結果、ナナチはウサギのような姿になったものの、人格を保つことができ、ミーティは人間性を失い、不気味な姿になってしまったのです。

カートリッジとは?

ボンドルドはナナチとミーティで行った実験結果から、カートリッジというアイテムを発明しました。

このカートリッジは、見た目はボトルタンクのようですが、中に入っているのは、何と体の余計な部分を切り落とした子供で、このカートリッジが上昇負荷を肩代わりしてくれるというものです。


上昇負荷を克服して、ボンドルドは何をしようとしているのか?

ボンドルドは、そうまでして、上昇負荷を克服して果たして一体何をしようとしているのでしょう?

孤児を使って実験をしていることから、探掘組合の許可を得てやっていることではないはずです。

何者かに頼まれて、実験を行っているようには見えないのですが、個人的な理由があってのことなのか、それとも何か別の目的があるのかは、はっきりとはわかりません。

 

元々、ボンドルドは目的のためには手段を択ばない反面、アビスの不可侵のルートを開拓したり、新しい拠点の確保をしたりと、なにかしらのやり方で探掘業に貢献している人物です。

ということは、ラストダイブとなっている、第六層以降のアビスの深層で、多くの人々が、探掘をおこなうために、上昇負荷を解決するための手段を、模索しているだけなのかもしれません。

ただ、ボンドルドは、原作第6巻で「次の2千年に踏み入る準備が整った」というセリフを言っている場面があります。

アビスの内部では、祈る姿で発見された2千年前の骸骨が発見されていますが、他にも4千年前、6千年前の骸骨が発見されており、アビスでは2千年ごとに何かが起こっているようです。

そして、物語開始当初は、前の骸骨からちょうど2千年目にあたります。

ボンドルドは、その何かが起こるとき、多くの人々が、アビスの深いところに行く必要があるため、カートリッジを製造してたのかもしれません。

「メイドインアビス」上昇負荷についての考察

上昇負荷の原因である力場は、太陽光線を引き寄せるという性質から考えてみると、重力に関わる力ではないかと思われます。

根拠の一つに、第五層のイドフロントの仕組みがあげられます。

イドフロントは、古代の祭祀場を改良したものですが、かなり不思議な施設で、建物全体が回転しているようです。

イドフロントにも電気が使用されていますが、巨大な建物を回転させるのに、電気だけでは、少々燃費が悪いのではないのでしょうか、それに、古代人の技術力は大変なもので、地上の世界の技術とは比べ物にならないほどなので、地上では考えられない、未知の力を使ったテクノロジーで動いていると推測できます。

ではイドフロントを回転させているものは何か、それは渦のように回転して作用する力、重力波のようなものではないのでしょうか。

実際、イドフロントは、古代人が第六層に向かうための施設であり、古代人もアビスの深層に行くのは大変神聖なことであったらしく、深層に向かう際は儀式として執り行われていたようです。

この重力波のようなものが、渦のように回転しながら作用し、力場となって、アビスの内部に干渉し、太陽光線を吸収したり、気圧や身体に何かしらの影響を与えているのではないのでしょうか。

しかし、生物の思考にまで反応するという点を考慮すると、重力波以外の特殊な力の作用の可能性もあるのかもしれません。

いずれにせよ、あくまでも筆者の推察にすぎませんので、真相を知るには、原作で明かされるのを待つしかありません。

まとめ

漫画は自由に描かれていると思われがちですが、時折、設定という形をもって、あえて縛りを入れることがあります。

その縛りの中で、いかにして主人公を活躍させるかによって試行錯誤を繰り返すうちに、面白いドラマが生まれたりするのです。

上昇負荷は、メイドインアビスを語るうえでは、欠かせない設定です。

この設定があるからこそ、アビスでの冒険の過酷さ、危険性、そしてその危険に挑む、主人公たちの無謀ともいえる勇気が伝わってくるのです。

上昇負荷以外にも、本作には面白い設定がまだ存在していますが、本作が本当に面白いのは、設定を巧みに生かして物語にしている点なのです。

メイドインアビスのこれからの展開にもご期待ください。


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