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いつから存在するのか
800年前、「空白の100年」の間で世界政府に危険視されるようになったと思われるゴムゴムの実もとい『ヒトヒトの実 幻獣種 モデル“ニカ”』ですが、一体いつから存在するのでしょうか。
まず、悪魔の実という存在自体が804年前からあったことは確定しています。
その理由は光月おでんの妻、天月トキの存在です。
トキは964話にて、自身についてこのように話しています。
「私の歳?26よ」
「生まれたのは……800年くらい前」
この会話はワンピース作中現在から見て、30年前のことです。
つまりトキは、作中の時系列で804年前には確実に悪魔の実の能力者になっていたということです。
ただ、26歳の時には既に能力の特性を理解しおでん達の時代へ飛んできているわけなので、悪魔の実はさらにその前から存在していたのではないでしょうか。
ジョイボーイも食べていたとされるゴムゴムの実についても、800年前の大戦の時点では能力を覚醒させていたと考えられるので、トキトキの実と同様に『804年以上前から存在していた』と推察できます。
イムとの繋がりは?
少し前の項目で、「世界政府のトップに立つ天竜人が五老星」だと解説しましたがこれは表向きの話で、実際は「イム」という正体不明の人物が世界の頂点に立っています。
世界政府のトップの天竜人よりもさらに絶対的な存在なわけですから、もしかしたらイムは「神」のような立ち位置なのかも知れませんね。
また、五老星は「ゴムゴムの実の覚醒は我々にとっても伝説」と語っていることから不老だと推察できるため、イムも同じく不老の可能性があります。
この可能性と先ほど解説した『世界政府との関係』や『ゴムゴムの実ができた時期』の考察を併せて考えてみると、ゴムゴムの実の覚醒、つまりニカの能力は「命そのもの」に影響を及ぼすことができるのではないでしょうか。
五老星は既に不老なので、「寿命という縛りから“解放”する」…とか。
もしかしたらゴムゴムの実に宿ったニカの意志は、世界政府の人間にその能力を悪用されないよう自らの意思で逃げ回っていたのかも知れません。
ゴムゴムの実に残されている謎
ゴムゴムの実の覚醒には、現在判明している能力以上に、何か絶大な力が隠されている可能性が高いです。
本記事では最後に、未だ解明されていないゴムゴムの実の謎についてまとめてみました。
神は他にも存在する?
本記事でも触れたように空島では太陽の神を信仰していましたが、その太陽の神へ生贄を捧げる儀式の際には、「雨の神」「森の神」「大地の神」にも祈りを捧げていました。
つまり、ゴムゴムの実を覚醒させたルフィ以外に、『あと3人神が存在する』はずなのです。
そして、ニカの能力は悪魔の実に宿っていたため、同様に他の神の能力も悪魔の実に宿っている可能性があります。
現時点では「大地の神」が「グラグラの実」に(現所有者はティーチ)、能力者ではないもののこれまでの物語から「雨の神」は「ビビ」、「森の神」は「しらほし」ではないかという考察が多いようです。
しかし、しらほしはポセイドンでもありますし、この考察を裏付ける証拠はほとんど無い状態のため今後の展開が気になるところですね。
もしも該当のキャラクターが覚醒し全ての神の力が発現したら、ワンピースの世界は一体どうなってしまうのでしょうか。
黒ひげと関係がある?
黒ひげとの関係をもう少しだけ深掘りしてみましょう。
前述のように、現在ティーチが所有者であるグラグラの実にも、ルフィのゴムゴムの実と同じように大地の神の力が宿っている可能性があると考えられています。
しかし、あえてここでもう一つの可能性を提示したいと思います。
それは、まだ登場していない神がいるという可能性です。
正確には『存在を隠されている』のではないか。
その理由はこれまでのティーチの発言にあります。
441話:「この能力(ヤミヤミの実の能力のこと)はおれを選んだんだよエース」
「太陽か!!闇か!!勝者は一人だ!!!」
動物系の悪魔の実には意志が宿ります。
ティーチのこの発言は、文字通り「悪魔の実がティーチを選んだ」ということではないでしょうか。
そして、ヤミヤミの実は自然系だと考えられていますので、今回のルフィと同様に意図的に存在が隠されていた動物系の「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル“◯◯”」なのではないでしょうか。
シャンクスの目的とは
片腕を犠牲にルフィを救い、その後の人生にも大きく影響を与えているシャンクスですが、『ゴムゴムの実をわざわざ政府から奪っていた』『五老星と繋がっていた』という事実に一体目的は何なのかと注目されています。
一番有力な説は『ロジャーの悲願を達成する』ことですね。
今はルフィのシンボルとなっている麦わら帽子も、もとはロジャーからシャンクスに託されたものであり、ラフテルから戻ったロジャーの話を聞いて号泣しているシーンもありました。
また、『ロジャーは「ジョイボーイ」になれなかった人物』だと考察されることが多いのですが、その理由の一つは『ゴムゴムの実の能力者ではなかったから』だと考えられます。
このことから、シャンクスは『ゴムゴムの実を正しい人(ジョイボーイ足る人物)の手に渡すために手に入れた』のではないでしょうか。
ジョイボーイとの関係は?
先ほども少し触れましたが、ジョイボーイとゴムゴムの実には深い繋がりがあると考えられます。
というのも、ジョイボーイはゴムゴムの実の前任者だったと思われるからです。
その理由については本記事冒頭でも紹介したこちらの記事でも詳しく解説していますが、当時のジョイボーイもまた現代のジョイボーイであるルフィと同様、覚醒していたのだと思います。
五老星はゴムゴムの実について「過去何百年も”覚醒”する事などなかった」と話していますが、裏を返せば覚醒していない能力者は存在したということではないでしょうか。
つまり、ゴムゴムの実は「覚醒すること」に大きな意味がある。
果たしてその「意味」とは何なのか、当時のジョイボーイとルフィに共通する「覚醒の条件」とは何なのか。
この謎が明かされたとき、ルフィがワンピースの主人公である理由がはっきりするのでしょう。
ゴムゴムの実の覚醒についてのまとめ
いかがだったでしょうか。
一口に「ゴムゴムの実が覚醒した」と言っても、それがワンピースの物語においてとても重要であることが伝わったのではないでしょうか。
最近は怒涛の展開が続くワンピースですが、まだまだ明かされていない謎がたくさんあります。
今後の展開も目が離せませんね。