目次
白笛の作り方は?
なぜ、プルシュカがユアワースを生み出せたかは、はっきりとした説明はされていませんが、一つの可能性として力場が関係しているかもしれません。
力場は、上昇負荷で探掘家を苦しめるだけでなく、光を吸収してアビスを照らしたり、人間の意識に反応することがあります。
プルシュカが、ユアワースになったのは、リコと仲良くなったために、彼女がリコを思う気持ちが力場に反応して、ユアワースを生みだす作用が働いたのではないかと思われます。
また、五層にある探掘家の前線基地「イドフロント」は、元々古代人が、深層に向かうための儀式を執り行う祭祀場として建造されており、ここにある六層に向かうための遺物は、自分専用の白笛を使わなければ、動かすことができないのです。
つまり、この祭祀場で、ユアワースが手に入らなければ、アビスの深層に行くことができないので、ユアワースは五層、もしくはイドフロントで作られていた可能性があります。
また、五層の下にある、六層には、上昇負荷の影響で体が変化し「成れ果て」と呼ばれる存在になった者たちが住む村があり、そこの住民の中には、ユアワースを笛に加工する技術を持った者がおり、ここで、ユアワースを白笛に加工してもらえるようです。
ただし、白笛の探掘家全員が、成れ果ての村で白笛を作ってもらったかどうかはわかりません。
もしかすると、探掘家組合の中には、白笛の作り方を知っている技術者がいる可能性もあるからです。
白笛には、どんな力がある?
白笛は、アビスにある古代文明遺跡で発見される遺物の力を呼び覚まし、真の役割を引き出す力があります。
持ち主しか使えないのは、ユアワースになった者が、持ち主にすべてを捧げる意思があるからです。
前述したように、アビスの第五層のイドフロントにある第六層に向かうための昇降機は、白笛を使って起動させます。
つまり、白笛を使わないと動かすことができない遺物であり、アビスの遺物の中には白笛を使わないと、うまく起動できないものがあるようです。
オーゼンも呪い除けの籠という遺物を起動させる際、白笛を使っていました。
もっとも、メイドインアビスに登場する遺物は、販売に掛けられたりするものがあるので、すべてが白笛を使わないと起動できないわけではないと思うので、イドフロントの昇降機のように、ほんの一部の遺物のみが白笛で動かされる可能性が高いと思われます。
ただし、アビスの古代文明は何千年も経っているので、発見された遺物が正しい使い方をされていたり、真価を発揮されているとは思えないので、白笛が遺物の「真の役割」を引き出す力があるというのは、遺物には一般的には知られていない、まだ未知の要素があるということかもしれません。
【メイドインアビス】白笛はこれからどうなるのか?
どんなアイテムになるのか?
リコは、五層のイドフロントで、ユアワースを手に入れることに成功しました。
ユアワースを少しこすると、レグの体が少し熱くなりました。
レグはアビスの底から来たロボット、すなわち「奈落の至宝」と呼ばれる遺物であるため、ユアワースの力に反応してしまうようです。
つまり、レグは白笛の音を聞くと、真の力を発揮することができるということになります。
今まで、リコはアクションではあまり見せ場がなかったのですが、今後は白笛の力で、レグの戦いをサポートをすることができるようになるので、リコの見せ場も増えていく可能性があります。
また、レグは、リコと出会う前にあった自分の記憶を失っており、自分の記憶を取り戻すためにアビスの底を目指しているのですが、もしかすると、白笛の音がきっかけで、自分の記憶を取り戻すという展開もあるかもしれません。
今後活躍する、白笛の探掘家は?
白笛の探掘家で未だ登場していないのは、神秘のスラージョと、先導卿のワクナです。
オーゼンに言わせると、白笛はどれも癖の強い性格で、できれば会わないほうがいいのだとか。
そして、ライザも第九巻時点では、回想シーンしか登場していないので、今後の展開次第では、ライザを含めた、この三人の白笛のいずれかが登場する可能性があります。
まとめ
本編では、冒険のきっかけとなったのはライザの白笛で、深層階に向かうのにも白笛が必要になっており、白笛は、物語の鍵を握る重要なアイテムであることがわかります。
そして、今後、リコ達がアビスの深層に向かった際、残りの白笛の探掘家といかなる形で出会うのかも興味深い所です。まだまだ物語から目が離せません。