【呪術廻戦】天元の命を繋ぐ「星漿体」の存在

星漿体(せいしょうたい)とは?

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

星漿体とは、天元の存在を繋ぐために選ばれた「人間」の事である。

一定以上の年月が経ってしまうと自我を失い、人類の敵となってしまう可能性がある天元。肉体が朽ち、進化してしまうその前に、「同化」を行わなければなりません。その対象となるのが星漿体です。多くの人間の中から条件を満たすものだけが選ばれた、特別な人物を指します。

天内理子(あまないりこ)

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

単行本8巻66話にて初登場を迎えた「天内理子」。彼女こそが、今回の天元の同化に選ばれた「星漿体」でした。

天内理子は、学生時代の五条悟・夏油傑の任務で、護衛・抹消の対象人物として登場。まだ高校生だった彼女は、最初こそ自分の役目を誇りに思っていたものの、同化を直前にして「もっと皆と一緒にいたい」と足を止めてしまいます。

彼女が同化を拒絶した場合、保護することを五条悟と決めていた夏油傑。引き返そうとしますが、盤星教(ばんせいきょう)「時の器の会」に天内理子暗殺を依頼された禪院甚爾(ぜんいんとうじ)の登場によって天内理子は銃殺されてしまうのです。

【呪術廻戦】天元に関わる2つの集団

盤星教「時の器の会」

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

天元を信仰・崇拝する宗教団体組織。

盤星教(ばんせいきょう)は奈良時代、天元が日本仏教の広がりとともに、術師(マイノリティ)に対する道徳基盤「個々としては強者であっても数の上では少数派である呪術師がどうあるべきか」を説いたのが始まりとされている。

天元を神聖化するあまり、同化の対象である星漿体を穢れ(けがれ)として排除することを考える。星漿体として選ばれた天内理子の暗殺を企て、禪院甚爾に依頼し殺害させた。

呪詛師集団「Q」

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

天元の暴走による、現呪術界の転覆を狙っている集団組織。星漿体である天内理子の殺害を企て、命を狙う。

呪詛師集団「Q」は、天内理子の保護・抹消の任務を受けていた、五条悟・夏油傑と対峙し大敗。特に「Q」の最強戦闘員であったバイエルは、五条悟によってボコボコにされています。

【呪術廻戦】天元の初登場は

実は「人間」だった?

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

天元の存在自体は、京都姉妹校交流会や五条悟・夏油傑の過去編で明らかになっていました。

初登場となったのは、単行本17巻144話の「死滅回游(しめつかいゆう)」編です。加茂憲倫の目的と五条悟を封印した獄門彊(ごくもんきょう)の解き方を聞きに、虎杖悠二や伏黒恵・乙骨憂太・九十九由基・脹相・真希の6人が薨星宮を訪れたときに姿を見せました。

天元を見て、「天元様はなんでそんな感じなの?」と言った虎杖悠二。これに対し「私は不死であって不老ではない 君も500年老いればこうなるよ」と天元は笑顔で答えています。

12年前の星漿体である天内理子との同化に失敗してから、老化が加速してしまった天元。彼いわく、自身は「個としての自我は消え天地そのものが私の自我となった」存在であるという。

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