
言わずと知れたワンピースの超重要人物「赤髪のシャンクス」。
映画で新たな事実が判明し、原作では父親と思われる人物が登場するなど、シャンクスに関する新情報が次々に明かされています。
今回はそんなシャンクスについて、徹底的に考察していきます!
ワンピースの赤髪のシャンクスとは?
まずはワンピースのシャンクスについて基本的な情報を振り返っていきましょう。
シャンクスのプロフィール

名前 | シャンクス |
誕生日 | 3月9日 |
年齢 | 2年前:37歳 2年後:39歳 |
身長 | 13歳時:132cm 2年後:199cm |
血液型 | XF型 |
星座 | うお座 |
出身地 | 西の海 |
好物 | キムチ炒飯、ロブスター |
通り名 | 赤髪のシャンクス |
役職 | ロジャー海賊団見習い→赤髪海賊団大頭、四皇 |
懸賞金 | 12年前:10億4000万ベリー 現在:40億4890万ベリー |
懸賞金ランキング | 5位 |
初登場 | 1巻 第1話 “ROMANCE DAWN -冒険の夜明け-” |
武器 | サーベル「グリフォン」 |
家族 | 娘:ウタ(血縁関係はなし) |
シャンクスは赤髪海賊団の船長で四皇

シャンクスは赤髪海賊団を率いる大頭(船長)で、四皇でもあります。
現四皇と赤髪海賊団に所属しているキャラクターはこちらです。
四皇
- シャンクス
- 黒ひげ
- ルフィ
- バギー
赤髪海賊団
- 副船長:ベン・ベックマン
- コック:ラッキー・ルウ
- 狙撃手:ヤソップ
- ライムジュース
- 音楽家コンビ:ボンク・パンチとモンスター
- 航海士:ビルディング・スネイク
- 船医:ホンゴウ
- ハウリング・ガブ
- ロックスター
- 元船員(音楽家):ウタ
シャンクスは”西の海”出身

シャンクスの出身地の詳細は明らかになっていませんが、西の海出身でありゴッドバレー事件でロジャーに拾われたということが明らかになっています。
このことが判明したのは2022年8月6に公開されたワンピースの映画『ONE PIECE FILM RED』の入場特典『40億巻』の中で、
- 39年前:シャンクス誕生
- 38年前:ゴッドバレー事件、ロジャーが拾った財宝に紛れ込んだ赤ん坊(シャンクス1歳)
- 25年前:シャンクス14歳、ロジャー海賊団解散
と書かれていました。
ゴッドバレー事件にはまだ謎が多く事件の経緯などは判明していませんが、
- ロックス・D・ジーベック率いるロックス海賊団をロジャーとガープが共闘して撃破した
- ロックス海賊団はゴッドバレー事件で壊滅した
とセンゴクは語っています。
1095話でゴッドバレーが西の海にあったことが明かされ、シャンクスの父親と思われるガーリング聖が事件当時のゴッドバレーに来ていたことも分かっています。
ロックス・D・ジーベックについてはこちらの記事
シャンクスは”マリージョア”生まれ?

シャンクスは、マリージョア生まれの可能性が高いです。
シャンクスの出身地は西の海とされているため、西の海生まれだと言われています。
しかし、出身地はその人が育った場所を表すため、幼少期に移住している場合は出生地と出身地が異なることも多いです。
ゴッドバレー事件が描かれた回想で、大勢の天竜人がゴッドバレーを訪れています。
シャンクスの父親と思われるガーリング聖も、子供と一緒にゴッドバレーに来ていたようです。
ガーリング聖に連れられてゴッドバレーに来たなら、シャンクスはマリージョアで生まれて西の海のゴッドバレーで拾われた可能性が高いです。
シャンクスはロジャーに拾われた後に西の海で生活していたため、西の海が出身地なのだと思われます。
シャンクスはウタの父親

シャンクスは、先ほども触れたワンピースの映画『ONE PIECE FILM RED』のメインキャラクター/ヴィランであるウタの父親です。
しかし、ウタとシャンクスは血のつながりがあるわけではありません。
ウタは戦利品の財宝に紛れ込んで赤髪海賊団の船に乗り、それをみたシャンクスがかつての自分とウタを重ね、引き取って父親として育てることにしたのです。
ウタについてはこちらの記事で詳しく解説・考察しています。ぜひチェックしてみてください!
ワンピースのシャンクスの強さと能力
では次にシャンクスの強さと悪魔の実について考察していきましょう。
シャンクスの戦闘能力と覇気

シャンクスの戦闘シーンは少ないです。
しかし、
- 左腕を失う前に”世界最強の剣士”ミホークと互角の戦いを繰り広げている
- 左腕を失ってから四皇になっている
- 頂上戦争でサカズキの一撃を難なく止めている
- カイドウが自分と同等に戦える人物を思い浮かべたとき、ロジャー、白ひげ、光月おでん、ロックス・D・ジーベックに並んでシャンクスも描かれていた
- 『ONE PIECE FILM RED』で黄猿を圧倒する様子が描かれている
などの点から非常に強いのは明らかでした。
1079話ではユースタス・キッドとキラーを瞬殺しており、圧倒的な戦闘力が明らかになりました。
また、シャンクスの強さの特徴としてあげられるのが、強力な覇気を持っているということです。
シャンクスは
- 覇王色
- 武装色
- 見聞色
の覇気を持っており、ワノ国編では遠距離から覇王色の覇気を放つだけで海軍大将の緑牛を撤退させました
『ONE PIECE FILM RED』の入場特典『40億巻』の中で、シャンクスの覇王色の覇気について
- ”見聞殺し” 気配のコントロール 未来を見せない。
と書かれていました。
ワンピース1079話では見聞色の覇気で10秒以上先の未来を見通す様子を見せており、覇王色と見聞色の両方で作中最高峰の実力を持っていることがわかります。
シャンクスは悪魔の実の能力者なのか
悪魔の実という特殊能力に注目されることが多いワンピースですが、シャンクスが能力者であるかどうかは判明していません。
ロジャー海賊団で海賊見習いをしていた時は、
- 能力者であるバギーが海に落ちた時に助けに行った
- そもそも悪魔の実を噂程度にしか知らなかった
ということなどから、当時は非能力者だったとみて間違いないと思われます。
しかし、その後赤髪海賊団として活動を始めた後については、
- 近海の主からルフィを守った時、海のど真ん中なのに周囲に船などがなかった
- 新世界でカイドウと小競り合いをした翌日のエース公開処刑(マリンフォード頂上戦争)に駆けつけた
- 頂上戦争の真っ只中、海軍や海賊でごった返す戦場にもかかわらず、いきなりコビーの前に現れサカズキの一撃から守った
などの点から「瞬間移動」の能力を持っているのではないかと言われています。
しかし、反対に
- そもそも能力者であれば海の上のルフィを助けることはできないはず
- ロジャーが非能力者だったので、四皇という実力者であっても非能力者の可能性がある
ということから、
- 仲間に能力者がいる
- 愛刀「グリフォン」が能力者
という可能性も考えられるでしょう。
海賊王ゴールド‣ロジャーと同じ技を使う

ワンピース1079話で、シャンクスがロジャーと同じ神避を使うことが判明しました。
神避は回想で、ロジャーがおでんを吹き飛ばした技です。
神避は覇王色の覇気を纏った斬撃で、使用する際は黒い稲妻のようなエフェクトが描かれていました。
1079話でシャンクスは神避でユースタス・キッドを攻撃し、援護に入ったキラーごと一撃で倒しています。
賞金30億になったキッドを一撃で倒したことで、シャンクスは作中最強でないかと言われるようになりました。
直前には見聞色の覇気でキッドの攻撃を未来視し、傘下に大きな被害が出るの防いでいます。
シャンクスはロックス海賊団の一員だったので、ロジャーから直接技を習っていた可能性もありそうです。
神避は神の死を意味する言葉でもあり、シャンクスが天竜人と戦う伏線という考察もあります。
ワンピースのシャンクスは天竜人なのか
次はシャンクスの天竜人説について考察していきましょう。
フィガーランド家とは
現在シャンクスは、フィガーランド家という天竜人の一族ではないかと言われています。
フィガーランド家とは『ONE PIECE FILM RED』でウタ討伐の話し合いを行っていた最中に五老星の口からでた名前で、
「あの娘がフィガーランド家の血筋でもか?」
と、抹殺決定を躊躇っている様子が描かれていました。
この名前が出たのは前述のセリフのみですが、表向き世界のトップとされている五老星が抹殺を躊躇ったということで、
- 天竜人の祖先である20人の王のうちの一族
なのではないかという考察が多いようです。
原作でもフィガーランド・ガーリング聖が登場したことで、フィガーランド家が天竜人の家系なのは確定でしょう。
『ONE PIECE FILM RED』については、こちらの記事で解説・考察しています。
入場特典の40億巻についても解説していますので、ぜひチェックしてみてください!
シャンクスの名前は「フィンガーラン・D・シャンクス」説

映画ではウタに対してフィガーランド家という名前が使われていましたが、これは五老星が「ウタはシャンクスの血のつながった娘である」という認識での発言の可能性があり、実はシャンクスこそがフィガーランド家なのではないかと言われています。
加えて、本記事でもすでに触れているように、シャンクスはゴッドバレー事件でロジャーに拾われているのですが、
- 天竜人とその奴隷たち
- ロジャー
- ガープ
- ロックス・D・ジーベックとロックス海賊団
が、事件当時ゴッドバレーにいたことが判明しています。
これらのことから天竜人の子どもである可能性が非常に高いため、シャンクスの本名は「フィガーラン・D・シャンクス」なのではないかとも言われています。
もしも本当にシャンクスが天竜人であれば、五老星とつながりがあったこともうなずけますね。
なお、天竜人についてはこちらの記事で解説しています。ぜひチェックしてみてください!
シャンクスの父親?フィガーランド・ガーリング聖登場!

ワンピース1086話ではシャンクスの父親の可能性があるフィガーランド・ガーリングが登場しています。
ガーリング聖は神の騎士団の総司令官で、ドンキホーテ・ミョスガルド聖を処刑した人物です。
神の騎士団は、天竜人を処刑する権限を持つマリージョアの治安組織と思われます。
ガーリング聖は高齢で、シャンクスの父親くらいの年齢の人物です。
ゴッドバレー事件では若き日のガーリング聖が描かれていますが、シャンクスと顔がかなり似ています。
フィガーランド家の人間で顔も似ていることから、シャンクスの肉親であることはほぼ間違いないでしょう。
下々民をかばって死んだミョスガルド聖に対して「ゴミをかばう奴は…それ以下だ」と断言しており、ガーリング聖は典型的な天竜人の価値観を持つ人物の可能性が高いです。
また、ゴッドバレー事件では余裕をもってロックス海賊団を迎え撃つ姿も描かれており、相当な実力者と思われます。
シャンクスに兄弟がいる可能性が濃厚に!

ワンピース1096話のガーリング聖の発言で、シャンクスに兄弟がいる可能性が高くなっています。
1096話で、ゴッドバレー事件直前のゴッドバレーが描かれました。
ガーリング聖は、人間狩り大会が始まる前に「見ていろ子供達…」と発言。
ガーリング聖には、シャンクス以外にも子供がいた可能性が高くなってきました。
ガーリング聖だけでなく、シャンクスの兄弟が神の騎士団にいる予想もあります。
五老星と会っていたのは、シャンクスの双子だという考察もより現実味を帯びてきました。
ワンピースのシャンクスは黒幕なのか考察
それでは本記事の最後に、シャンクス黒幕説について考察していきましょう。
シャンクスのこれまでの行動
シャンクスに浮上している黒幕説について考察するために、これまでの行動を振り返りましょう。
- CP-9も乗っていた政府の護送船を襲撃しゴムゴムの実を強奪
- 自身の左腕を犠牲にしてルフィを助け、ルフィの無事を喜ぶ
- ロジャーから受け継ぎシャンクス自身にとって大切な麦わら帽子をルフィに預け、立派な海賊になって返しに来るよう約束する
- レイリーに「ロジャー船長と同じ事を言うガキがいたんだ」とルフィのことを話す
- ルフィが賞金首になったことを知り、宴を開くほど大喜びする
- 黒ひげを追いに行ったエースを止めるよう、白ひげに直談判しに行く
- マリンフォード頂上戦争に乗り込もうとしたカイドウを足止めする
- マリンフォード頂上戦争に現れ戦争を終結させ、白ひげとエースを埋葬する
- 五老星に接触し「ある海賊」についての話をする
- ワノ国近海に現れ、海軍大将緑牛を覇気だけで撤退させる
謎が多く意味深な行動が目立つため黒幕説もありますが、純粋にルフィの成長を喜ぶ姿なども多く描かれているため、黒幕かどうかは怪しいです。
しかし、確かに黒幕であることを疑ってしまうほど怪しい点が2つあります。
詳しく見ていきましょう。
シャンクスは五老星とつながりがある

黒幕説の大きな理由の一つ目は
- シャンクスが五老星とつながっている
という点です。
これが描かれたのは世界会議編で、シャンクスは世界会議開催中のマリージョアに潜入して五老星に「ある海賊について話が…」と切り出しました。
その後どのような話がされたのかは明かされていませんが、この時に五老星がシャンクスに対して
「君だから時間を取った」
と話しているのです。
シャンクスは海賊ですが、世界の表向きのトップである五老星ですらある程度の敬意を払う対象であることが判明したことが黒幕説に繋がっています。
ただしこの時のシャンクスは顔の傷や左腕見えない角度に描かれているため、別人説もありました。
シャンクスには兄弟がいる可能性が高く、実はシャンクスの双子が五老星と会っていたのかもしれません。
ちなみに、五老星についてはこちらの記事で解説と考察をしていますので、ぜひチェックしてみてください!
シャンクスは”わざと”ルフィにゴムゴムの実を与えた?

黒幕説の大きな理由の一つ目は
- シャンクスはゴムゴムの実をルフィに”わざと”与えた可能性がある
という点です。
そもそもゴムゴムの実は、シャンクスがわざわざ政府の護送船から強奪したものなので、シャンクスはゴムゴムの実の重要性をしっかりと理解していたと考えて間違いないと思われます。
しかしルフィはそんなゴムゴムの実を、デザートと”間違えて”食べてしまったのです。
そのため、危険を冒してまで手に入れたゴムゴムの実を、子どもが間違えて食べてしまうようなところに放置しておくのかという怪しさが黒幕説に繋がっています。
そして、この件がさらに怪しさを増したのが1054話です。
この回でシャンクスは、ニカ姿のルフィの手配書を見て「これが………」と1人心の中で思っているのです。
このことからも、やはりシャンクスはゴムゴムの実が太陽の神ニカの力を持っていることを理解したうえで、わざとルフィに与えたのではないかという考察が多くなっています。
太陽の神ニカについてはこちらの記事
太陽の神ニカの力を発現させたゴムゴムの実の覚醒についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください!
シャンクスについて残されている謎
ルフィの憧れの海賊でありながら黒幕説も流れるシャンクスは、まだまだ数多くの謎が残されています。
その中でも注目を浴びているのは、『ONE PIECE FILM RED』の入場特典である『40億巻』の中の尾田先生のコメントです。
「悪者は「トットムジカ」だけです。」
「ウタの計画は失敗して、それでよかったけど、「新時代」を誓いあったルフィが生きていきます。」
「もしかしたらシャンクスも[シークレット]」
このように、なぜかシャンクスについてだけ黒塗りで隠されている部分があります。
隠されているということは、今後の物語に大きくかかわる内容ということでしょう。
前の文章から推測するに、このシークレット部分は
- ルフィに新時代を託す
- ウタの新時代を受け継いでいる
などの内容が書かれている可能性があります。
黒幕説が浮上しているだけあって、シャンクスはこれから活躍するシーンが増えると思いますので、ここのシークレット部分は非常に重要になってくるでしょう。
ワンピースのシャンクスについてのまとめ
今回はシャンクスについて解説・考察してきましたが、いかがでしたか?
ワンピース初期から登場し重要なシーンにばかり現れるキャラクターですが、まだまだ謎が多いですね。
映画でフィガーランド家という名前が出た後に、原作でもフィガーランド家の人間が登場して、シャンクスの素性も明らかになりそうです。
ワンピースを奪りに行くという宣言もあってこれから登場が増えると思いますので、今後の動向も要チェックです!