
目次
最終章に入ってより盛り上がりを見せるワンピース。しかし、最終章で絶対描かれるラフテルの実情についてまだまだ明かされていません。
この記事では、ラフテルについて、徹底的に解説・考察していきます。
【ワンピース】ラフテルとは?
まずはラフテルについての基本情報についておさらいしていきましょう。
グランドラインの最後の島

ラフテルとは、グランドラインの最後の島です。
ラフテルの存在が初めて明かされたのは、双子岬でクロッカスからログポースをもらったときのことでした。
クロッカスの話によると、ログポースを辿っていけば、最終的にラフテルにたどり着くようです。
ラフテルにたどり着けたのはロジャー海賊団だけ

グランドラインの最後の島であるラフテルにたどり着けたのは、800年間の中でロジャー海賊団だけと言われています。
なお、ロジャー海賊団は現在から25年前にラフテルにたどり着きました。
そして、ラフテルにはひとつなぎの大秘宝(ワンピース)があります。
ロジャーは公開処刑される際、「この世の全てをそこに置いてきた」と発言していますが、この「そこ」とはラフテルのことであり、ひとつなぎの大秘宝を置いてきたと考えられます。
【ワンピース】ラフテルの意味とは?
次に、「ラフテル」という意味について深堀りしていきます。
ラフテルの意味は笑い話

グランドラインの最後の島を「ラフテル」と名付けたのは、ロジャーであることが明らかになっています。
「ラフテル」という名前の由来は「笑い話」です。
ラフテルで見つけたひとつなぎの大秘宝と世界の全てを知ったロジャーは、涙が出るほど笑っていました。
ここから、「笑い話」を英語にした「Laugh Tale」を元に「ラフテル」と名付けられました。
太陽の神ニカとラフテルの関係

ラフテルの由来が「笑い話」であることから、太陽の神ニカとラフテルに関係があるのではないかと考えられます。
太陽の神ニカとは、ワンピースの世界でまことしやかに伝わっている伝説の戦士です。
またフーズ・フーによると、太陽の神ニカは「太古の昔に奴隷たちが信じ、人を笑わせ苦悩から開放してくれる伝説の戦士」だと言われています。
つまり、「笑い」という共通点から、太陽の神ニカとラフテルには何らかの関係性があると考えられます。
ビンクスの酒とラフテルの関係

ビンクスの酒とラフテルにも関係があると考えられます。
ビンクスの酒とは、海賊の伝統的な楽曲です。
このビンクスの酒の歌詞の最後は「果てなし あてなし 笑い話」と締められています。
「笑い話」というキーワードが入っているということは、ラフテルと無関係ではないでしょう。
実際、ビンクスの酒の歌詞は、作者である尾田栄一郎先生が書いています。
つまり、尾田先生は意図的に、「笑い話」というキーワードを歌詞に入れているのではないでしょうか。
【ワンピース】ラフテルへの行き方は?
次にラフテルの行き方について、現状わかっていることをまとめていきます。
双子岬のクロッカスのヒントはデマ

先述したように、ラフテルへの行き方は、双子岬にてクロッカスが教えてくれていました。
クロッカスのヒントによると、ログポースを辿っていけば、ラフテルにたどり着くとされていました。
しかし、このヒントはデマだったのです。
ゾウ編にて、ログポースの終着点は、ラフテルではなく水先星(ロードスター)島であることが明らかになりました。
実際、ロジャー海賊団は、水先星島にたどり着き、真の最終地点が別にあることを知り、冒険を大きくやり直しています。
ロードポーネグリフを4つ集める必要がある

ロジャー海賊団は、ラフテルにたどり着くためには、ロードポーネグリフを4つ集める必要があることに気が付きました。
ロードポーネグリフとは、通常のポーネグリフとは違い、赤色をしています。
このロードポーネグリフに記された地点の4つを結び、その中心に浮かび上がるのがラフテルなのです。
そのため、現在、ラフテルに行くためのロードポーネグリフ争奪戦が行われています。
ポーネグリフについては、下記の記事で詳しく解説していますので是非チェックしてみてください!
ラフテルには簡単に行けない

ロードポーネグリフにてラフテルの地点が浮かび上がるとはいえ、大航海時代であり多くの海賊たちが渦巻く今、偶然誰かがラフテルにたどり着く可能性もあるのではないでしょうか。
しかし、現状、ロジャー海賊団以外誰もたどり着けていないようです。
ここから、ラフテルは簡単に行ける場所にないことが分かります。
それは、何かが阻んでいるため行けないのか、はたまたルフィたちのいる青色の星にない可能性もあるでしょう。
【ワンピース】ラフテルの場所を示すロードポーネグリフの在り処
次に、ラフテルの場所を示す4つのロードポーネグリフの在り処を解説していきます。
現状、3つのロードポーネグリフのありかは明らかになっていますが、最後の一つは明かされていません。
最後の一つに関しては、考察していきます。
ゾウ

1つ目は、ミンク族が住むゾウです。
ゾウとはつまりズニーシャのことで、生物であるため、ログポースではたどり着けません。
そのため、ロードポーネグリフの在り処として万全な場所です。
また、ゾウの中でもロードポーネグリフはくじらの樹の中に保管されています。
そのため、ゾウにたどり着いたとしても、見つけることは容易ではありません。
さらに、ネコマムシやイヌアラシたちが昼夜に渡ってロードポーネグリフを守ってきたため、長年見つけられていなかったようです。
ホールケーキアイランド

2つ目は、ホールケーキアイランドです。
ホールケーキアイランドは、四皇ビッグ・マムが縄張りとしてるトットランドの中心にある島で、ビッグ・マムの本拠地ともなっています。
そのため、実力のない海賊たちは近づくことすら困難です。
さらに、ビッグ・マムが住むホールケーキ城の4階にある宝物の間にロードポーネグリフを隠しているため、シャーロット家ですら簡単に立ち入れないほど厳重に警備しています。
なお、ビッグ・マムがもつロードポーネグリフはもともと別の場所にあったもののようです。
しかし、もともとあった場所は明かされていません。
ワノ国

3つ目は、ワノ国です。
ワノ国は、四皇カイドウが縄張りとしていました。
また、ワノ国は鎖国国家であるため、海軍すら入国は困難です。
さらに、ワノ国の中でも海底にロードポーネグリフがあるため、容易には発見できません。
なお、魚人族であれば水中を探索できるため、容易に見つけられます。
最後の一つはエルバフ?

最後の1つに関しては、エルバフにあると考えられます。
エルバフとは、巨人族が住む島です。
26年前には、ロジャー海賊団は魚人島の森でロードポーネグリフを見つけています。
しかし、麦わらの一味が魚人島にたどり着いた際には、ロードポーネグリフはありませんでした。
つまり、誰かが移動させたことになります。
移動させた候補として、2人挙げられます。
1人目は、ビッグ・マムです。
ビッグ・マムは魚人島を縄張りとしていたため、ロードポーネグリフを見つけ出し、持ち出す可能性は十分にあります。
2人目は、シャンクスです。
シャンクスはロジャー海賊団の見習いとして、魚人島でロードポーネグリフを見ています。
つまり、ロードポーネグリフの在り処を知っているということです。
元四皇であるカイドウ、ビッグ・マムはそれぞれロードポーネグリフを1つずつ確保していました。
ここから、シャンクスもロードポーネグリフを確保している可能性が考えられます。
シャンクスはひとつなぎの大秘宝を奪りに行くと宣言してから、エルバフに訪れています。
エルバフでは、旧友に会っていたと話していますが、そこでロードポーネグリフを確認していたのかもしれません。
エルバフについては下記の記事で詳しく解説していますので、是非チェックしてみてください!
【ワンピース】ラフテルの正体を考察
次に、ラフテルの正体について考察していきます。
ラフテルにはジョイボーイが残したひとつなぎの大秘宝がある

ラフテルには、ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)があります。
そして、そんなひとつなぎの大秘宝を見たロジャーは「お前と同じ時代に生まれたかった」「とんでもねェ宝を残しやがって…!!!」とつぶやいています。
この「お前」とは、ジョイボーイのことです。
つまり、ひとつなぎの大秘宝を残したのは、ジョイボーイである可能性が高いのです。
ラフテルの正体は空白の100年に栄えたある巨大な王国

ジョイボーイは空白の100年に存在した人物だと考えられています。
また、ジョイボーイとは、クローバー博士が提唱した「ある巨大な王国」に関わりのある人物である可能性が高いでしょう。
そんなジョイボーイがひとつなぎの大秘宝をラフテルに残しているということは、ラフテルは「ある巨大な王国」とも関わりがあると考えられます。
そして、ラフテルこそ、ある巨大な王国そのものであるとも考えられています。
というのも、ある巨大な王国とラフテルの想像図がかなり似ているのです。
また、クローバー博士はある巨大な王国の名前を言おうとした際、すぐに消されてしまいました。
つまり、ある巨大な王国の名前もまたラフテルなのかもしれません。
【ワンピース】ラフテルにあるものを考察
次に、ラフテルに残されたひとつなぎの大秘宝について考察していきます。
ロジャーはなぜ持ち帰らなかったのか

作者の尾田先生は2019年の「ホンマでっか!?TV」にてルフィたちの冒険の最後には、ご褒美として「モノ」が待ち受けていると発言しています。
つまり、ひとつなぎの大秘宝はモノである可能性が高いのです。
しかし、ロジャーはひとつなぎの大秘宝を持ち帰っている素振りを見せていません。
この理由として、下記の理由が挙げられます。
- 持ち帰られる大きさではなかった
- ロジャーたちには必要なかった
実際、ロジャーたちはラフテルから帰る際、「おれ達は…早すぎたんだ」と発言しています。
つまり、ロジャーたちは早すぎたために必要ではなかったと考えられます。
ひとつなぎの大秘宝については下記の記事でも詳しく解説していますので、是非チェックしてみてください!
あるものを見ると世界の全てを知ることができる

ラフテルにたどり着き、ひとつなぎの大秘宝を見つけたロジャーたちは世界の全てを知りました。
世界の全てとは、空白の100年やDの意志などに関する全ての謎のことです。
では、どのようにして世界の全てを知れるのでしょうか?
結論からいうと、ひとつなぎの大秘宝とは、絵巻物だと考えられます。
このように考えられる理由は2つです。
1つ目は、太陽の神ニカの存在です。
先述したように、ラフテルは太陽の神ニカと関連性があります。
この点から、ひとつなぎの大秘宝と太陽の神ニカにも関連性があると考えることは妥当でしょう。
また、太陽の神ニカは幻獣種である上に真っ白です。
つまり、太陽の神ニカは何らかの方法で伝わってきた上に、それは色を与えられていなかったと考えられます。
そして、カイドウはルフィが太陽の神ニカの姿になった際、「まるで絵巻物」と発言していました。
これらの点から、太陽の神ニカが描かれた絵巻物があると考えられます。
2つ目は、世界の全てを知るためには書物が必要だからです。
ひとつなぎの大秘宝が純粋に宝だけだとすれば、世界の全てを知ることはできません。
世界の全てを知るためには、何か文字なのか、絵なのかで伝える必要があるでしょう。
そういった点からも、絵巻物があると考えられます。
【ワンピース】ラフテルの在り処の考察
最後に、ラフテルの在り処について考察していきます。
ここでは、ラフテルの在り処の候補について3つ挙げていきます。
候補①北極か南極

1つ目の候補は、北極、もしくは南極です。
このように考えられる理由は2つあります。
1つ目は、ロードスター島の存在です。
ロードスターとは、北極星を意味します。
つまり、ロードスター島が北極であれば、ラフテルは南極である可能性が考えられます。
実際、ロードスター島でラフテルの存在を知ったロジャー海賊団は大きく冒険をやり直しています。
これはつまり、ロードスター島の近くにラフテルがないことと同義なのではないでしょうか。
2つ目は、凍った麦わら帽子の存在です。
イム様は、ジョイボーイのものだったであろう凍った麦わら帽子を保管しています。
凍っているということは、どこか寒い場所に麦わら帽子があったのではないでしょうか。
そうすると、最も寒いであろう南極、もしくは北極にラフテルがあると考えられます。
候補②海底

2つ目の候補は、海底です。
これは、ロジャーのセリフから考えられます。
ロジャーは大海賊時代を始める際、「探してみろこの世の全てをそこに置いてきた」とラフテルの存在をほのめかしました。
この「そこ」とは「ラフテル」を指していると考えられますが、それと同時に「底」である可能性があります。
尾田先生はふとした発言に伏線を張っていますから、この海底説も十分あり得るでしょう。
候補③太陽

最後に3つ目は、太陽です。
このように考えられる理由は、2つです。
まず1つ目は、ロジャー海賊団以外まだ誰もラフテルを見つけれていないということ。
地球上のどこかにラフテルがあるとすれば、誰かが偶然立ち入る可能性もあります。
しかし、そういった偶然もないということは、地球上にはない可能性が考えられるでしょう。
2つ目は、ロードポーネグリフの色です。
ロードポーネグリフは他のポーネグリフと違って赤色となっています。
これはラフテルが太陽であることを示唆しているのではないでしょうか。
【ワンピース】ラフテルの考察のまとめ
いかがだったでしょうか。今回は、ラフテルについて解説・考察しました。
ラフテルはワンピースの根幹にもなる重要な謎です。この謎が解き明かされることで物語は終わるのか、はたまたラフテルによって巨大な戦いが始まるのか、先が気になりますね。