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【文豪ストレイドッグス】中原中也の異能とは?
中原中也の異能「汚れつちまつた悲しみに」とは
中原中也の異能「汚れつちまつた悲しみ」とは、重力をコントロールする能力です。
自身や、触れたものにある重力のベクトルを変化させて、周りを破壊したり、逆に天井に重力を働かせて、さかさまに立って歩くこともできます。
重力を変化させることで、自身の重さやパワーをを変えることができます。
そして、戦闘時になると中原は、重力操作の能力と、自分自身の体術を組み合わせて、常人の何倍もの威力のあるパンチやキックを繰り出してきます。
また、中原は応用力も高いのか、銃の弾丸の重さを操作して、ヘリからばらまくことで、強力な銃撃を繰り出すことができます。
(類似能力:「ジョジョの奇妙な冒険・第4部」に登場する広瀬康一の「エコーズACT3」 「金色のガッシュベル!!」に登場するブラゴの重力系魔法)
技名「汚濁(おじょく)」とは?
中原の「汚れつちまつた悲しみ」には「汚濁」と呼ばれる技があります。
汚濁は、中原の異能を完全に解放させた姿で、周囲の重力子(未だ未発見の素粒子)を操って、自身の質量密度を増大させて、強力な力を得る能力です。
そのパワーは凄まじく、戦車すら素手で引き裂き、一晩で敵組織を建物ごと壊滅させたことがあります。
さらに、圧縮した重力子弾はブラックホールになってすべてを呑み込むことができます。
最大の欠点は、本人である中原が暴走状態になってしまうので、自分の意思で力の制御ができない点です(最悪にして、最強のコンビの項を参照)。
【文豪ストレイドッグス】中原中也と太宰治の関係
お互い嫌い合っている
前述したように、中原中也と太宰治は仲が悪いです。二人は、太宰がポートマフィアに所属していた当時から最悪で、互いに言うことを聞かず、口喧嘩ばかりしていました。
さらに、太宰がマフィアをやめると知ると、中原は「ペトリュス」という超高級ワインの89年もの(ちなみに値段はなんと1485000円!!)を開けて祝いました。
一方、太宰はマフィアをやめる前に中原の車に爆弾を仕掛けていき、中原の怒りを再び買うようになり、両者の遺恨は、太宰がマフィアを抜けても続いています。
最悪にして、最強のコンビ
まったく仲が悪い中原と太宰ですが、太宰がまだマフィアに居た頃、二人はコンビを組んでいます。
武闘派の中原と戦略家の太宰で、完全に水と油の二人ですが、正反対であるがゆえに、ほぼ隙のないコンビとなることができます。
実際、二人がコンビを組むと、無双の力を発揮し、幾つも敵を撃破していったのです。
そして、二人は合わせて「双黒」という異名をつけられるようになったのです。
この二人がコンビを組むことによる最大の利点は、中原が「汚濁」を使った際、太宰の異能「人間失格」の能力無効化によって、暴走した中原を制止させることができるという点です。
つまり、太宰は中原の能力のブレーキ役となることができるために、中原は汚濁を有効的につかうことができるのです。
【文豪ストレイドッグス】実際の文豪、中原中也とは?
文壇界の暴れん坊!!中原中也とは?
中原中也とは、明治時代の詩人で、明治40年から昭和12年まで存命し、三十歳の若さで亡くなるまで350以上の詩を書き続けました。
実家は医者で、幼少時代は医者になるべく学業に専念していましたが、弟が風邪で病死したことで、文学に目覚めました。
しかし、元々、「神童」と呼ばれるほど成績優秀であったのに、文学に目覚めてからは成績は下がり続けゆき、中学時代は落第までしてしまいます。しかも、その際、友人たちを自宅に招いて、答案用紙を破いて万歳三唱をするなど、人間性は破天荒そのものです。
大人になってからも、態度は常に反抗的で、友人に「俺はその丁寧な言葉が大嫌いなんだ」と言い張るほど、日ごろから振る舞いの悪い男で有名でした。
売れなかった頃は、奥さんのコネでNHKに入社しようとしましたが、履歴書の職務経歴欄に「詩生活」とだけ書き、面接官が意味を尋ねると
「それ以外の履歴が私にとって何か意味があるのですか?」
と答えました。担当した面接官は、さぞやひきつった顔になったことでしょう。もちろん結果は不採用です。
酒癖も最悪で、バーに入り浸っては、誰彼かまわず絡んだり、喧嘩を吹っ掛けたりしていました。
さらに、酔っ払って他人の家の外灯を破壊し、警察に逮捕されたことがあります。しかも、当時中原は身元がはっきりしなかったため、15日間も警察に留置されることとなったのです。