目次
呪術師狩り、という予想外の展開を見せた死滅回游。
いよいよその全貌が明らかになるかと思われた今回、なんと更なる羂索の動きが判明しました。
羂索が、天元を狙って行動を起こしたのです。
天元の護衛として、九十九由基と脹相が控えていました。
このうち、脹相がまず羂索と遭遇します。
ピンチにピンチが重なった第202話「血と油」のネタバレです。
呪術廻戦前回201話のおさらい
エネルギーの自給自足が可能になれば、解決できる問題が大量にある。
しかし、そのためには「呪力」を研究する必要があり、非術師と術師の違いは「脳」にある。
だが、現代科学と医療技術をもってしても、脳には謎が多い。
だからこそ呪術師を手に入れる必要がある、狩りではなく保護のために。
アメリカは、呪力の研究で他国に後れを取るわけにはいかない状況でした。
しかし、「人体実験を視野に入れた拉致」という提案を大統領はなかなか受け入れられません。
苦悩する大統領は、ギャリー中将に「呪術師狩り」を実行する際に必要な戦力を尋ねます。
一個中隊で十分と予測する中将ですが、羂索はこれを否定。
五条悟が行動不能に陥っても、大隊規模の戦力の投入は必要だ、と説明します。
失笑する米国政府に対し、裏梅がこんな提案を持ちかけました。
部屋の外に配備された精鋭部隊をかいくぐり、移動してみせる。
象のような姿をした呪霊を使い、羂索は見事にこれを成し遂げます。
呪術師の力を見せつけた上で、ついに「呪術師狩り」の具体的な話が始まってしまいました。
呪術廻戦ネタバレ最新話202話の考察
呪術廻戦ネタバレ最新話202話の考察|他国も動いた可能性アリ?
201話の流れから、200話にて投入された800名は、米国特殊部隊などの人員の可能性が高いですよね。
しかし、本当にそれだけなのでしょうか?
羂索は、アメリカ以外の国にも、呪術師の情報をリークしているらしいことが示唆されています。
アメリカと極秘の交渉を進めるほかに、他国と組んでいることが描かれていました。
そうなると、米国特殊部隊だけが投入されたわけではない可能性も浮上します。
具体的には、201話で名前が挙がっていた中国やロシアなどの国々ですね。
九十九由基も以前、「中東諸国が黙っていない」といった旨の発言をしていました。
ということは、こちらからの軍事介入も考えられることにもなります。
大量の非術師が投入される「死滅回游」の結界。
羂索はこの状況を、何に利用するつもりなのでしょう?
呪術廻戦ネタバレ最新話202話の考察|呪術最盛期の再現?!
軍人、つまりは非術師が呪術師を狩る、という状況が、201話時点で成立しつつあります。
これによって、どういった事態が引き起こされるのでしょう?
考えられるのは、「術師が死後、呪霊に転ずる」ことです。
桜島編にて、真希の母親(非術師)に殺された禪院直哉が、呪霊になって再登場しましたよね。
これと同様の事態が、死滅回游を通して大量に引き起こされる可能性が考えられます。
1級や特級の術師であれば、非術師である軍人が制圧することは難しいでしょう。
しかし、実力が低く経験も浅い術師であれば、勝敗はわからないですよね。
また、直哉のように背後から一撃で、などの攻撃を受ければ、階級の高い呪術師であっても倒されるかもしれません。
こういった、呪霊が大量発生する事態に陥ることで、「呪術全盛時代」を作り出すことも可能です。
渋谷事変ラストで、羂索が宿儺に言っていた発言とリンクすることを考えると、無い話とは言えないのではないでしょうか。
呪術廻戦ネタバレ最新話202話の考察|非術師相手にどう戦う?
実際に軍人、つまり非術師と戦うことになった場合、虎杖たちはどうするのでしょうか。
呪術師が非術師を攻撃した、という前例が夏油の過去くらいしかありませんから、戦い方が気になりますよね。
(渋谷事変での宿儺の例は、ここでは考慮しないことにします)
虎杖・伏黒・来栖・髙羽の4人のうち、「(できるかぎり)殺さずに戦える」としたら、誰なのでしょうか。
術式から考えると、善戦できそうなのは髙羽と、伏黒ではないかと思われます。
まず、髙羽の術式「超人(コメディアン)」は、戦闘特化の術式ではありませんでした。
術式発動=殺傷、にならない能力ですから、無傷で無力化することも可能そうです。
また、伏黒は影を操る術式で、こちらもやはり発動=殺傷とは限らない能力です。
伏黒自身が、自分の術式を承知していることもありますから、やはり無力化もできそうに思われます。
一方、虎杖と来栖は何とも言えないのではないでしょうか。
虎杖は、まだ自分の術式らしい術式が、確立されきっていなかったはずです。
必殺技の「逕庭拳」はありますが、「非術師を無傷で無力化できるか」と言われると、微妙そうです。
来栖の方は、単純に情報が少ないため、予想が難しいのが現状です。
非術師との戦闘が現実のものになった場合、四人がどういう戦略を立てるのかにも注目ですね。
呪術廻戦ネタバレ202話
呪術廻戦ネタバレ202話|12年前
九十九の「声が増えない」ってそういうことか…… pic.twitter.com/UGdpKQ46e3
— ぴよ堂@呪術本誌 (@1_27mayo) October 30, 2022
かつて、五条と夏油が守れなかった少女・天内理子。
彼女以外に、星漿体はいなかったのか?
そんな会話から202話は始まりました。
会話していたのは、天元と九十九由基です。
先の質問に天元は、「天内理子ほどの素質を持った器はいなかった」と返答。
他にも、候補はいたようです。
12年前、天元が理子との同化を拒否したのは、「いつかはこうなると思っていたから」。
現実を受容しただけだ、と天元は語ります。
現在の天元は、星漿体と同化していない状態で、理性を保ち続けています。
同化による「肉体の初期化」を図らなくても、この状態になれるのではないか、と思っていたようですね。
これに対して、九十九は怒りをあらわにします。
彼女がここまで怒る理由は、彼女の素性と関係している模様です。
ちなみに、ここで天元が言っている「蠹害(とがい)」とは、
「虫が物を食って害をなすこと」
「物事を害すること。また、その者」
という意味の言葉です。
星漿体と同化せず進化した自分が、人類の害にならない保証はない。
みたいなニュアンスの発言だと考えられます。
呪術廻戦ネタバレ202話|九十九は「元星漿対」
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九十九は、器となって天元と同化した人間の声が、聞こえるようです。
しかし、その声が何を言っているのかを、天元に教える気はないようです。
同化を果たした時点で、器は天元になってしまいます。
それがどういう結末なのかを教えれば、天元は受け身を取って悟ったつもりになる。
そんな楽はさせない。
そう語る九十九は、なんと「元星漿体」だったのです。
だから、器となる人間側に立った発言が多かったのですね。
「盤星教が星漿体の保護隔離に舵を切っていたら」という発言も、星漿体について詳しく知っていたからこそ、出て来た言葉なのでしょう。
まだまだ彼らの話は尽きないようでしたが、ここで時間切れが起こります。
天元の結界が、突如崩壊を始めたからです。
呪術廻戦ネタバレ202話|羂索襲来
喋る親指とかいうシンプルな悪口
— あ (@mas_oO0) October 30, 2022
現実でもデブに対して使えそう#呪術本誌 pic.twitter.com/zN0yFeSsDv
天元の結界を破り、侵入してきた羂索。
待ち構えていた脹相と、早速遭遇しました。
脹相にはもう、何の興味もないという羂索。
一方の脹相は、漠然と殺意が湧いてくる、と言っています。
羂索は天元の居所を尋ねますが、もちろん脹相は答えません。
しかし、ここで羂索は信じられないことを言い始めます。
「死滅回游は役割を終えた」
「日本にいる非術師の同化前のならしは済んでいる」
羂索は脹相に、「終わりの可能性の一つ」と言って、次のような話を始めました。
天元との同化は、羂索にとって「呪力の最適化」である。
しかし、九十九の言う「呪力の最適化」は、術師になること。
羂索にとっての「術師になること」は、同化の手前の話である。
なぜなら羂索は、呪霊の可能性も以前から考えていたから。
呪霊をもう一段階昇華させれば、新しい呪力の形が生まれるかもしれない。
そのために必要なのが、呪霊に近い存在となった天元である。
天元と日本の非術師が同化したら、一億人の呪力を持った呪霊になるのではないか?
これが、現在の羂索の興味であると語ったのです。
呪術廻戦ネタバレ202話|脹相、攻撃開始!
「たはー」じゃねえよ推しのツラ被った最低野郎。お兄ちゃんもキレちゃってるじゃん。#呪術本誌 pic.twitter.com/h5p5RRUsn4
— すぱいしーまみ@ハロ花参列済み (@puccinilove) October 30, 2022
羂索は、九十九の考え方が自分に近いことも指摘していました。
九十九は以前、羂索がアメリカに流した情報である「呪術師が資源として消費される」ことも懸念していました。
また、呪霊と人間の混血である呪胎九相図を作った理由も、呪霊の可能性の模索のひとつだったようです。
もっとも、脹相は「普通すぎ」たため、だいぶがっかりした仕上がりだったようですが。
ともあれ、一億人分の呪力を持った呪霊がどんな姿か、羂索はそれが楽しみで仕方がない様子です。
もちろん、なぜ羂索がこんなことをしようとしているのか、脹相には理解できません。
一億人の呪力を持った呪霊を作り出して、羂索は何を得たいと思っているのか?
羂索の答えは「面白いと思ったから」。
そして、それが本当に面白いかは、実現するまではわからない。
この、ふざけたような答えに脹相は攻撃を開始します。
羂索の発言は、脹相を怒らせるのに十分だった、ということでしょう。
呪術廻戦ネタバレ202話のまとめ
いかがでしたか?
呪術師狩りが気になるところで、さらに羂索の動きが判明するという流れになりました。
脹相から見れば、羂索は因縁の相手です。
手の内をほぼ把握されている羂索に、脹相はどう立ち向かうのでしょう。
意外と言えば、九十九の正体も意外でした。
「元」ということは、現在はすでに星漿体ではないのでしょうか。
それは、天元が進化したからなのか、他に要因があるのかも、気にかかります。
また、最近よく動きが描かれる羂索も、出てくるたびに伏線を張ってくる印象がありますね。
今回脹相に語った内容も、どこまで真実なのか。
全面的に信用することは難しいでしょう。
ともあれ、今は羂索vs脹相の対決です。
人気キャラ脹相の活躍に、期待したいですね!