【ワンピース】クロコダイルの現在とは?懸賞金アップの理由や元女説など徹底考察!
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アラバスタ編では敵として、頂上戦争では味方として活躍したサー・クロコダイル。1058話で再登場した際には、あのバギーの傘下に加わっていたことで話題を呼びました。

本記事ではクロコダイルの現在の強さや、元女説などについて徹底考察していきます!

【ワンピース】サー・クロコダイルのプロフィール

クロコダイルの現在の懸賞金は?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

作中で初めてルフィに黒星をつけた存在が、クロコダイルです。
当時のルフィの懸賞金を2倍以上も上回る、8100万ベリーの賞金首として登場し、驚愕した読者も多いはずです。

しかしクロコダイルが所属していた王下七武海は、参加すると同時に手配書が取り下げられます。
その為、ルフィと初めて戦った時の懸賞金は、20数年前のものでした。

そして作中で七武海から除名され、ただの海賊に戻ったことで再びクロコダイルにも懸賞金がかけられます。

その額はなんと19億6500万ベリー。20億にも迫ろうとする額で、まさしく四皇級の賞金首です。
「第五の海の皇帝」と呼ばれ始めた時のルフィの賞金額が、15億だったことを踏まえると、その凄さが分かります。

懸賞金が上がった理由

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

クロコダイルの懸賞金が上がった理由としては、幾つか言及されていました。

まず自然系(ロギア)の能力者であることです。作中でも登場した能力者は少なく、ダメージを与えるにも一苦労する能力者となっています。
またクロコダイルはアラバスタ編で自ら、「能力を研ぎ澄ませている」と語っており、2年後にはさらに磨きがかかっていることでしょう。

2つ目の理由としては、「知力・統率力」が優れていることです。
クロコダイルはバロックワークスと言う「秘密運営会社」を、社長として経営していました。
その手腕により徹底した秘密主義がなされていた為、世界政府すらバロックワークスの存在を知りませんでした。

そして表向きは国を守る英雄として何年も海賊と戦い続けていたのです。その経営手腕は、海軍からすれば警戒すべき力でしょう。


クロコダイルの年齢

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

クロコダイルの年齢は44歳で、2年後の第2部では46歳となっています。
海峡のジンベエ、バーソロミューくまや、不死鳥マルコは、同世代の海賊です。

クロコダイルの世代はかなりの強者揃いですが、それもそのはずで彼らが20前半だった頃に大海賊時代が始まりました。
それから20年近く生き残っている海賊ですから、強くて当然ですよね。

またクロコダイルはかなり早い段階から海賊行為を行っていたようで、20歳の時にはダグラス・バレットと交戦していました。
ルフィ達の世代を「最悪の世代」と、作中では呼ばれていますが、クロコダイル達の方がよっぽど最悪の世代だと筆者は感じます。

【ワンピース】クロコダイルの過去は女?

先代アマゾン・リリー皇帝?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

実はクロコダイルは、先代アマゾン・リリー皇帝だったのでは?という考察が、あちこちでされています。

アマゾン・リリー皇帝といえば、先代と先々代の皇帝は死んだと語られていました。
しかし先日シャッキーが先々代皇帝と判明し、先代も死亡していない可能性が浮上したのです。
そこで先代皇帝としての疑惑が強まったのがクロコダイルでした。

そしてクロコダイルが元女である根拠としては、七武海のモデルが鍵を握っています。

七武海のモデルは、ロマンシングサガ2に登場する「七英雄」と言われてきました。
そして七英雄の中で、クロコダイルに該当するのがワグナスです。

このワグナスというキャラは、体は女性ですが、男性のような見た目をしています。
この「性別と身体が逆」と言う特徴が、クロコダイルが元女性であるという、ひとつの根拠です。

イワンコフの握る弱み

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

クロコダイルが元女性である説を強める根拠として、作中におけるイワンコフとのやり取りが挙げられます。

インペルダウン編にてルフィ達と再会した際に、イワンコフがクロコダイルを「弱みを握っている」と牽制しているのが見られました。
ここで重要な要素は「イワンコフが弱みを握っている」という点です。

イワンコフといえば、ホルホルの実の能力者で体内のホルモンを自在に操れます。そしてホルモンを操ることで、体の性別を自由に変化させることも可能です。
つまりイワンコフの握る弱みとは、かつてクロコダイルの性転換をイワンコフが行ったということではないでしょうか?

またイワンコフは、クロコダイルがルーキーだった頃に握った弱みとも言及していました。

当然ですが、手配書や七武海として名を挙げた後に性転換していたら、性別が変わったと話題になるはずです。
その為時期としても、クロコダイルが性転換したという説は、辻褄が合うと考えられます。


弱みは元女性ではなく元奴隷の可能性も?

ゴッドバレーから逃げ出す計画を立てる奴隷たち
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

クロコダイルの弱みは元女性だったことではなく、元奴隷だった過去ではないかという説もあります。
クロコダイルは誰も信じようとせず、大きな力を求める性格です。

誰も信じようとしないのは奴隷時代に虐げられた影響と考えられますし、大きな力を求めるのも力があれば何も失わずにすむという考えかもしれません。

劇場版に登場したギルド・テゾーロは元奴隷でしたが、力を求める部分などがクロコダイルに似ていると言われています。

イワンコフが元奴隷だったことが判明したことで、クロコダイルと奴隷時代に合っていたのではないかと言われるようになりました。

ただ、クロコダイルがルーキーの頃に弱みを握ったという事実を考えると、イワンコフの言う弱みが元奴隷という線はなさそうです。
元奴隷のイワンコフが、奴隷だった事実でクロコダイルを脅すとも考えにくいです。

【ワンピース】クロコダイルと白ひげの因縁

かつて白ひげに敗北

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

インペルダウン編ではルフィ達に協力する形で脱獄したクロコダイルですが、その目的は白ひげの首をとることでした。
そこまで白ひげに拘るのは、白ひげがかつてクロコダイルの野望を打ち破った相手だからです。

20代で七武海に入ったクロコダイルは、当時期待の新星として名を売っていました。
そして七武海に入った後、挑んだのが白ひげです。

結果としては白ひげに惨敗し、クロコダイルは一旦大人しくなってしまいます。
扉絵連載で判明している事実ですが、クロコダイルは海賊王になるという野望を持っていました。

しかし夢へ向け順調に進んでいた矢先に、白ひげと言う強大な壁に折られてしまったのです。

かつてクロコダイルが、海賊王を夢見るルフィに放った、「この海のレベルを知れば知る程に そんな夢は見れなくなるのさ!!!」という言葉。
あれは、世間知らずなルフィの姿を、昔の自分と重ねた言葉だったのかもしれません。

また白ひげに対しては、宿敵と認識しながらも、「自身の野望を打ち破った男」として認めているようです。
その為、白ひげが海軍の策で仲間を売ったと誤解させられた時は、「そんな弱ェ男に敗けたつもりはねェぞ!!!」と激昂しました。

敗北後アラバスタを拠点に

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

白ひげとの戦いで惨敗したあと、しばらく大人しくしていたクロコダイル。
しかし次の野心として古代兵器プルトンに目をつけ、アラバスタ王国をターゲットにします。

そこから表向きは「海賊を狩る海賊」として活動していたようです。
この働きにより、政府もクロコダイルを信用し、アラバスタには海軍を駐屯させなくなりました。

またアラバスタの市民からは「英雄」と称えられ、着実に地位を築いていきます。

ですがこの全てが、古代兵器「プルトン」を手に入れるための布石でした。
その後、アラバスタ国王の不信感を煽るような工作をし、反乱軍の内乱を引き起こさせます。

そして自らが国王となり、プルトンの在処が示された「歴史の本文」を手に入れようとしました。
しかし皆さんご存じの通り、ルフィ達の手によって阻止されています。

【ワンピース】クロコダイルは現在クロスギルドに所属

バギーと手を組んだ理由は?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

原作1056話にてミホークと共に、バギーと手を組んでいることが判明し、話題を呼びました。

一体どうしてクロコダイルほどの海賊が、バギーの傘下についているのか?と疑問に思った方も多いでしょう。
しかし後に明かされた理由は、驚くほど単純でした。

元々バギーが海賊派遣会社の設立の金を、クロコダイルに借りていました。
しかしバギーは七武海撤廃のゴタゴタに合わせて、トンズラしようとしたのです。

それを予見したクロコダイルが、バギーを海軍の包囲網から救い、金を回収するため問い詰めます。
しかし返す金もなかったバギーは、クロコダイルの新規事業である「クロスギルド」を手伝うことにしたのです。

ですが、そこでも部下の過剰なバギーの持ち上げによって、バギーはクロコダイル達のボスのような扱いを受けます。
そして世間からは、「バギーがクロコダイルとミホークを従えた」ように見えた訳です。

飛んだ笑い話ですが、クロコダイルからすれば、自身が座るかもしれなかった席を奪われたのですから、面白くない話ですね。

バギーに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

元々ミホークと共に設立するはずだった

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

バギーにボスの座を奪われたクロコダイルですが、元々この事業はミホークと共に立ち上げるつもりだったようです。

七武海撤廃後、共に海軍に追われる身になったミホークに、真っ先にクロコダイルは声をかけます。
この仕事の早さは、流石の経営力ですね。

クロコダイルは自身とミホークの名前を使い、「海軍が無視できない」組織を作り上げようとしました。それが「クロスギルド」です。
クロスギルドは海賊ではなく、「海兵に懸賞金をつける」という全く新しいシステムの組織となっています。

つまり海兵を追う立場ではなく、「追われる立場」にしてしまうというのが、この組織の1番恐ろしい点でしょう。

そして組織の最初のメンバーとして、クロコダイルがミホークを選んだのにも訳があります。
それはかつてミホークは、「海兵狩り」と呼ばれた海賊だったからです。

海兵を狩ることを生業にする組織としては、これ以上ない人選ですね。

ミホークに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

軍事国家を作ることが目的だった

クロスギルド
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

クロコダイルがクロスギルドを設立したのは、軍事国家を作ることが目的だったようです。
1082話で現在のクロコダイルの目的は、理想郷ユートピアとしての軍事国家を作ることだと判明しました。

クロコダイルはアラバスタで活動していたころから、理想郷として軍事国家を作ろうとしていました。
クロコダイルの最終的な目標は変わっておらず、クロスギルドも軍事国家を作るための組織だったようです。

クロスギルドは、海兵に賞金を懸けることで市民が海兵を狙う状況を作ることに成功しています。
その脅威は海軍にも意識されており、クロスギルドは海軍に対抗できる組織になるかもしれません。

クロコダイルは、クロスギルドの力を世界政府に示すことで、世界政府に認められた軍事国家を作ろうとしているのかもしれません。

バギーのせいでワンピースを狙うことに?

バギーを海賊王にしようと盛り上げるクロスギルドのメンバー
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

クロコダイルの計画は順調に進んでいましたが、ワンピース1082話のバギーの発言でクロスギルドはワンピースを狙うしかなくなるかもしれません。

クロスギルドの活動内容は海兵に賞金を懸け、それに関連した賭博を行うことのようで、ワンピースを狙うこととは無縁でした。
そもそもクロスギルドは会社であり、海賊団ではありません。

しかし、バギーが「ワンピースを取りに行く」と言ったことに対して、クロスギルドの社員たちの大多数が賛同

バギーの社長としての人気が非常に高いことも考えると、クロコダイルもワンピース狙う方針に協力するしかなさそうです。

クロコダイルが元々海賊王になる夢を持っていたことを考えると、本人も本気でワンピースを狙うようになるかもしれません。

【ワンピース】クロコダイルの現在の強さを考察!

【悪魔の実】スナスナの実の能力者

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ここからはクロコダイルの悪魔の実である、「スナスナの実」について解説していきましょう。

「スナスナの実」を食べた者は、全身砂に変えられる砂人間になります。
かなり応用が効く能力となっており、斬撃や砂嵐、身体を砂化させた高速移動など、用途は多岐に渡ります。

また「渇き」を与えるという特性があり、触れた物体から水分を抜き取ることが可能です。
この能力が非常に凶悪で、水分を抜かれた人間はすっかり干上がってしまいます。
更に木や石など、無機物からも水分を抜き取ることが可能です。

無類の強さを誇りますが、実は水が最大の弱点となっています。

能力者といえば水に弱いことは有名ですが、例えば海やプールのような場所に浸からなければ大丈夫です。
しかしスナスナの能力者は、少しでも水気があると砂化できなくなるため、致命的なほど耐性がありません。

その為クロコダイルはアラバスタにいた頃、自身の活動地域には雨が降らないようにするなど徹底していました。

クロコダイルの技まとめ

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ここからはクロコダイルの使用する技について、一覧化してみました。
かなりの種類があり、クロコダイルの多芸さが伝わると思います。

  • 砂漠の宝刀(デザート・スパーダ)
    手を砂の刃に変え、巨大な斬撃を放ちます。切り裂いた場所に割れ目が出来るほど、鋭利な攻撃となっています。
  • 砂漠の向日葵(デザート・ジラソーレ)
    地下の水脈を利用することで、巨大なアリジゴクを作り出す技です。地下に水脈がなければ発動できませんが、一度ハマれば単独での脱出は困難となります。
  • 三日月形砂丘(バルハン)
    右腕に三日月のような砂を纏わせて、ラリアットのように繰り出します。斬られた部位からは水分が奪われますが、水分補給をすると治るようです。
  • 砂嵐(サーブルス)
    掌から砂嵐を巻き起こして、人を簡単に吹き飛ばします。クロコダイルの代表的な技です。
  • 砂嵐重(サーブルスペサード)
    砂嵐の強化版で、より巨大な砂嵐を作り出すことが可能です。
  • 干割(グラウンド・セッコ)
    掌を地面に付け、大地に伝うものから「水」を奪い取り、地面をひび割れさせます。
  • 浸食輪廻(グラウンド・デス)
    「干割」を続けることで、大地に伝う全てを砂化させる技です。
  • 砂漠の金剛宝刀(デザート・ラ スパーダ)
    斧のような刃を4本同時に放つ、ルフィとの最終決戦で使われた技です。

実力は四皇クラス!?

出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

懸賞金が19億6500万ベリーと、四皇並みの額を持つクロコダイル。
その実力に関しても、四皇に匹敵するものを持っていると筆者は感じます。

先述した通り、スナスナの実の能力は、非常に応用力のある物です。
クロコダイルの研鑽も相まって、最強格の自然系能力者であると言えるでしょう。

バギーに向けられた海軍の包囲網を、あっさりと殲滅した場面を見ても、2年後は相当実力は上がっていると思われます。

更に頂上戦争においても、ミホークの斬撃を止めたりするなど、四皇レベルの海賊にも引けをとっていませんでした。

仮に四皇レベルでなかったとしても、ローとキッド並みの実力はあると思われます。
また「クロスギルド」のような恐ろしい組織を思いつく知性も含め、「四皇」と呼ばれて然るべき海賊でしょう。

【ワンピース】クロコダイルの現在についてのまとめ

ここまでクロコダイルの最新の情報について纏めてきましたが、如何だったでしょうか?

かなり序盤に登場した敵キャラですが、ミホークと共に未だ株が落ちていないキャラの1人です。
バトル漫画といえば、序盤のキャラはインフレについていけなくなるのが常ですが、クロコダイルはそんなことありません。

むしろ年々株が上がりつつあり、連載を重ねたことで魅力が深まったキャラと言えますね。
バギーの発言のせいで、ワンピース争奪戦にも参加する可能性が高くなりました。

今後もクロコダイルの活躍に注目です。

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