
目次
転スラのイフリートはシズに憑依していた炎の上位精霊です。
Web版では捕食された後は登場しませんが、書籍版ではかなり出番が増え、ヴェルドラ日記でも活躍しています。
イフリートの強さや能力、捕食後の転嫁について解説します。
【転スラ】イフリートとは?
シズと同化していた炎の上位精霊

名前 | カリス |
種族 | 炎の上位精霊 |
EP | 274万 |
スキル | 炎化爆獄陣 |
声優 | 八代拓 |
イフリートは、シズと同化していた炎の上位精霊です。
イフリートというのは炎の上位精霊の呼び名であり、初登場時点では個体名はなかったことになります。
Web版ではリムルに捕食されて出番が終わりでしたが、書籍版ではカリスと名前を付けられて登場シーンが増加しました。
自我が強くなってからは真面目でいいやつに

ヴェルドラに会ってからのイフリートは自我を得て、真面目でいいやつになっています。
シズの体に宿っていた時のイフリートはほとんど自我がなく、敵意を感じると攻撃するだけの存在でした。
しかし、リムルの胃袋でヴェルドラと話すイフリートは自我が芽生えており、生真面目な性格だと判明。
融通が利かないため、ヴェルドラから頭が固いと言われていました。
少しずつ冗談も通じるようになりますが、ヴェルドラよりはるかに常識的な考え方をします。
人間の心も理解するようになり、シズとの関係がうまくいかなかったことも反省してしています。
【転スラ】イフリートの強さや能力を解説
炎の精魔霊王(フレイムロード)に進化して覚醒魔王級の強さに

イフリートは名付けによって炎の精魔霊王に進化し、強さは覚醒魔王並みになっています。
地下迷宮を守護するモンスターではありませんが、その強さは迷宮十傑の上位に匹敵するほどです。
迷宮を守る竜王達からは格上の存在として尊敬されています。
ヴェルドラに名付けをされたことで、暴風を操る力も手に入れました。
慎重な戦い方をする

進化後のイフリートは、慎重で理詰めの戦い方をする頭脳派になっています。
進化前は力押しの戦い方でしたが、天使軍との戦いでは格上相手に緻密な作戦を立てて、格上の相手を撤退させました。
ヴェルドラとの修行で強くなったと思われますが、一手ごとに計算された作戦を立てられるのは将棋勝負のおかげかもしれません。
【転スラ】イフリートの過去
精霊の住処からレオンによって強奪される

イフリートは元々精霊の棲家にいた精霊ですが、レオンがラミリスから強奪しています。
少年時代のレオンはクロエを見つける方法を探るために、精霊の棲家を訪れました。
レオンは光の精霊と契約して勇者になりますが、知りたい知識は得られません。
レオンは腹いせのようにイフリートを奪い取り、精霊の棲家を後にします。
イフリートはラミリスよりもレオンを気に入ったようで、自分の意思でついて行った面もあったようです。
イフリートは自我が芽生えてからも、レオンのことは尊敬しています。
召喚されたシズと同化する

イフリートは、召喚されたシズと同化して彼女を魔神にします。
レオンは召喚したシズの命を救うために、イフリートを宿らせようとしました。
しかし、イフリートはシズと契約せずに、彼女の体を乗っ取る形で同化。
身体の主導権を争う形となり、イフリートがシズの友達を殺してしまう悲劇も起こります。
こうしたこともあってシズはレオンを恨むようになり、降魔の仮面でイフリートを無理やり制御していました。
【転スラ】イフリートの登場シーンと活躍
暴走してリムルに捕食されるが胃袋の中でヴェルドラと出会う

転スラ1巻で初登場したイフリートは暴走したことでリムルに捕食され、胃袋の中でヴェルドラと出会います。
シズが限界を迎えたことでイフリートは暴走し、彼女の体を乗っ取りました。
リムルは、イフリートの暴走を止めるために捕食。
捕食されたイフリートはヴェルドラと出会い、一緒に過ごすようになります。
その後はヴェルドラ日記に登場

捕食されたイフリートは、ヴェルドラ日記に登場。
初登場時はリムルと意志疎通ができない感じでしたが、再登場した時はヴェルドラと話ができるように。
1人きりだったヴェルドラの遊び相手となり、2人で将棋をする姿などが描かれました。
また、リムル配下でもほとんどが存在を知らないラファエルとも話をしています。
ヴェルドラはイフリートを2人目の友と認め、いずれ胃袋から解放すると約束しました。
女性型になって復活するがカリスの名前を貰って男性型に戻る
イフリートは勇者覚醒編で復活し、ヴェルドラからカリスの名前を貰います。
ヴェルドラは、リムルにイフリートを復活させるように頼むことに。
イフリートに良いイメージなかったリムルですが、ヴェルドラに熱心に頼まれたことで承諾します。
復活したイフリートはヴェルドラの悪ふざけで女性型になっており、リムルをかなり驚かせました。
イフリートは女性型になったのは、依り代に使ったカリュブディスの魔核の抜け殻のせいだと言い訳しています。
その後、ヴェルドラからカリスと名前を付けられて配下になり、姿は男性に戻りました。
男性の姿に戻ったのは本人の願望のせいで、その気になれば女性型にもなれるようです。
ルベリオスでの戦いではヴェルドラと一緒に召喚され、元の主のレオンと再会しました。
天使軍との戦いでも活躍

カリスは、天使軍との戦いでも活躍しています。
遊戯終了編で三妖帥のザラリオが地下迷宮に侵入し、カリスはトレイニーとその姉妹たちと一緒に応戦。
圧倒的な格上であるザラリオに対して、理詰めの戦い方で対抗して善戦しました。
勝つことはできませんでしたが、応援が来るまで粘って撤退させています。
迷宮侵蝕編では、邪竜獣と対戦。
存在値500万ほどの邪竜獣を相手にして、一方的に勝利しました。
【転スラ】イフリートと関係の深いキャラクター
シズエ・イザワ

シズエ・イザワは、イフリートが同化していた異世界人の女性です。
シズが契約を結ばずに同化したことで、イフリートは彼女の体を乗っ取ろうとする形になってしまいます。
イフリートは主のレオンへの忠誠心が高く、シズがレオンに不信感を持っていたこともあり、最後まで2人の関係はうまくいきませんでした。
最終的に暴走したイフリートをリムルが捕食したことで、シズは命を落とします。
自我を持ったイフリートは、シズと関係を築けなかったことを後悔しており、レオンにも謝っていました。
シズに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
ヴェルドラ=テンペスト

ヴェルドラは、暴風竜の異名を持つ竜種の次男です。
リムルに捕食されたイフリートと出会い、封印が解かれるまで一緒に過ごすことに。
胃袋の中で暇を持て余した2人は将棋をしたり、リムルの様子を見ながら仲良くなりました。
イフリートが強くなったのは、胃袋の中でヴェルドラの訓練を受けたからでもあります。
2人が一緒に過ごす様子は、ヴェルドラ日記などで描かれています。
イフリートはわがままなヴェルドラに振り回されたりもしていますが、師匠として尊敬するようになりました。。
智慧之王(ラファエル)

智慧之王はリムルのスキルですが、自我を持っているように見える特殊な存在です。
進化する前の大賢者の頃から、胃袋の中にいたイフリートと会話をしていました
ヴェルドラすら逆らえない存在で、イフリートもラファエルを恐れています。
ラファエルは胃袋の中にいた2人をかなり雑に扱っていました。
しかし、ラファエルがリムルの質問に答えられない時に、イフリートが適切なアドバイスをしたことで態度が変化。
イフリートは、ラファエルから高く評価されるようになります。
イフリートに対する態度が優しくなり、ヴェルドラが居なくなった後も快適な環境を用意されていました。
ラファエルが進化したシエルについては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
【転スラ】イフリートについてまとめ
転スラに登場するイフリートについて解説しました。
Web版では序盤に登場するだけで全く出番がありませんが、書籍版ではヴェルドラの配下になってかなり優遇されています。
ヴェルドラ日記やスピンオフ作品でも活躍しており、魅力的なキャラクターになりました。
アニメ3期ではカリスにならないと思われますが、何らかの形で出番があるかもしれません。