呪術廻戦ネタバレ183話|秤の領域はパチンコがモチーフ!

秤の領域の性質は?!という、非常に気になる幕引きとなった前回。
今回いよいよ、その詳細が明らかとなったのですが、秤の領域は予想以上に複雑かつユニークなものでした。
即座に適応し、対抗するシャルルでしたが、やはり秤の方が一枚上手なようです。

読者もシャルルも秤に翻弄された第183話「東京第2結界③」のネタバレです。

呪術廻戦前回182話のおさらい

自身の好きな漫画家の発言や、漫画作品をたとえ話に出しながら、シャルルは秤と対峙します。
彼の武器は「G戦杖」、相手に漫画のコマを付与することのできる術式を持っていました。
コマを付与した相手の未来を、シャルルは見通すことができるようになります。
最初は1秒先ですが、条件が満たされればさらに先の未来も視ることができるようになると発言するシャルル。
しかし秤には、ただ「未来が視える」だけでは対抗することは不可能でした。
見ても、確認しなければ行動できない。
シャルルのこの弱点を、秤は瞬時に見抜いていたからです。
それでも引き下がらないシャルルは、未来の死角で秤を迎え撃つつもりでいました。
そんなシャルルに対し、秤は領域展開で応じます。
これにより、シャルルの脳内には秤の領域と術式のルールが開示されたのでした。

呪術廻戦ネタバレ183話

呪術廻戦ネタバレ183話|「CR私鉄純愛列車」?!

まず提示された情報は、数字を割り振られた7名のキャラクターとその名前でした。
メインヒロインに幼馴染み、上司に大学の同期、会社の同期、妹、そして主人公。
彼らは「私鉄純愛列車」というパチスロゲームの登場人物です。
作中に実在するらしいこのパチスロ「私鉄純愛列車」こそが、秤の領域だったのでした。

・図柄を3つ揃えれば大当たり
・大当たりを引くと秤はあるボーナスを獲得できる
・ボーナスの内容は当たってからのお楽しみ

という、ごく簡単なルールと、ゲーム(領域)がどのように進行するのかが説明されました。
予告演出や期待度、リーチアクションやチャンスアップなど、実在するパチンコのルールが適用されていることがわかります。
一見すると、パチンコやパチスロと縁のない人であれば、理解が難しいルールのある術式に見えます。
ただ、ギャンブル要素が盛り込まれていたり、モチーフがそもそもパチンコであるなど、秤らしさの感じられる領域なのも事実ですね。

呪術廻戦ネタバレ183話|秤の領域の一連の流れ

いよいよ、シャルルが秤の領域に巻き込まれていきます。
領域内ではまず「通常ステージ」が開始。
秤が保留玉を投げることでシャッターが出現、これが予告演出です。
シャルル曰く「奴(秤)の攻撃そのものが予告演出」となるということでした。
予告演出が終わると「リーチアクション」が始まります。
期待度の異なる4種類のリーチアクションの、どれが始まるかによってステージが変化。
初手は期待度1の「ICカードリーチ」が発生しました。
このリーチアクションのあとは、「私鉄純愛列車」の主人公が改札を通り、定時に出社できれば大当たりとなります。
妨害を試みるシャルルでしたが、演出はあくまで演出であり、妨害は無意味でした。
阻止したいのであれば、演出が終わる前に術師本人を倒すしかありません。
また、予告やリーチの結果は、シャルルの術式で見通すことができないものです。

期待度の低いリーチだったこともあり、秤の初手の攻撃は不発に終わりました。
大当たりが出ずに終わると、通常ステージに戻るという仕組みです。
この繰り返しの流れを終わらせるには、秤が当たりを引くか、シャルルが秤を倒すしかありません。
そして、秤が大当たりを引けば自分が負けるということも、シャルルは気づいていました。

呪術廻戦ネタバレ183話|シャルルが許せないポイントとは

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秤の領域、及び術式を理解したシャルルですが、彼が許せないと感じたポイントは少々ズレていました。
「私鉄純愛列車」は青年ラブコメの金字塔(と、シャルルが主張する)漫画である。
それをギャンブルのコンテンツとして消費していること、これがシャルルにとっては許しがたいことでした。
「ちゃんと原作読んだのだろうな!?」という発言から、彼がこの漫画作品も愛読していただろうことが伺えます。
さらに、大当たりの確率が239分の1であることもシャルルは指摘。
「そんな確率の低いクジをダラダラ引かせ続けると思っているのか」と、秤に詰め寄ります。
秤の未来の動きが見えていると豪語するシャルルですが、対する秤は冷静に「その割に当たんねぇな」と返します。
その瞬間、発生したのは期待度の高い「金シャッター」の予告演出でした。
そして、ここで発生したリーチアクションも、期待度が80%の「華金終電リーチ」。
大当たり確定の演出が発生する可能性が非常に高いものでした。
秤が大当たりを引いたら、シャルルは負け確定です。
大当たりが発生しないよう必死に祈りながら、秤の攻撃をかわさなくてはならないのでした。

呪術廻戦ネタバレ183話|秤、確変を引き寄せる!

シャルルの願いが届き、大当たりは回避された、かに見えました。
「私鉄純愛列車」のメインヒロインは帰宅し、シャルルの一撃が秤を捉えたように思われたのです。
勝利を確信したシャルルは、
「運ではなく、実力で勝負していたら、勝っていたのはアナタだったかもしれません」
と秤に告げました。
そのときでした。
帰ったはずのメインヒロインが、主人公(と、秤&シャルル)の前に姿を現したのです。
『電車で帰ったはずのヒロインが姿を現す』
これは、シャルルが恐れていた大当たりの演出でした。
3つの数字が見事に揃い、秤の蹴りがシャルルにヒット。
G戦杖を折られ、顔面に蹴りを食らったシャルルに、秤はこう言い返すのでした。
「実力で運を掴むんだよ」

呪術廻戦ネタバレ183話のまとめ

いかがでしたか?

「一瞬何が始まったのかわからなかった」「これは上層部とモメるのも納得」などなど、秤の領域に関しては読者もついていくのがやっとだったようです。
斬新極まりないとしか言いようのない領域であることは、確かに否めません。
また、「パチンコわからないと置き去りにされる展開なの?」という声も上がっていました。
秤の領域に関しては、本誌を一読するのが理解する最短の手段であるように思われます。

そして気になるのはやはり、武器を失ったシャルルの今後ですね。
このまま敗北を認め、大人しく矛を収めてくれるのでしょうか。
それとも、やられっぱなしでは終わらないのでしょうか。
秤はパンダと行動を共にしていましたから、パンダが今何をしているのかも気になりますね。
もっとも、結界進入時におそらく分断されたでしょうから、合流は難しい可能性も否定できません。
秤優勢の状況で今回は幕引きとなりましたが、今後の流れは非常に気になるところですね。

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