
二転三転する状況、筆者の安心はほんのつかの間のものでした。

不穏な動きをするクローネですが相変わらず愛嬌にあふれています。

EP.07『011145』感想

エマ達が脱出すること、それをネタにイザベラをママの座から引きずり落とすクローネ、利害の一致から両者は手を組みます。
しかし、クローネはエマ達を利用していたのです。情報を提供するフリをしながらエマ達がどこまで情報を知っているかを見抜いてしまいました。愛嬌を振りまいていても実態は冷酷な鬼の手先。クローネの行動に筆者も思わず震え上がりました。
見抜いた情報からエマ達が脱獄のための道具を準備していると考えたクローネは物証探しのためのガサ入れを決行します。その過程で思わぬ情報を掴んだクローネはそれをネタにエマ達の即時出荷とイザベラの告発を目論みます。
しかし、その時、クローネに本部から通達が届きます。
イザベラがママに言った『さよなら』の意味とは。不穏な空気に包まれたまま次回に続きます。筆者はクローネの行く末に目が離せません。

EP.08『021145』感想

前回届いた通達はクローネのママへの昇格を伝えるものでした。あまりにも急な展開にクローネは自分が始末されることを悟ります。
一か八かでイザベラの上司であるグランマに全てを告発するのですが、グランマは全く意に介しません。グランマにとってイザベラと優秀な子ども達こそが重要な存在であり、クローネなど歯牙にもかけないものでした。
憎き子ども達に対して脱走して生き延びてこの世界をぶち壊せと呪詛の念を、ハウスに『ある物』を遺してクローネはこの舞台から退場しました。

一方、エマとノーマンは脱出のためにハウスを囲む森の外、さらに外にある高い塀の向こうに何があるかの調査に赴きます。
しかし、塀の目前まで来た二人のもとにレイの監視を振り切ったイザベラが現れます。調査を強行しようとするエマとノーマンですが、ついにイザベラが強硬手段に出ます。
ノーマンが塀を登る時間を作るためにイザベラを抑えようとしたエマの脚を折ったのです。
さらに追い打ちのようにノーマンの出荷が明日に決まったと告げます。

子ども達に偽りの幸せを語りながら脚を折るイザベラの狂気、脱獄の要であるノーマンの出荷、絶望に畳み掛けるように襲われ、心の癒やしだったクローネまで失った筆者は視聴の断念を考えるまでに落ち込みました。

EP.09『031145』感想

エマとレイの必死の提案により、出荷を防ぐためノーマンのみが先に逃げ、全員での脱獄の日までにハウスの敷地内に潜伏することに計画が変更になりました。
しかし、出荷の当日に脱走するはずの計画に反してノーマンは夕方に戻ってきてしまいました。
何故戻ってきたか激しく問い詰めるレイにノーマンは自分が見てきたものを伝えます。

脱走を兼ねて塀の向こうの調査に向かったノーマンが見たものは、塀の向こうはとても深い崖でした。

ノーマンの逃亡を願ったエマ達の、視聴者の絶望を象徴するかのような崖です。


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