ヤミヤミの実の能力と強さ

ティーチがそこまで執着するヤミヤミの実は、確かに超強力で厄介な能力を持っていると言えます。

最大の特徴といえば、やはり触れた能力者の悪魔の実の能力を無効化できる点でしょう。

「黒水」という技で手のひらから闇の引力を発生させて能力者を引き寄せ、手に触れている間はその能力者の悪魔の力を闇に引きずり込み、いかなる能力も無効化するというものです。

闇の引力は全てを吸収してしまうため、ロギア系の悪魔の実でありながら攻撃を受け流せず、常人よりも痛みまで過剰に吸収してしまうという弱点はありますが、対能力者との戦闘においては厄介極まりない能力です。

もちろん、悪魔の実の能力だけでなく人や物まで全て闇に引きずり込んだり、引きずり込んだものを吐き出したりという戦い方も可能です。

痛みを過剰に吸収する分、強力な敵と戦った時の戦闘ダメージを耐えられるだけの精神力などが必要とされると思いますが、至ってシンプルな「無効化」という能力だけで十分過ぎるほど強い能力だと思われます。

グラグラの実の能力も持っている

白ひげ
出典:pixiv@瞬く

 

ティーチの恐ろしい点は、ヤミヤミの実の能力に加えてグラグラの実の能力も手にしているという点です。

通常悪魔の実は1人1つしか食べられず、既に能力を持っている人が別の悪魔の実を口にすると体が爆散して死亡します。

しかし、ティーチは体の構造が“異形”であるために、世界で唯一悪魔の実の能力を2つ手にした人物となりました。

グラグラの実は元々白ひげが持っていた能力ということで、ワンピースの世界でも有名な悪魔の実です。

振動を自由自在に操ることで地震や津波などの災害を引き起こすことができるという強力な能力を持っています。

しかし、グラグラの実の能力は振動を操るというものであり、災害を引き起こすことができるのはあくまでも能力者本人の力量によるものです。

ティーチがヤミヤミの実の能力とグラグラの実の能力のどちらも扱えるのは、白ひげの熟練された扱い方を知っていたことと、ティーチ本人の基礎戦闘能力が高いからに他ならないでしょう。

マーシャル・D・ティーチの略歴と現在

ここではティーチの略歴と現在の動向をみていきましょう。

マーシャル・D・ティーチの略歴

過去
孤児
12歳の時に白ひげ海賊団に加入
シャンクスの左目に傷を負わせる(時系列不明・ルフィと出会う前)
2年前
親友サッチを殺害しヤミヤミの実を手に入れ、白ひげ海賊団から逃亡
黒ひげ海賊団を結成
ドラム王国を滅亡させる
ジャヤの酒場でルフィと出会う
王下七武海入りするためにルフィを狙っている最中、追いかけてきていたエースと対決「バナロ島の決闘」
エースを生け捕りにして王下七武海になる
頂上戦争で白ひげからグラグラの実の能力を手に入れる
「落とし前戦争」で白ひげ海賊団の残党に勝利し四皇になる
2年後
ロッキーポート事件で王直を倒し海賊島ハチノスの元締めになる
メロメロの実の能力を手に入れるために“女ヶ島”アマゾン・リリーを襲撃
アマゾン・リリーでの戦闘後コビーを誘拐
ロードポーネグリフ奪取のためハートの海賊団を襲撃

マーシャル・D・ティーチの現在

ティーチは現在、ロードポーネグリフを狙ってハートの海賊団を襲撃し、ローたちと戦闘を繰り広げています。

ティーチはワノ国でビッグ・マムとカイドウがルフィ、キッド、ローと戦争していたことを知っていました。

そして、このうちの誰かがカイドウが持っているロードポーネグリフの情報を手に入れてワノ国を出航し、この航路を辿ってくるのではないかと踏んで待ち伏せしていたようです。

また、黒ひげ海賊団は現在、シャーロット・プリンを誘拐し船の牢に閉じ込めています。

プリンは第3の目が真の開眼を果たすと古代文字が読めると言われている三ツ目族のため、プリンを誘拐したのもポーネグリフを読ませるためとみて間違いないでしょう。

ティーチ率いる黒ひげ海賊団も、これから本格的にワンピース争奪戦に参戦していくようです。

また、ティーチは現在四皇の一人に数えられています。

懸賞金も四皇の中でシャンクスに次いで2番目であり、2年前に比べて世間的にも急激に有名な存在になった可能性がありそうです。

四皇についてはこちらの記事でも解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

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