アニメ「約束のネバーランド」のあらすじ・評価・全話の感想を総まとめ！

2020年2月9日

EP.11『140146』感想

諦めたフリをしていたエマとレイですが、それこそが彼らの狙いでした。

エマとレイが何も行動を起こさなくても、それでもなお監視の目を緩めないイザベラ。
エマはそれを利用して監視が緩い子ども達、ドンとギルダを中心として脱獄の準備を全て整えていました。

レイは自分の出荷前日の夜に脱獄するための計画を練っていました。
ハウスに火事を起こし、イザベラの注意を惹いてその隙きに脱獄する計画です。
しかし、それでも不十分、イザベラがハウスを放棄して子ども達から目を離さないかもしれません。
大事な商品が火に包まれてしまえばさすがのイザベラも注意を向けるに違いない。
レイは自ら灯油をかぶり、焼身自殺をはかります。

ノーマンに続いてレイまでも自分の命をかけて脱獄を成功させようとする決意に筆者は度肝を抜かれます。

レイの狙い通りにイザベラは火を消すことに、せめて商品のレイの脳だけでも守ることに専念します。
しかし、レイの計画もある人物に見抜かれていました。
それはノーマン。
ドンとギルダが整えた計画も全てノーマンが出荷前に立てたものでした。
レイの焼身自殺をすんでのところで止めて自殺をよそおい、その隙きに脱獄をします。

ついに始まった脱獄ですが、レイがある事に気づきます。
幼年組がいないのです。
あれだけ全員での脱出にこだわっていたエマ、どういう心変わりでしょうか。

燃えるハウスを見つめるイザベラですが、まだ諦めていません。
子ども達は脱獄しようとしている。つまり、まだ生きている。
子ども達を捕らえる執念を燃やすイザベラですが、そんな彼女にすがる子どもが一人。フィルです。

イザベラの執念から逃げてエマ達に脱獄してほしいという願いを抱く筆者。次回、ついに最終回です。

EP.12『150146』感想

エマは年少組をハウスに置いていく決断をしました。
しかし、彼らを犠牲にするつもりもありません。
まだ幼い彼らは出荷までに数年の猶予があります。
『一度は脱獄し、タイムリミットまでに戻ってくる。その時こそ、全員で本当の脱獄をする』
残される年少組の中で特に賢いフィルにのみ真実を話し、エマが戻ってくるまで残された子ども達を彼に託します。
これがエマの決断です。

フィルがイザベラを引きつけているうちに、子ども達は事前に準備した道具を、遊びを通して身につけた技術を駆使して崖を越えていきます。
そして最後にエマが崖を越えようとした時、そこにイザベラがたどり着きます。
『行かないでエマ、私のかわいい子ども達』
その願いも虚しく、エマは壁を越えていきます。

子ども達の追跡を断念したイザベラは自分の過去を振り返ります。
ハウスで育った彼女もかつて脱獄に挑み、崖に絶望して諦めたのです。
かつて自分が諦めた崖を、そして自分をも越えていった子ども達を彼女は見送ります。
『行ってらっしゃい。気をつけてね。願わくば、その先に光がありますように』
その顔は冷酷な鬼の顔ではなく、子ども達を見守る母の笑顔でした。

ついに脱獄を成功させますが、これはエマ達にとっての第一歩。いつか全員を連れに戻ることを胸に刻み、歩きはじめます。
子ども達を祝福するように朝日が登り、物語は幕を閉じます。

アニメ「約束のネバーランド」を見終えた感想（ネタバレ有）

約束のネバーランドの中でも、筆者が個人的に心を動かされたシーンは、第6話と第11話・12話です。

第6話では、エマ達が仲間を増やす為にドンとギルダへ孤児院の真実を伝えるのですが、心配しないように真実を少しを曲げて伝えてしまいます。

ここで不振に思ったドンに真実がバレてしまいます。
ドンは家族であるエマ達に信用してもらえなかったことに八つ当たりしてしまい、自身の無知・無力さに打ちひしがれます。

仲間に信用してもらえるように強くなりたいと願うドン。

エマ達も家族を信じる覚悟が足りなかったと謝罪して仲直りする場面は、家族や仲間の友情を再確認できて、とても熱くなるシーンでした。

その後、ドンがとても頼りになっていくところも見所です！

第11話・12話では、ノーマンが出荷してしまい、エマとリクも抜け殻のように絶望している状況の中、裏で動いていたドンとギルダのおかげで、５歳以上の子どもたち全員の脱獄に成功します。

エマ達はドンとギルダに真実を伝えた後に、その他の子どもたち全員にも真実を伝えることを決意します。

年長であるエマの「子どもたちは自分たちが思っている程、子どもじゃない」「鬼から逃げるにも危険を知って、自分の意志で脱獄に加わってもらおう」というセリフはエマの家族を信じようという成長が見られるとても素晴らしいシーンでした。

ママ（イザベラ）にマークされているエマが動けない状況で、ドンとギルダが子ども達を密かに訓練し、子どもたち全員が壁登りや崖渡りをスムーズに行えるシーンはとてもたくましく感じました。

改めて、子どもは大人が思っている以上に子どもじゃないんだなと痛感させられました。

ちなみに、４歳未満の子ども達は、出荷までに１年半以上の猶予があるので、また必ず戻り、連れ出すことを決意します。

最終話で、絶望から新たな希望へと繋げるストーリー展開は、続きがとても楽しみになるものでした！

第2期が2020年10月から放送されるので、まだ観ていない人は、約束のネバーランド第1期をぜひ観てください！

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Amazonプライムビデオ	◯	500円 (※年会費4900円)	約1.4万本	30日間
dアニメストア	◯	440円	約2,900本	30日間
NETFLIX	◯	880円～	非公表	1か月間