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鬼滅の刃にて圧倒的な強さを見せつけた鬼舞辻無惨ですが、かつてそんな鬼舞辻無惨を追い詰めた剣士がいたことをご存知でしょうか?
継国縁壱という剣士で、「始まりの呼吸の剣士」とも呼ばれていました。
今回はそんな継国縁壱が一体どのような剣士だったのか、なぜ始まりの呼吸の剣士と呼ばれるに至ったのか、継国縁壱について余すことなくご紹介させていただきます。
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題名 | 収録巻 |
鬼滅の刃 アニメ1期 | 漫画7巻の54話「こんばんわ煉獄さん」の冒頭まで放送 |
鬼滅刃 劇場版「無限列車編」 | 漫画7巻の54話から8巻の69話まで収録 |
鬼滅の刃 アニメ2期「遊郭編」 | 漫画8巻70話〜11巻97話まで収録 |
鬼滅の刃 アニメ3期「刀鍛冶の里編」 | 漫画12巻98話〜15巻127話まで収録 |
鬼滅の刃 アニメ4期「柱稽古編」 | 漫画15巻128話〜16巻136話まで収録 |
鬼滅の刃 アニメ5期「無限城編」 | 漫画16巻137話〜23巻205話最終回まで収録 |
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【鬼滅の刃】継国縁壱(つぎくによりいち)とは?
まずは継国縁壱がどのような人物だったのか、ざっくりとご紹介させていただきます。
日の呼吸の使い手であり始まりの呼吸の剣士

鬼殺隊であった縁壱ももちろん呼吸の使い手です。
縁壱が使っていた呼吸は「日の呼吸」で、日の呼吸は当時縁壱のみが使うことができました。
そもそも他の隊士たちは呼吸を会得しておらず、縁壱の教えにより炎・水・雷・岩・風の呼吸へと派生した呼吸を使うようになったのです。
すべての呼吸の始祖である日の呼吸を扱う縁壱は後に「始まりの呼吸の剣士」と呼ばれるようになりました。
※派生した炎・水・雷・岩・風の呼吸の最初の使い手たちを含め始まりの呼吸の剣士たちと総称されることもあります。
唯一鬼舞辻無惨を追い詰めた剣士

縁壱は生前鬼舞辻無惨と遭遇しています。
攻撃を仕掛けてきた無惨にも対応できないほどの速さで無惨の首を切り落としました。
しかし、首という弱点を克服していた無惨は首を斬られても死なず、このままでは縁壱には敵わないと判断した無惨は細胞を分裂させ千八百の肉片となり、縁壱の前から姿を消したのです。
縁壱はその千八百の肉片のうち、なんと千五百と少しを斬ったため、無惨に大きなダメージを与えていました。
耳飾りの剣士
理由は後に詳しくお話ししますが、縁壱は耳飾りをつけており、作中でたびたび登場していた耳飾りの剣士は縁壱のことです。
なんとその耳飾りは炭治郎がつけている耳飾りと同じものでした。
無惨にとって、唯一自身を追い詰めた縁壱は非常に憎い相手となり、強烈に記憶に残っていました。
対峙する同じ耳飾りをした炭治郎に縁壱の姿が重なることがあり、無惨は他の鬼たちに耳飾りをした鬼狩りを殺すよう命じたのです。
【鬼滅の刃】継国縁壱の過去(幼少期)
そんな最強剣士だった縁壱がどのような過去を過ごしていたのか見ていきましょう。
継国巖勝の双子の弟として生まれる

縁壱は巖勝の双子の弟として生まれました。
縁壱が生まれた時代は、双子は跡目争いの元になるため不吉とされており、さらに縁壱には生まれつき額に不気味な痣があったことから、父親は縁壱を殺そうとしました。
しかしそれを聞いて激怒した母のおかげで、愛妻家であった父は思いとどまることとなり、10歳になったら寺に出家させることとなったのです。
一族の跡取りとなる巖勝と、出家が決まっている縁壱は与えられる部屋も、服も、食べるものさえも差をつけて育てられました。
巖勝からは、縁壱がかわいそうな子供に見えたようです。
そして巖勝は父の目を盗んで縁壱の部屋に顔を出し、手作りの笛を渡すなど、兄として縁壱のことを可愛がっていました。
7歳まで言葉を発しなかった

縁壱は、7歳まで言葉を発しませんでした。
そんな縁壱をみた母は縁壱は耳が聞こえないのだと思い、太陽の神様の加護があるようにと縁壱に耳飾りを作ってくれたのです。
この耳飾りが「耳飾りの剣士」と呼ばれる所以となった耳飾りです。
巖勝の指南役を圧倒する才能を見せる
巖勝は侍となるべく日々鍛錬に励んでいました。
7歳になったある日を境に、縁壱は自身にも剣技を教えて欲しいと言うようになり、巖勝の指南役であった父の配下が戯れに袋竹刀を縁壱に持たせたのです。
持ち方と構え方のみを教えられ、打ち込んでみろと言われた縁壱は、瞬きをする間に4発叩き込み、彼を失神させました。
巖勝がどれほど打ち込んでも一本も取ることができなかった彼を、初めて剣を握ったはずの縁壱が失神させたという現実に驚愕したのでした。
母親の死を期に家を出る
巖勝は縁壱の才能を目の当たりにし、父の配下は父に縁壱のことを報告しているであろうことから、自身と縁壱の立場が逆転するであろうことを不安に思っていました。
そんな時二人の母が亡くなり、自分が後継にされることを理解した縁壱は、10歳になることを待たず家を出ることに決めました。
縁壱は最後の挨拶に巖勝の元を訪れ、母の死と挨拶を済ませるとそのまま旅立ったのです。
【鬼滅の刃】継国縁壱の過去(愛する人との出会い)
うたとの出会い

家を出た縁壱は結局寺には行かず、星空の下を走り続けたのです。
一昼夜走り続けた先で、縁壱は田んぼの中にポツンと一人立ち尽くす少女に出会います。
少女は、流行り病で家族を亡くした少女は寂しさからおたまじゃくしを連れて帰ろうかと考えていました。
しかし、日が暮れ始めるとおたまじゃくしを元いた場所に返し、親兄弟と離されるこの子達がかわいそうだと言ったのです。
その少女に縁壱は「じゃあ俺が一緒に帰ろう」と声をかけたのです。
10年ともに過ごし夫婦となる
黒曜石のような瞳を持つその少女は「うた」という名前の少女でした。
一緒に暮らし始めたうたは、よく喋る子で、うたのおかげで縁壱は自信と他人は世界の見え方が違うことを知りました。
またうたは、漠然とした疎外感を抱えていた縁壱の手をしっかり離さず握ってくれるような少女だったのです。
一緒に暮らし始めてから10年後縁壱とうたは夫婦となりました。
鬼にうたをお腹の子とともに殺される
子供を身篭ったうたの臨月が近づき、産婆を呼びに縁壱が出かけました。
道中人を助けたことで遅くなってしまったため、産婆を呼ぶのは翌日にすることに決め家路を急ぎましたが、日が暮れてしまいます。
家にたどり着くと、うたはお腹の子とともに鬼に殺されてしまっていたのです。
【鬼滅の刃】継国縁壱の過去(鬼狩りとなってから)
鬼狩りとして巖勝と再会

ささやかな幸せを望んでいましたが、鬼がいるせいでそれすらも叶わないことを知った縁壱は、鬼狩りとなることを決意しました。
ある日、巖勝が野営をしていた際、鬼に襲われましたが、そこに現れたのが縁壱でした。
縁壱の技術を自らのものとしたいと感じた巖勝も縁壱とともに鬼狩りとして生きていくことを選んだのです。
呼吸を柱に伝授
かつて鬼殺隊には柱でさえも呼吸をつけるものはいませんでした。
そんな鬼殺隊士たちに縁壱は呼吸を教えたのです。
しかし、縁壱と同じようにできる者は誰一人としておらず、それぞれの剣士の得意なことなどに合わせて指導法を変えて行きました。
そして日の呼吸から派生した呼吸が続々とできていったのです。
鬼舞辻無惨と対峙

ある日、縁壱は鬼舞辻無惨と対峙し、この男を倒すために生まれてきたと確信します。
無惨が仕掛けてきた攻撃は後方の竹をも切り倒すほどの威力で、縁壱はかすり傷でも死に至ると感じ、生まれて初めて背筋がヒヤリとしたのでした。
無惨に心臓が七つ、脳が五つあるのを見た縁壱は、この瞬間に日の呼吸を完成させました。
縁壱が振るった赫刀は無惨にも効果的面で、斬った傷は再生せず、首も繋がることはありませんでした。
縁壱は「命を何だと思っている?」と問いかけましたが、無惨からの返答はなく、自信の言葉が無惨の心に届かないだろうと感じました。
そして止めを刺そうと一歩踏み出した瞬間、無惨の肉体は勢いよくはじけ、千八百の肉片となったのです。
縁壱は千五百と少しの肉片を斬りましたが、その他の肉片は小さすぎたため斬りきれず、合わせて人の頭ほどと思われる肉片を逃してしまいました。
縁壱と遭遇した際、無惨は珠世を連れており、無惨逃走後残された珠世は無惨の死を願っていたため、無惨が逃げおおせてしまったことを嘆きます。
その姿を見た縁壱は、珠世に鬼舞辻無惨の討伐の手助けを依頼し、珠世を逃したのです。
その後間もなく、縁壱の元に駆けつけた鬼殺隊士から、兄である巖勝が鬼となったことを聞かされました。
そして縁壱は「鬼舞辻無惨を倒せなかったこと」「珠世を逃したこと」「実の兄が鬼となってしまったこと」の責任を取るために鬼殺隊を追放されたのです。
竈門家に耳飾りと日の呼吸を託す

誰かに話を聞いて欲しかった縁壱は、炭治郎の祖先である炭吉とすやこの元を訪れ、これまでの人生を語りました。
そして「私は恐らく、鬼舞辻無惨を倒すために特別強く造られて生まれてきたのだと思う。しかし私はしくじった。結局しくじってしまったのだ。私がしくじったせいでこれからも多くの命が奪われる。心苦しい。」と自らの失敗を悔やんだのです。
そんな縁壱に炭吉はかける言葉が見つかりませんでした。
しかし、炭吉の娘であるすみれに抱っこをせがまれ、抱き上げた縁壱は、喜ぶすみれの笑顔を見て涙を流したのです。
縁壱はすやこにせがまれ剣の型を披露し、それを炭吉は一つも取りこぼさず瞳に焼き付けました。
そして別れ際、「また遊びにきてください」という炭吉に、縁壱は自信の耳飾りを渡します。
もう縁壱がここに戻ってこないのだと悟った炭吉は、遠ざかっていく縁壱の背中に向かって、縁壱は価値のない人間などではなく、縁壱に助けられた命でこの耳飾りも日の呼吸も後世に伝えていくことを約束すると告げたのです。
そして振り返った縁壱は、「ありがとう」と笑顔で伝え、炭吉の元を去りました。
この時に炭吉が受け継いだものが、後に炭治郎へと伝えられた耳飾りとヒノカミ神楽です。
【鬼滅の刃】上弦の壱・黒死牟となった兄の前で最後を迎える

縁壱の教えにより呼吸を極めたものたちは、続々と痣を発現させました。
縁壱の兄である巖勝も例外ではなく、月の呼吸を極めた巖勝は、額に縁壱と似た痣を発現させたのです。
しかし、後に痣にはデメリットがあることが判明しました。
痣はあくまでも寿命の前借りに過ぎず、一時的に戦闘力を底上げするものに過ぎず、痣が発現したものは25歳を迎えることなく命を落としていったのです。。
縁壱に追いつきたい、もっと強くなりたいと思う巖勝は、もう未来がなく、鍛錬をする時間もないことに絶望しました。
そこに無惨が現れ、鬼となれば永遠の時間を手に入れられると巖勝をそそのかし鬼としたのです。
黒死牟が鬼となり、縁壱の前から姿を消してから約60年後、縁壱は上弦の壱となった黒死牟の前に姿を現します。
80歳を超えているはずの縁壱が、痣を発現しながらも生きていることに驚いたものの、年老いて涙を流す縁壱に動揺し、人であった頃の肉の片割れに決着をつけようと決意するのです。
しかし次の瞬間、刀に手をかけた縁壱の変化に黒死牟はさらに驚愕させられました。
その剣技は全盛期と何ら変わりなく、繰り出された技は黒死牟の首に傷をつけたのです。
次の技で首は落とされると確信した黒死牟でしたが、次の一撃が放たれることはありませんでした。
何と縁壱は、一撃目を放った後、直立したまま寿命が尽きて死んでいたのです。
【鬼滅の刃】継国縁壱の能力
続いて、継国縁壱がなぜここまで強かったのか、その理由の一つである彼の能力をご紹介します。
生まれつき透き通る世界が見えていた

炭治郎や柱たちが呼吸を極めてようやく見えていた透き通る世界ですが、何と縁壱は生まれつき透き通る世界が見えていました。
剣を初めて握った際に、巖勝の指南役を失神させることができたのも、肺の膨らみや筋肉の収縮、血液の流れなどから、相手の動きを見極めて技を出していたためだったのです。
生まれつき呼吸を会得していた
縁壱は生まれつき呼吸を会得していました。
巖勝の指南役を失神させた際も、技を繰り出す前に「スウウ」と息を吸い込んでいたことから、この時点で呼吸を使用していたと思われます。
一昼夜走り続けても疲れて足が止まることがなかったのは、無意識のうちに呼吸を使っていたためではないでしょうか。
赫刀を発現させることが可能
赫刀は鬼に痛みを与え、傷の再生力を弱める力があります。
物語の終盤、数々の剣士が、握力や刀同士をぶつけ合うことで赫刀を発現させていたのですが、何と縁壱は普段から戦闘で赫刀を発現させていたのです。
縁壱の日輪刀は普段は黒く、技を繰り出す時は赫くなっていたようです。
痣を持ちながら25歳を超えても生きていた

先ほども触れましたが、痣を発現させたものは25歳を迎える前に皆命を落としてきました。
しかし縁壱は例外です。
縁壱は生まれながらに痣を持っており、後から痣を発現させたものと異なり寿命が尽きるまで生きていたのです。
【鬼滅の刃】継国縁壱が扱う日の呼吸一覧
縁壱が使っていた日の呼吸は一体どのようなものだったのでしょうか。
炎舞(えんぶ)

大きく半円を描く様な斬撃を二度入れる連続技です。
碧羅の天(へきらのてん)

日輪の如く円を描き刃を振るう技です。
烈日紅鏡(れつじつこうきょう)

∞(むげんだい)を描くが如く左右対称の鋭い斬撃を放つ技です。
灼骨炎陽(しゃっこつえんよう)

灼熱の炎の様な強大な力を持つ高速回転斬りです。
切った相手に焼けるような痛みを与え、回復の速度を遅らせる特性を持っています。
陽華突(ようかとつ)

上空へ向かって飛び上がり、攻撃の威力を一点集中させる突き技です。
日暈の龍・頭舞い(にちうんのりゅう かぶりまい)

龍が舞っているかの様な動きで素早く接近する技です。
斜陽転身(しゃようてんしん)

敵の頭上に飛び上がり、頭を下にした状態で西日の如く斜めに斬り込む技です。
飛輪陽炎(ひりんかげろう)

避けたはずの頭身が陽炎のように揺らぎ、刀身が伸びたと錯覚させる技です。
輝輝恩光(ききおんこう)

鋭く力強い踏み込みと、素早い剣の振り抜きが特徴の技です。
その凄まじい速度は、まるで身に燃え盛る炎の渦をまとっているかのように見えるほどです。
火車(かしゃ)

相手の真上に飛んで背後に周り、「隙の糸」を確認したと同時に斬り込む技です。
幻日虹(げんにちこう)

高速のひねりと回転で攻撃をかわす技です。
視覚の優れた相手であればあるほど残像を捉えてしまいます。
円舞(えんぶ)

美しく弧を描く様な強烈な斬撃を放ち、鋼ほどの硬い糸をたやすく斬ります。
すべての型をつなげることで十三個目の型となる
日の呼吸はすべての型を繋げることで十三個目の型となります。
無惨と対峙した際に日の呼吸が完成したというのは、無惨の脳と心臓を合わせた十二個の臓器を一気に攻撃するために、ひと繋ぎにして技を繰り出したためだと考えられます。
【鬼滅の刃】現代に継国縁壱の生まれ変わりが登場

縁壱は寿命で命を落としてしまいましたが、最終話に描かれた現代の世界では、縁壱の生まれ変わりと思われる人物が描かれています。
セリフはありませんでしたが、うたの生まれ変わりと思われる人物とともに子供を二人抱いて、幸せそうな姿が描かれていたのでした。
【鬼滅の刃】継国縁壱のまとめ
今回は継国縁壱についてお話させていただきましたが、いかがでしたか?縁壱がいかに規格外の人物であったかがお分かりいただけたかと思います。
生まれながらこれだけの才能に恵まれていながらも、苦悩を抱え続ける人生を送ってきた縁壱の物語に涙した読者の方も多かったのではないでしょうか。
縁壱が期待していた通り、後の世代で実力を持った鬼殺隊士が生まれ、皆が力を合わせることで見事無惨に打ち勝つことができました。
平和な世界で生まれ変わった縁壱とうたの姿が見られて本当に良かったですよね。