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「選択は任せるだと?手前がそれを云うときはなァ……何時だって他に選択肢なんか無(ね)えんだよ!」
第八巻、三十一話
夢野久作を連れて、アジトの外に出た中原と太宰を待ち構えていたのは、ギルドの異能者、ハワード・フィリップス・ラブクラフトでした。
ラブクラフトは、己の腕をイカのような触手に変えて、二人に襲い掛かりました。
太宰は「人間失格」を発動させて、能力を無効化させようとしますが、なぜかラブクラフトには効きません。
ラブクラフトは、異能とは異なる能力を持っているようです。
太宰と中原は、コンビネーションでラブクラフトに戦いを挑みますが、ラブクラフトは自分の全身を異形の姿に変えて二人に襲い掛かってきました。
そこで、太宰は自分たちの切り札「汚辱」を使うことを提案しました。
「選択は任せるよ」と言う太宰に対し、中原は「選択は任せるだと?手前がそれを云うときはなァ……何時だって他に選択肢なんか無えんだよ」と言って、中原は汚辱を発動させます。
心底嫌っているが、心の奥底のどこかで信頼をしている。中原と太宰の奇妙な信頼関係を象徴したセリフと言えます。
「悪いな探偵社、今日は私怨抜きだ」
12巻、第四十七話
突如、ウイルスを操る異能者に襲われた、福沢諭吉と森鴎外。
二人に仕込まれたウイルスは、どちらかが先に死ねば、片方が助かるというものであり、すべては、探偵社とマフィアの双方をつぶすためのドストエフスキーの策略、「共食い」であったのです。
太宰も狙撃されて重症となり、ピンチに追い込まれる探偵社の事務所に、大勢の兵隊を従えた中原が現れました。
「悪いな探偵社、今日は私怨抜きだ」
そう言って、己の能力である重力の力で、アスファルトの道路を砕きながら、探偵社の事務所に迫ってきました。
シンプルなセリフですが、全身からみなぎる怒気と、悪鬼のような表情であるため、言葉にすさまじい凄味が生まれています。
「莫迦やってんな探偵社!首領(ボス)の指示で拾いにきてやったぜ!」
第十五巻、第六十二話
謎のテロリスト「天人五衰」の策略で、逆に自分たちがテロリストにされてしまった探偵社達。
探偵社を襲うのは、軍警最強と呼ばれる、特殊制圧作戦群・甲分隊で、通称「猟犬」と呼ばれる特殊部隊です。
ピンチに追い込まれた国木田達を救出したのは、ヘリに乗った中原でした。
彼は、重力操作で、質量を増加させた弾丸を猟犬に浴びせると、「莫迦やってんな探偵社!首領の指示で拾いにきてやったぜ!」と言って、国木田たちを回収しました。
「助けに来た」ではなく「拾いに来た」というあたりが、彼の太々しい性格を表しています。
【文豪ストレイドッグス】中原中也のかっこいい画像、イラストを紹介
街を守るために、最前線で戦う中原
太宰と中原、背中合わせの双黒。モノトーンが渋い。
珍しい和装の中原
きれいな中原と芥川。原作では二人とも目つきがやばい
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— はじめ3号 (@HAZIMESANGOU) October 13, 2021
文スト表紙の中也詩集、構成面白いよ。アニメコラボの中也さんの表紙ほしかったのも間違いないけど。 "汚れつちまつた悲しみに…… アニメカバー版 中原中也詩集 「文豪ストレイドッグス」×角川…"(中原 中也, 佐々木 幹郎 著)https://t.co/lh2iZO8gWi pic.twitter.com/HOyPsP9xw1
「汚れつちまった悲しみに……」のアニメ描き下ろしコラボカバー版の表紙
【文豪ストレイドッグス】中原中也のかっこいい所まとめ
中原中也は、口が悪くて、喧嘩っ早いですが、義理人情に厚く、古き良きギャング映画の親玉のような魅力があります。
文豪ストレイドックスは、漫画やアニメだけでなく、舞台や実写映画、そしてスピンオフと幅が広がっています。
どの作品でも中原は大暴れしますので、ファンの方はお見逃しなく。