呪術廻戦ネタバレ196話|真希vs三代、相撲勝負はっけよい!

大道の剣技を見て、自分には欠けているものがあることに真希は気づきます。
そんな真希に、相撲勝負を挑む三代。
受けて立つ真希は、相撲を通して、自分なりの答えを見出します。

ネタキャラかと思われた三代が意外な活躍を見せる第196話「桜島結界⑥」のネタバレです。

呪術廻戦前回195話のおさらい

刀を探していた男性は、大道鋼という名のプレイヤーでした。
彼は、桜島結界の各所を歩き回り、刀を探し求めていたようです。
呪霊に追いかけられたり、やっと見つけたと思ったらDX日輪刀だったりと、それなりに苦労してきたようです。

一方の河童は、三代六十四。
彼もまた、死滅回游のプレイヤーです。
相撲を取る相手を求めて、宮崎からやってきたのでした。
ただし、当初の目的地はテレビで見た東京の両国国技館だったようです。

ともあれ、この2名の乱入を真希は歓迎しました。
状況を大きく変える外的な力が必要だと、感じていたからです。

手に持っていた刀に目をつけた大道に、刀を投げ渡す真希。
その次の瞬間、大道のまとう雰囲気が激変します。

殺気も露わに、呪霊直哉に切りつける大道。
しかし、その切れ味に彼は不服な模様です。

「刀が剣士を選ぶか?」

そう問いかける大道は、真希の刀がただの刀ではないことまで見抜いていました。
実は大道は、剣豪の天下無双の受肉体だったのです。
しかも、呪力を扱わない異例のプレイヤーでもありました。

刀の持つ力を引き出した大道は、呪霊直哉の胴体を両断してみせます。
その様子を目の当たりにした真希は、自分に何か足りていないものがあることに気づくのでした。

そんな真希の背後に、謎の土俵が出現します。
どうやら、三代が作り出した簡易領域のようです。

真希は三代に、相撲勝負を挑まれるのでした。

呪術廻戦ネタバレ最新話196話の考察

呪術廻戦ネタバレ最新話196話の考察|大道はフィジカルギフテッド?

呪力を扱わないプレイヤーであることが判明した大道。
実際、彼には呪霊直哉が見えていないらしいことも描写されています。

しかし、呪力が完全にゼロなのは、伏黒甚爾のみと明言されていますよね。
真希も、真依が呪力を持っていったとは言われていますが、呪力が完全にゼロの人物は伏黒甚爾以前にはいないはずです。

つまり、大道は天与呪縛のフィジカルギフテッドではないはずなんですよね。

では、彼はなぜ呪力を扱わず、呪霊も見えないのでしょうか。

考えられるのは、「刀を使う際の縛り」である可能性です。
目視で呪霊を捉えるのではなく、「それ以外が見えている」状態にする、ということなのではないでしょうか。

事実、呪霊が見えていなくても、大道の攻撃力はすさまじいです。
この火力を引き出すために、「見る」ということを封じる縛りを、大道は課しているのではないでしょうか。

呪術廻戦ネタバレ最新話196話の考察|刀が剣士を選ぶ

その大道が言っている、「刀が剣士を選ぶ」について。
最初の攻撃では、大道も呪霊直哉にかすり傷程度しか負わせられていませんでした。
しかしその後、胴体を両断するほどの斬撃を、大道は繰り出しています。

そして真希は、自分が振るってもそうはならないことを感じていました。

これはおそらく、刀の方が真希を試しているから、なのではないかと思われます。
真希はあの刀に、実力を出すのに相応しい使い手として認められてはいない可能性があるんですね。

しかし、あの刀は真依が命と引き換えに作り出したものです。
なぜ、真希を試すようなことをするのでしょうか。

呪術廻戦ネタバレ最新話196話の考察|相撲で真希は何を得る?

さて、そんな真希ですが、三代に相撲を挑まれています。
大道は、真希に見えていないものがあることを示す役割を負いました。
それに対して三代は、相撲を通して「真希は何が見えていないのか」を教える可能性が髙そうですね。

伏黒甚爾と今の自分との間に、何か違いがあることを真希は感じています。
その「何か」の正体が、三代との相撲を通して分かるのではないかと考えられるんですね。

三代の土俵は簡易領域のような性質を持っていそうでもあります。
また、そもそも土俵そのものが、領域の働きを説明する際にも使われています。

真希が何を得るのかに、注目したいですね。

呪術廻戦ネタバレ196話

呪術廻戦ネタバレ196話|相撲しようぜ

三代の簡易領域は、相撲を取るためだけい機能する結界でした。
しかも、招いた側と招かれた側、両方が了承しないと機能を発揮しません。

繰り返し、真希を相撲に誘う三代。
なんと真希はこれを了承し、三代の領域が発動してしまいます。

なお、真希が了承した瞬間の三代の喜びようは大変なものでした。
ここに来るまでよほど、多くの人間に断られ続けたのだろうことが見て取れます。

加茂は真希を制止しようとしますが、真希は自ら、三代の領域へ入って行ってしまいました。

呪術廻戦ネタバレ196話|「何が見えていない?」

「考えすぎている」から「少しスッキリさせていく」。
真希が相撲勝負を受けた理由はこれでした。

今の真希は、大道の剣技、そして言葉から、自分にはまだ足りていないものがあると痛感しています。

実際、「今後真希が甚爾のようになるには何が必要か」という質問に対しても、似たようなことは既に公式から発表されています。

真希は、「何かを捨てていく」ことが必要だと言われているのです。
そしてその発表の通り、真希は真依を亡くし、禪院家をなくし、ここにいます。
しかしそれでもまだ、真希は何かを背負い過ぎている、ということなのでしょう。

「何か」が見えていない。
「何か」を背負い過ぎている。
その「何か」が分からなくて、真希は目の前の三代に集中できていません。

そんな真希を、三代は一瞬で投げ飛ばしました。
しかし三代は、その一瞬で真希の実力を見抜いたようです。

呪術廻戦ネタバレ196話|真希の話を聞く三代

正面から立ち会えば一瞬で食われる。
そんな真希の実力を見抜いた三代は、なぜ真希が相撲に集中できないのかを問います。

真希は、正直に自分が考えていることを伝えました。
悩む真希に、「相撲を取る」以外の伝え方を知らない、と三代は言います。
彼は、真希の悩みに対する答えが見えているようでした。

一方、三代にいろいろ話した真希ですが、彼女にとってもこれは初体験でした。
真希にはこれまで、師と呼べる人物がいなかったためです。
強くなるにはどうしたらいいか、といった相談を、誰かにするという発想が真希の中にはありませんでした。

しかし今回、三代との相撲ややり取りを通して、真希は初めて「誰かに尋ねる」ことを知ります。
その果てで彼女が得た答えは、「自由」というものでした。

呪術廻戦ネタバレ196話|絶好調!

相手のすべてが手に取るようにわかる。
勝敗も何もかも意味をなさない境地。
ぶつかり合った瞬間に、そういったすべてがわかることがある。
三代は真希にそう語ります。

そして、三代のそんな話を聞きながら、真希の表情もどんどん変化していきました。

真希は、『人間』にとらわれ過ぎている。
相撲も同様に、人間を相手にした勝負である。
そんな人間を突き詰めていくには、土俵という輪の外に出て、突き詰めるしかない。

こういった三代との会話を通して、真希は「何か」を得ました。

領域が解け、加茂と大道、そして直哉が見たのは、晴れやかに笑う真希の姿。
晴れ晴れとした表情の真希を見るのは、そう言えば久しぶりですね。

呪術廻戦ネタバレ196話のまとめ

いかがでしたか?

面白キャラかと思われた三代でしたが、真希の師匠枠を務めるとは、意外でしたね。
「相撲」という目的に特化した、シンプルな領域での勝負は、真希にとって必要な流れだったことも意外です。

読者の間からも、三代の意外な活躍に関して様々な声が上がっていました。
また、真希のこれまでの境遇や、禪院家と相撲界の類似点に関する感想も見られました。

とは言え、渋谷事変での一連の流れを知っているファンとしては、まだ不安がぬぐえないとの声も見られます。
確かに、真希が重傷を負うに至った流れを思い出すと、このまま話がすんなり進むかどうかは疑問ですよね。

しかし、大道や三代、そして加茂という頼もしいキャラが、真希の周りにはいます。
呪霊直哉の撃破は、桜島結界における戦いとして、だけでなく、真希自身の成長にも、必要なことなのかもしれません。

今回、久しぶりに渋谷事変以前のような笑顔を見せた真希。
彼女が直哉に対して、次回以降どう立ち回るのかが楽しみですね。

おすすめの記事