【怪獣8号】ミツケタの正体とは?カフカを探していた理由や目的を考察
出典:『怪獣8号』(Ⅽ)松本直也/集英社

少年ジャンプ+に連載中の人気漫画怪獣8号には、ミツケタと呼ばれる小型怪獣が登場します。
ミツケタは主人公・日比野カフカを怪獣8号に変身させましたが、さまざまな謎を持った存在です。

ミツケタの正体や目的、カフカを探していた理由などを考察します。

【怪獣8号】ミツケタとは

主人公・日比野カフカに融合した小型怪獣

ミツケタ登場シーン
出典:『怪獣8号』(Ⅽ)松本直也/集英社

 

ミツケタは、本作の主人公・日比野カフカに融合した小型怪獣です。
ミツケタは怪獣8号の第1話に登場し、カフカの口の中に入ることで一体化しました。

カフカの前に現れた時に、「ミツケタ」と発言したことで読者からミツケタと呼ばれていますが、正式な名前は不明のままです。

人間の言葉を話していることから知能が高く、人間とコミュニケーションが取れる可能性が高いでしょう。
ただし、現在の時点でミツケタが、カフカを含む人間とコミュニケーションを取ったことはありません

人間のカフカを怪獣8号に変身させる能力を持つ

怪獣になったカフカ
出典:『怪獣8号』(Ⅽ)松本直也/集英社

 

ミツケタが体内に侵入したことで、カフカは怪獣8号に変身できる能力を手に入れています。
詳細は不明ですが、人間と一体化することで怪獣8号に変身させるのがミツケタの能力でしょう。

カフカを見て「ミツケタ」と言ったことを考えると、自分に適合して怪獣8号になれる人間を探していた可能性が高いです。

ミツケタが怪獣8号であるとも言えますが、人間と一体化しないと高い戦闘能力は発揮できないのかもしれません。

【怪獣8号】ミツケタの正体は未来から来たカフカ自身?


ミツケタが未来から来たカフカの可能性も

鳥を食べる怪獣8号
出典:『怪獣8号』(Ⅽ)松本直也/集英社

 

ミツケタの正体の考察で有名なのが、未来のカフカではないかという説です。
ミツケタはカフカを探していたと思われ、カフカの事をあらかじめ知っていた可能性が考えられます。

このことから、ミツケタは未来から来たカフカではないかと言われているのです。
ただし、ミツケタ=未来のカフカ説にははっきりした裏付けとなる描写はありません。

また、ミツケタと融合したカフカは、人間とは思えない行動を無意識に取ることも多いです。
ミツケタが未来のカフカだとしても、人間の頃とは全く違う存在になっている可能性が高いです。

未来で負けたカフカが過去を変えるためにループを繰り返している?

顔の一部が人間になるカフカ
出典:『怪獣8号』(Ⅽ)松本直也/集英社

 

ミツケタが未来のカフカだとすると、怪獣に負けたカフカが過去を変えるためにループを繰り返している可能性があります。

未来のカフカがミツケタになって過去に来ているのなら、何らかの理由で過去を変えようとしていると考えられます。

ミツケタが怪獣を憎んでいることも考えると、人類は未来で敗北しており、過去に戻ることで怪獣を倒そうとしているのかもしれません。

過去をやり直すために、何度もループを繰り返している可能性も考えられます。
ただし、現時点でミツケタが、これから起こることを知っているような描写はありません。

日比野カフカに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

【怪獣8号】ループ説以外に考えられるミツケタの正体を考察

人間を怪獣に変身させるために人類が作り出した存在

怪獣化してパニックになるカフカ
出典:『怪獣8号』(Ⅽ)松本直也/集英社

 

ミツケタは人間を怪獣化させるために、外国で作り出された存在とも考えられます。
怪獣8号の作中では、防衛隊が怪獣の細胞を利用したスーツを装備しています。

人間はすでに怪獣の力を兵器として利用し、怪獣を倒そうとしているのです。
怪獣に対抗するために、人間を怪獣化させる研究が行われていてもおかしくないでしょう。

ただ、日本防衛隊は人間が怪獣化することを想定していなかったため、ミツケタを作ったのが日本とは考えにくいです。

怪獣8号33話では「某国で人体に怪獣組織を移植する研究が始まっている」というセリフがあり、ミツケタが作られたのなら外国の可能性が高いでしょう。


怪獣9号に作られた試作品の怪獣

怪獣10号は試作品
出典:『怪獣8号』(Ⅽ)松本直也/集英社

 

ミツケタは、怪獣9号によって作られた怪獣の可能性があります。
怪獣9号は知能の高い怪獣であり、日本防衛隊と戦うための怪獣を作り出しています

怪獣10号は、9号が作った怪獣の試作品だったことが判明しています。
ミツケタが、怪獣9号によって作り出された怪獣の試作品や失敗作の可能性もあるでしょう。

9号は自分が作り出した怪獣に冷たい態度を取っていた描写もありました。
ミツケタが失敗作として、9号や仲間にひどい目に合わされたとしたら怪獣を憎んでいる理由にもなります。

怪獣9号に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。

【怪獣8号】ミツケタがカフカを探していた理由を考察

自分に適合する人間がカフカだと知っていたから

ミツケタに飲み込まれそうになるカフカ
出典:『怪獣8号』(Ⅽ)松本直也/集英社

 

ミツケタがカフカを探していた理由は、彼が自分に適合する人間だと知っていた可能性があります。
カフカを見た際に、「ミツケタ」と言ったのは目当ての人物を見つけたからと考えるのが自然です。

ミツケタが未来のカフカなら、カフカが自分に適合する人間だと知っているのは当然でしょう。
ミツケタが人類に作られたなら、適合する人間としてカフカがマークされていた可能性もあります。

カフカは防衛隊のスーツの解放戦力が異常に低く、彼自身にミツケタに適合できる秘密があるのかもしれません。

自分に適合する人物を探していて偶然カフカを見つけた

カフカの前に現れたミツケタ
出典:『怪獣8号』(Ⅽ)松本直也/集英社

 

ミツケタはカフカを探していたわけではなく、自分に適合する人間を探していてカフカを見つけただけとも考えられます。

ミツケタが本能的に自分に適合する人間を見つける能力を持っていたなら、カフカを知っている必要はありません

たまたま、自分に適合する人間を偶然見つけただけだとしても、「ミツケタ」と言うのは当然でしょう。

【怪獣8号】ミツケタの目的を考察

怪獣を絶滅させるのが目的

ミツケタは怪獣を憎んでいる
出典:『怪獣8号』(Ⅽ)松本直也/集英社

 

ミツケタは、怪獣を絶滅させることが目的の可能性が高いです。
ミツケタは、36話で「カイジュウコロス」と発言してから暴走しました。

怪獣8号は、基本的にカフカの意志で行動します。
しかし、36話では暴走状態になった怪獣8号が、識別怪獣兵器を使う長官を殺しかねない勢いで攻撃しています。

ミツケタは、カフカから主導権を持つほど怪獣に対して激しい憎しみを持っていことになります。
このことから、ミツケタは全ての怪獣を殺そうとしている可能性があります。

ミツケタが怪獣を憎んでいるのは未来のカフカだからとも考えられますし、人類に怪獣への憎しみを植え付けられた存在なのかもしれません。

ミツケタは人類の味方?

怪獣を殴るカフカ
出典:『怪獣8号』(Ⅽ)松本直也/集英社

 

ミツケタが、人類の味方と言える存在なのかははっきりしていません。
ミツケタは怪獣に敵意を持っていますが、人間を攻撃するような描写はありません

第2話で怪獣8号は、無意識に鳥を捕食していました。
怪獣以外に危害を加えているのに、人間に何もしないのは味方だと思っているからなのかもしれません。

日本防衛隊長官の四ノ宮功を殺すような攻撃をしたのも、識別怪獣兵器に怪獣2号の気配を感じたからです。

少なくとも人間に、敵意を持っていない可能性が高いでしょう。
とはいえ、怪獣を殺すためなら、人間が死んでも構わないと考えている可能性もあり、味方とは言い切れないです。

【怪獣8号】ミツケタの解説・考察まとめ

怪獣8号に登場するミツケタについて考察しました。
カフカと融合して最強クラス大怪獣に変身する力を与えたミツケタですが、その正体は依然として不明です。

ミツケタの正体に関するヒントはほとんどなく、作品で最大の謎なのかもしれません。
ミツケタの正体が明らかになる日を楽しみに待ちましょう。

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