九十九由基(つくもゆき)との関係

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

九十九由基は、日本に4人しかいないとされる特級呪術師の内のひとりである。

「呪力からの脱却」という思想を持ち、そのために全人類から呪力を無くす方法、または全人類が呪力をコントロール出来る方法を模索している。

天元との関係は、単行本17巻144話で少しだけ明らかになりました。天元が九十九由基に対してだけ接し方が強い発言を見ると、あまり良くは思っていないご様子。九十九由基も、「薨星宮」の本殿から拒絶されていることを自分が原因かもしれないと発言していることから、2人の仲はあまり良いものではないのでしょう。

144話では、拒絶の原因は「九十九由基が羂索 (けんじゃく)に同調していることを警戒した」と天元が答えていました。羂索とは加茂憲倫のこと。おそらく思想が少し似ていることが原因とされています。

呪術界を高度な結界で支えてきた天元にとって、「呪力自体を無くそう」としてる九十九由基の考え方が合わないのは必然。二人の関係が良くなることは今後の展開次第と言えます。

【呪術廻戦】未来が危ない?天元の危機

天元の「進化」

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

500年に一度、星漿体との「同化」を行うことで自我を保ってきた天元。

しかし、12年前に星漿体である天内理子との同化に失敗したことで、現在は「進化」しつつ、人でなくなりつつあるのです。進化してしまった天元の魂は至る所にあり、天地そのものが自我と言う状態。

そして進化した天元自体は、今や人間よりも「呪霊」に近い存在になってしまったのです。

偽夏油傑(加茂憲倫)

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

「進化」した天元を狙っているのが偽夏油傑(加茂憲倫)です。

人間ではなくなり「呪霊」に近い存在となった天元は、本物の夏油傑が使っていた呪霊操術の対象となってしまうからです。現在、夏油傑の肉体に宿っている加茂憲倫はその術式が使用可能。「人類と天元の同化」を目的とした加茂憲倫にとって、天元は操作対象なのです。

加茂憲倫は天元に次ぐ結界術の使い手だと、天元自身が言うほどの強い術師。そして、狙われることになった今回も加茂憲倫によって仕組まれていることが判明。

千年以上も時があったはずなのに、なぜ今回このようなことになっているのか。それは12年前の禪院甚爾の登場によって運命が壊されたことにありました。禪院甚爾という呪力を持たない者の介入、禪院甚爾による星漿体の抹殺、そこに現れた呪霊操術を持つ夏油傑の存在、そして獄門彊による五条悟の封印。すべては、加茂憲倫にとって都合の良いように進み、そのための仕上げとして、今は天元を狙っているのです。

【呪術廻戦】天元のまとめ

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

現在、天元は人ではなく「呪霊」に近い存在になってることが明らかになりました。そしてそれが原因で、加茂憲倫によって呪霊操術の対象となってしまい、狙われていることが現状です。
加茂憲倫への対策として、薨星宮ですべてを拒絶している天元ですが、破られる可能性は0ではありません。そのために天元のもとには、九十九由基と脹相が護衛として残ることになりました。

今行われている「死滅回游(しめつかいゆう)」の管理者は加茂憲倫ではないので、加茂憲倫を見つけて殺せてもゲーム自体を止めることはできません。また、ゲームを終了させても加茂憲倫が死ぬわけではなく、むしろ同化前の「ならし」としてゲームを始めた加茂憲倫にとっては計画通りに事が進むだけという状態。

果たして天元はこのまま無事でいられるのか?日本はどうなってしまうのか?今後の「死滅回游」の展開に期待です!

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