
目次
ついに石流vs乙骨の一騎打ちとなった仙台結界の戦い。
強者がひしめく激戦区を制したのは乙骨でした。
その決戦の模様は、どのようなものだったのでしょうか。
また、石流たちは今後どうなるのでしょうか。
戦いの決着が描かれた第180話「仙台結界⑦」のネタバレです。
『呪術廻戦』前回179話のおさらい
乙骨・烏鷺・石流の3名が同時に領域展開を発動し、領域の押し合いになるかと思われたそのとき。
単為生殖によって生まれていた黒沐死が、突如復活しました。
相性の悪い烏鷺が黒沐死に反応し、均衡が崩れてしまいます。
注意を逸らした烏鷺は片腕を失い、さらには石流の追撃も受けて崩れ落ちました。
領域展開の直後は術式が焼き切れて使用が困難であり、烏鷺の「空を操る」術式が使えなかったのが敗因となりました。
もちろんこのとき、乙骨も術式は回復していません。
その一方で石流は、術式を使わずともグラニテブラストを発射することができます。
邪魔者がいなくなった石流は、乙骨との一騎打ちに臨みます。
迎え撃つ姿勢の乙骨でしたが、このとき彼の術式はまだ回復していませんでした。
『呪術廻戦』180話ネタバレ①|石流に答える乙骨
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— nakura (@stoptatakai) April 4, 2022
乙骨も、呪力の高出力指向放出をすることができます。
ただし、「リカ」が完全顕現している間のみ。
残り時間はわずかな上に、最大出力では石流にやや劣ります。
そのため、乙骨はより早く呪力を溜め、石流が最大出力に達する前に攻撃する必要がありました。
しかし、石流の思いが、乙骨にそうはさせませんでした。
石流がこのとき願っていたのは、「全力同士のぶつかり合い」です。
石流が400年以上もの長い間渇望していたのは、「誰かと全力を出し切って戦うこと」だったのでしょう。
石流の眼差しから、この思いを読み取った乙骨は、「1回だけですよ」と言ってこの思いに応じたのでした。
戦いそのものに意味を見出す、ということをしない性質の乙骨が、石流の気持ちを汲み取ったため、最高出力同士の撃ち合いとなったのです。
『呪術廻戦』180話ネタバレ②|術式回復!乙骨の反撃
#呪術本誌
— さばよし@新垢 (@3844sbys) April 3, 2022
東方仗助いて草 pic.twitter.com/h0CRyoHFlp
押し負けたかに見えた乙骨ですが、第二波がありました。
歓喜する石流の前に出てきたのは、しかし「リカ」の方です。
乙骨本人は、ブラストと同時に飛び出していました。
第二撃は「リカ」単体での攻撃だったのです。
石流にとって多少の想定外ではありましたが、防ぎきれないものではありません。
以前に「リカ」がしたように、呪力の砲撃を腕で防御したのです。
威力が高くなかったことも、石流の有利に働きました。
領域展開、そしてそこから続いた戦闘、石流は乙骨に余力はほぼないと踏んでいました。
乙骨の敗北が予想され、グラニテブラストが放たれた、そのときでした。
乙骨が、「空間を歪めて」この攻撃を防いだのです。
これは「空を操る」術式、烏鷺亨子のものでした。
乙骨の術式は、既に回復していたのです。
『呪術廻戦』180話ネタバレ③|死闘
リカちゃんに腕モグモグさせたら術式コピーできるってことは、多分呪具でもいけるよね。
— 菜々 (@Nana225205) April 4, 2022
つまりリカちゃんに天逆鉾とか黒縄モグモグさせてコピーすれば獄門疆開門→五条復活できるのでは。
なお天逆鉾も黒縄もどちらも過去に五条が破壊済み。
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乙骨が「烏鷺の術式を模倣した」ことに、石流は動揺します。
もちろん石流は、乙骨がただの呪言師だと思っていたわけではありません。
「リカ」と乙骨がそれぞれ異なる術式を持っている、と予測していました。
しかし、乙骨が烏鷺の術式を使ったのを見て、「乙骨の術式は『模倣』」であると判断します。
そうであるならば、余程の条件があるだろう、ということも石流は予測していました。
ここで思い出しておきたいのが、「乙骨が烏鷺と一対一で戦った」ところは石流も目撃していた、という点です。
石流の知らないところで、烏鷺の術式がコピーされていたとは考えにくいのでした。
乙骨は、いつコピーの条件を満たしたのか。
石流が思い至ったのは、烏鷺の腕が吹き飛ばされたときのことです。
あのとき、「リカ」が烏鷺の腕をかみ砕いていました。
石流は、それが条件だったと考えたのです。
補足すると、以前の乙骨の「模倣」は無条件で行えるものでした。
「里香」が成仏し「リカ」となったことで、模倣に条件が加わるようになったのでは?と考えられています。
いずれにせよ、石流は形成を大きく崩されました。
反応しきれない石流に、乙骨は「宇守羅彈(うすらび)」を叩きこみます。
『呪術廻戦』180話ネタバレ④|「満腹だ!!!」
伏黒vsレジィ戦の様に繰り出す先手を交わしてまた攻撃してまた耐えられて..みたいな闘いも良いけど、ドウッの1発で決める乙骨先輩さすがに凄いな。別格叩きつけられた今週。そして最後の笑み。満腹だ。#呪術本誌 pic.twitter.com/cQNqwiFkXL
— 映画公開と共に朽ち果てる猿 (@motu19820618) April 4, 2022
乙骨の一撃に、「リカ」の追撃が重なり、石流の体勢が崩れます。
しかし、ここで時間切れを迎えました。
「リカ」との接続が切れてしまったのです。
この瞬間を見逃す石流ではありません。
完全顕現状態でも持て余すほどの一撃を、彼は「リカ」に叩きこみました。
この攻撃により、「リカ」は限界を迎えてしまいます。
全力を出し切った乙骨でしたが、それでも戦いの決着はついていません。
乙骨vs石流の、拳の打ち合いが始まったためです。
全力を出し尽くしたあとだというのに、まだ続きがある。
これは、石流が初めて味わう感覚でした。
と、そのとき、乙骨が突然石流の服を掴み、動きを封じてきます。
「これまでです」という意味深な発言も同時にする乙骨。
状況を理解できない石流の頭上から、降り注いできたのは彼自身が放った「グラニテブラスト」でした。
烏鷺の術式で、乙骨が軌道を戻していたのです。
戦いを終えた石流は、長きにわたる渇望を満たしてくれた乙骨に語りかけます。
「ありがとう。満腹だ!!!」
『呪術廻戦』180話の感想と考察!
いかがでしたか?
ついに仙台結界の戦いが決着しましたね。
烏鷺亨子、石流龍、どちらも素晴らしい強敵でした。
ドルゥヴも強かったようですから、描写がされなかったのが惜しまれますね。
彼らとは別な意味で話題性ナンバーワンだった黒沐死も、強烈なキャラでした。
ともあれ、4強全員が倒されたわけですから、乙骨の戦闘はここで一区切りとなることが予想されます。
仙台結界編はおそらく、次回事後処理のような内容が差し挟まれることとなるでしょう。
そうなると気になるのが、次に描かれるのは誰か?ということですよね。
これまで登場していない秤&パンダたちの話になるのでしょうか。
それとも、「天使」来栖華と接触した伏黒の話になるのでしょうか。
主人公の虎杖は、今どうしているのでしょうか。
非常に気になるところですが、次号は休載の予告がされています。
仙台結界の戦いの模様を振り返りながら、連載再開を待ちたいですね。