【呪術廻戦】狗巻棘の悲しい過去

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

呪言師の末裔として狗巻家に誕生した狗巻棘。生まれながらにして呪言という術式を身体に宿していました。そのため悲しい過去を持つことに。単行本0巻第2話では、パンダが「昔はそれなりに苦労したみたいだ 呪うつもりのない相手を呪っちゃったりな」と証言しています。

自分の力をまだちゃんと理解していない状態の幼少期、きっと傷つけてしまった相手がいたのでしょう。現在「おにぎりの具」で会話してることも、おそらく周りの人を傷つけないようにするため。乙骨憂太の境遇が自身と似ていると気にかけていたのも、狗巻棘の優しさが伺えます。

【呪術廻戦】狗巻棘の呪言シリーズ5選

①「爆ぜろ」 単行本0巻第2話より

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

乙骨憂太(おっこつゆうた)の初めての任務で、一緒に現場に来た狗巻棘。群れを成す低級呪霊に対し放った言葉がこれでした。原作の中で、狗巻棘の呪言使用シーンはこの話が初めて。呪言師というものをよく理解してなかった乙骨憂太も、呪言というものを初めて目の当たりにして、驚きを隠せない様子でした。

②「潰れろ」 単行本0巻第2話より

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

乙骨憂太との任務で、商店街の呪霊を祓いに来た狗巻棘。予想していたより強い呪霊が現れ、2人で力を合わせて戦うことに。初めての共同戦、幕引きのとどめがこの「潰れろ」でした。二人の絆が深まった心温まる終わり方に、心がじんとする場面です。

③「眠れ」 単行本5巻第43話より

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

京都姉妹校交流会で、狗巻棘が携帯電話を使って術式を発動した場面。メカ丸からかかってきたと思い電話に出た三輪は、狗巻棘の「眠れ」という発言で、その場で崩れ落ちるように眠った。

携帯は、パンダがメカ丸に勝利し借りて来たもの。腕ごと携帯を持ってきたのか、狗巻棘の手にはちぎれたメカ丸の腕まであった。

④「逃げろ」 単行本6巻第44話より

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

京都姉妹校交流会で、呪霊による襲撃を受けたときの場面。呪霊である花御(はなみ)の急な乱入に、何が起こったかわからず動きを止めた加茂憲紀(かものりとし)と伏黒恵(ふしぐろめぐみ)。その事に気付いた狗巻棘が、2人を逃がすために発した呪言です。

敵を倒すことだけでなく、仲間に対してこういう使い方も出来るのだと知れるシーン。狗巻棘の人柄が伝わります。

⑤「ぶっとべ」 単行本6巻第46話より

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

京都姉妹校交流会で、呪霊である花御(はなみ)の襲撃を受けた狗巻棘・加茂憲紀・伏黒恵。格上の相手に逃げる3人だが、先に狗巻棘ののどが限界を迎えてしまう。それでも吐血しながら、伏黒恵に「高菜(任せろ)」と吐いた呪言がこの「ぶっとべ」です。

このセリフを吐いた後、狗巻棘は倒れてしまうのですが、彼のかっこ良さと先輩としての頼もしい感じが見て取れる一幕でした。

【呪術廻戦】狗巻棘の過去と今

1年生の頃(単行本0巻より)

出典:『呪術廻戦』(Ⅽ)芥見下々/集英社

 

単行本0巻で高専1年生だった狗巻棘の容姿は、ツンツンとした短髪で、現在の虎杖悠二に近い感じでした。この頃の呪術師の等級はまだ2級。それでも単独の任務をこなせていたため、乙骨憂太と共に呪霊退治に行った場面もありました。初登場から強いのは明確でしたが、会話がおにぎりの具のみだった事、全体的にクールな印象だった事が相まって、まだ謎な人物の領域でした。

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