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2023年4月からアニメが放送され、話題を呼んでいる『推しの子』。その人気を支える理由のひとつに、魅力的なキャラクターの存在が挙げられます。
そこで本記事では、『推しの子』の登場人物について、プロフィールも踏まえながら解説していきます!
【推しの子】ってどんな漫画?
芸能界を舞台としたサスペンス物語
『推しの子』は2020年4月からヤングジャンプにて連載されている「転生×芸能界×サスペンス」という、異色ジャンルの作品です。
主人公が推しアイドルの子供として転生。
その後母となった推しが殺害されたことで、主人公が芸能界を舞台に復讐劇を繰り広げていきます。
異色ジャンル故に先が読めない展開と、リアルに描かれる芸能界の裏事情が人気を博してきました。
また「復讐」というダークな要素と、芸能界の決してクリーンではない実情がマッチしているのも、本作の欠かせない魅力です。
【推しの子】のあらすじ解説
宮崎県の高千穂で産婦人科医として働く雨宮吾郎(ゴロー)は、患者者の病室でライブ映像を見るほどのアイドルオタクでした。
そんなゴローの元にある日、推しアイドルである星野アイが訪れます。
推しアイドルの妊娠にショックを受けるゴローでしたが、アイの「母親もアイドルも両立したい」という想いに、全力で協力することにしました。
そうして迎えた出産日に、ゴローはアイのストーカーと思われる男に襲われてしまいます。
意識を失い、次に目を覚ました時は、なんと推し(アイ)の子供に転生していたのです!
【推しの子】登場人物一覧
『推しの子』には非常に魅力的なキャラクターが、数多く存在します。そこでまずは、本記事で紹介する登場人物を選定し一覧化しました!
前提として本記事では情報が少ないキャラクターや、登場が少ない人物は省いています。(片寄ゆらなど)
以上を了承した上で、記事をお楽しみください!
- 星野 愛久愛海(ほしの あくあまりん)
- 星野 瑠美衣(ほしの るびい)
- 雨宮吾郎
- 天童寺さりな
- 星野 アイ(ほしの あい)
- 斉藤 壱護(さいとう いちご)
- 斉藤 ミヤコ(さいとう みやこ)
- 有馬 かな(ありま かな)
- 五反田 泰志(ごたんだ たいし)
- 不知火 フリル(しらぬい ふりる)
- 寿 みなみ(ことぶき みなみ)
- 鏑木 勝也(かぶらぎ まさや)
- 鳴嶋 メルト(なるしま めると)
- 吉祥寺 頼子(きちじょうじ よりこ)
- 黒川 あかね(くろかわ あかね)
- 鷲見 ゆき(すみ ゆき)
- MEMちょ
- 熊野 ノブユキ(くまの のぶゆき)
- 森本 ケンゴ(もりもと けんご)
- ぴえヨン
- 雷田 澄彰(らいだ すみあき)
- 金田一 敏郎(きんだいち としろう)
- GOA(ゴア)
- 鴨志田 朔夜(かもしだ さくや)
- 姫川 大輝(ひめかわ だいき)
- 鮫島 アビ子(さめしま あびこ)
- 吉住シュン(よしずみしゅん)
- 漆原D(うるしはら)
- カミキヒカル
推しの子】登場人物紹介①星野一家と前世
登場人物のプロフィールや性格、所属について解説!
ここからは本作の登場人物を、プロフィールと性格、所属を踏まえて解説していきます。
分類としては星野家、幼少期編、芸能界編、恋リア編、ファーストステージ・2.5次元編の5つ。
ファーストステージ・2.5次元編に関しては、新規の登場人物が少ないため、纏めて紹介します。
同様にプライベート編以降に新規登場した人物が少ないため、纏めて紹介しました。
星野 愛久愛海(ほしの あくあまりん)
芸名 | アクア |
所属 | 苺プロダクション |
年齢 | 16歳 |
身長 | 172cm |
声優 | 大塚剛央 内山夕美(幼少期) |
本作の主人公で、アイの息子です。前世が医者であるため、年不相応な知力を持っており、状況判断にも優れています。
元は明るい性格をしていましたが、アイの死と復讐を誓ったことで影の落ちたドライな性格になりました。
役者も「自分には才能がない」とことある毎に口にし、復讐の道具としてしか見ていないような様子を見せます。
しかし実際は情に厚く、周りの人間を気遣う様を見せます。
また役者に対しての情熱も残っていますが、アイを救えなかった罪の意識から「楽しんではいけない」と心にセーブをかけていました。
星野 瑠美衣(ほしの るびい)
芸名 | ルビー |
所属 | 苺プロダクション |
年齢 | 16歳 |
身長 | 158cm |
声優 | 伊駒ゆりえ |
アクアの妹で、母親譲りの美貌を持っています。
影のある兄とは違い、天真爛漫で年相応な明るい性格です。
高校生になった後に母の意志を継ぐように、新生B小町を立ち上げました。
演技の才能もありますが、歌の方は壊滅的な様子。
嘘が嫌いな真っ直ぐな性格をしていますが、その裏では「演技で本当の自分を隠している」という嘘をついています。
それは「いい子を演じなければ生きられない」という、前世の教訓が染み付いているためです。
雨宮吾郎
年齢 | 30代前後 |
職業 | 産婦人科医 |
声優 | 伊東鍵人 |
アクアの前世の姿です。宮崎県の高千穂で、産婦人科医として働いていました。
研修医時代に自身に懐いていた天童寺さりなという患者の影響で、B小町のファンになります。
女たらしな性格をしており、ルビーには「女関係で失踪したのでは?」と疑われるほどです。
母親が自身の出産の際に死亡しており、それが生涯後ろめたさとして残っていました。
後にアイの担当医となり、出産へ全面的に協力します。
しかしアイの出産日にアイのストーカーによって殺害され、アクアに転生しました。
天童寺さりな
年齢 | 12歳 |
声優 | 高柳知葉 |
ルビーの前世の姿で、研修医時代の吾郎に懐いていました。
退形成性星細胞腫という難病を患い、アイの出産の4年前に12歳の若さでこの世を去ります。
病を患ってから両親に見放されており、最期の時も両親が見舞いに訪れることはありませんでした。
それもあって、どんな時も側にいたゴローには、転生後も恋心を抱いています。
明るい性格をしていますが、「健気で可愛そうな自分」を演じなければ生きられないという考えがあったからです。
星野 アイ(ほしの あい)
芸名 | アイ |
所属 | 苺プロダクション |
年齢 | 出産時16歳 享年20歳 |
身長 | 151cm |
声優 | 高橋李依 |
アクアとルビーの母で、物語の根幹を担う人物です。
アイドルグループB小町の絶対的なセンターで、人を惹きつけるカリスマ性があります。
誰からも愛されるアイドルとして活躍する裏で、「人の愛し方がわからない」という悩みを持っていました。
これにはアイの母が窃盗で捕まったため施設に入った後、母が釈放後も迎えに来なかった過去が起因しています。
しかし本心では「人を愛したい」と思っており、「嘘を本当にする」ためにアイドルとして活動していました。
しかし嘘をつき続けた代償としてファンに刺され、20歳になった当日にこの世を去ります。
【推しの子】登場人物紹介②幼少期編から登場した人物
斉藤 壱護(さいとう いちご)
所属 | 苺プロダクション |
声優 | 江川央生 |
アクア、ルビー、アイが所属する苺プロダクションの社長です。
若い女性が好きで、アイ曰く「B小町のメンバーはマジで引いてた」とのこと。
しかし社長としての腕は確かで、B小町が東京ドームへ辿り着いたのは壱護の手腕があってこそと、アクアとルビーも認めています。
アイの死後は自暴自棄になった後失踪し、妻であるミヤコに社長業務を押し付ける形となりました。
しかしその行動の裏には「アイの復讐」と、「ミヤコを復讐に巻き込めない」という想いがあったようです。
成長したルビーと接触した後は、ルビーにアドバイスしたり仕事をとってきたりと、裏で根回しをしています。
斉藤 ミヤコ(さいとう みやこ)
所属 | 苺プロダクション |
声優 | Lynn |
壱護の妻で、芸能界編以降は苺プロダクションの社長となります。
元は美少年に近づくため壱護と結婚したものの、アクア達のお世話を押し付けられ憤慨。
腹いせにアイの情報をリークしようとするなど、自己中な性格をしていました。
しかし自身の行動を阻止したアクア、ルビーと関わる中で、彼らへの愛情が芽生えていきます。
そしてアイの死後は、アクア達を「本当の子供」と想い大切に育てました。
また壱護の失踪後は社長業務も引き継ぎ、責任感ある大人の女性となっています。
有馬 かな(ありま かな)
所属 | 苺プロダクション |
年齢 | 17歳 |
身長 | 150cm |
声優 | 潘めぐみ |
「10秒で泣ける天才子役」と呼ばれ、一世を風靡した役者です。
現在はB小町にも所属しています。
世間から持て囃されたこともあって、高飛車で自己中心的な性格をしていましたが、その性格が災いし年齢を重ねる毎に仕事が激減。
現在はその黒歴史を反省して、「現場の意図を汲み取る」ことを第一に考えています。
その反動か現在は毒舌で皮肉屋な性格をしており、そんな自分のことを嫌悪しているようです。
またドラマの撮影でアクアに助けられてからは、アクアへ恋心を抱き続けてきます。
かつてルビーに「重曹を舐める天才子役」と呼び間違えられ、以来この呼び名は公式とファンの間で定着。
重曹とのコラボ商品が発売されたほど、愛されているキャラです。
五反田 泰志(ごたんだ たいし)
職業 | 映画監督 |
年齢 | 40半ば |
声優 | 加藤康之 |
アイが出演したドラマの監督で、アクアの才能を見抜き、演技の世界に入るきっかけを作りました。
アイの死後はアクアの師匠となり、演技・演出に関して一通り仕込みます。
アクアのことを何かと気にかけており、父代わりのような存在でした。
またアクアとアイの関係に勘づいていた数少ない人物で、アクアが芸能界に拘る理由にも勘づいています。
アイからも信頼されており、自身のドキュメンタリーを撮るよう依頼されていたほどです。
そしてアイの死から15年後「15年の嘘」と題し、アイの死の真相を語るドキュメンタリー映画を手がけます。