【ワンピース】海賊島ハチノスとは?黒ひげが本拠地にした理由やロックスとの関係とは
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

“海賊島”ハチノスは黒ひげ海賊団の拠点であり、かつてロックス海賊団のメンバーが集った場所です。
ガープと黒ひげ海賊団の戦闘の場所になり、海賊島の宝も物語に関わってきそうです。

今回はそんな海賊島ハチノスについて、徹底的に解説していきます!

ワンピースの海賊島ハチノスとは

まずはワンピースの海賊島ハチノスについて、基本的な情報をみていきましょう。

新世界にある島

ハチノスとはグランドラインの後半の海“新世界”にある、海賊が多く滞在する島です。

島の中央に巨大なドクロがあるのが特徴で、このドクロは要塞になっています。

海賊にとっては楽園と言える環境らしく、世界最強と言われていたロックス海賊団もこのハチノスで結成されました。

また、以前はロックス海賊団に所属していた王直という人物が元締めをしていましたが、現在は四皇の一人である黒ひげが元締めをしており、黒ひげ海賊団の拠点となっています。

名前の由来

海賊が多く滞在していることから「海賊島」という異名が付けられています。

また、「ハチノス」という名前も「ちょっとつつけば殺気立った海賊達が蜂の様に湧き出て来る」様子から付けられた通称のようです。

ワンピースの海賊島ハチノスとロックス海賊団

海賊島ハチノスとロックス海賊団の関わりをみていきましょう。


ロックス海賊団とは

ロックス海賊団
出典:pixiv@goldenhans

 

ロックス海賊団とは海賊島ハチノスで、ある一つの儲け話のためにかき集められて生まれた「世界最強の海賊団」です。

ただ、集まったメンバーの個性のせいか、船内でも仲間殺しが絶えない凶暴な一味だったらしく、語り継ぐ者がいなかったせいで現在はあまり知られていません。

また、知られていないのは世界の禁忌にも触れすぎたせいでもあると言われています。

詳しくはこちらの記事でも解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

デービーバックファイトとは

デービーバックファイトとは、様々なルールの試合を重ね、勝利した数分、相手の仲間や海賊旗を手に入れることができるというゲームです。

ハチノスが海賊が集う場所であることに加え、フォクシー海賊団が「「海賊島」でその昔生まれたというゲーム」と話していることから、デービーバックファイトはハチノス発祥なのではないかと言われています。

また、ロックス海賊団が海賊島ハチノスでメンバーを集めたことから、デービーバックファイトでメンバーを集めたのではないかとも言われているようです。

ロックス海賊団のメンバー

ロックス海賊団のメンバー
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

海賊島ハチノスで集まったロックス海賊団のメンバーはこちらです。

ロックス・D・ジーベック

ロックス・D・ジーベックはすでに亡くなっているロックス海賊団の船長だった人物で、ゴール・D・ロジャーの「最初にして最強の敵」でした。

デービーバックファイトを作った人物なのではないかと考察されることが多いようです。

詳しくはこちらの記事で解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

”白ひげ” エドワード・ニューゲート

ロジャー没後、黒ひげに敗れ頂上戦争で死亡するまでの間、世界最強と呼ばれていました。

ロックス海賊団壊滅後、四皇にとして白ひげ海賊団を率いていた人物です。

四皇についてはこちらの記事で詳しく解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

”ビッグ・マム” シャーロット・リンリン

ビッグ・マム海賊団船長、あらゆる人種が集う万国の女王、元四皇などたくさんの役職についている人物です。

ワノ国編でキッドとローに敗北してから、生死不明になっています。

こちらの記事でも詳しく解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

”金獅子のシキ” シキ

金獅子のシキは映画「FILM STRONG WORLD」で登場した敵の大海賊です。

ロックス海賊団が壊滅した後、自分の海賊団を率いていたものの海軍に捕まってしまい、インペルダウンに投獄されます。

その後史上初の脱獄者となって世界の支配を目指して活動していましたが、ルフィ達とぶつかり目論みは阻止されました。

キャプテン・ジョン

すでに亡くなっている人物で、スリラーバーク編ではゾンビとして登場しました。

また、キャプテン・ジョンが遺したと言われている財宝の情報も登場しており、死んだ後も名前が残っている人物です。

王直(おうちょく)

作中で名前は登場しておりますが、本人の登場はなく、名前以外の情報はほとんど明かされていません。

どうやらロッキーポート事件で黒ひげに敗れ、ハチノスのボスの座を奪われたようです。

銀斧(ぎんぷ)

センゴクが海兵たちにロックス海賊団について語る最中で一度だけ名前が登場しましたが、それ以外の情報は全く明かされていません。

また、名前も通称なのか本名なのかは分かっておらず、存命なのかどうかも不明の状態です。

”百獣のカイドウ” カイドウ

ワノ国編でルフィに敗れるまで、四皇として君臨していた人物です。

ルフィに敗れてから生死不明になっています。

こちらの記事ではカイドウの悪魔の実について詳しく解説・考察しています。

家族や仲間については以下の記事で解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

バッキンガム・ステューシー

エドワード・ウィーブルの母親で、白ひげの愛人を自称する人物です。
白ひげと同じ船に乗っていたとマルコが言っていたため、ロックス海賊団の一員と予想されていました。

1096話のゴッドバレー事件の回想で登場し、ロックス海賊団の一員だと確定します。
回想では白ひげの肩に乗る姿が描かれていました。

グロリオーサ

アマゾン・リリーの先々々代皇帝で、現在のアマゾン・リリーではニョン婆と呼ばれています。
若い頃に女ヶ島を飛び出したことが分かっていましたが、1096話の回想でロックス海賊団の一員として登場しました。

ワンピースの海賊島ハチノスとゴッドバレー事件の関係


ゴッドバレー事件は海賊島ハチノスの宝が奪われて起きた事件だった

ロックス海賊団登場
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ゴッドバレー事件は、天竜人が海賊島ハチノスの宝を奪ったことでロックス海賊団がゴッドバレーを襲撃した事件だったことが明らかになりました。

ゴッドバレー事件は、ロックス海賊団が天竜人を襲撃した事件とも考察されていましたが、1096話の回想で天竜人がハチノス島の宝を奪ったと判明。

その後、宝がゴッドバレーにあることを知ったロックス海賊団が、ゴッドバレーに宝を取り返しに来たことが判明しました。

ロジャー海賊団も海賊島ハチノスの宝を求めてゴッドバレーに

ロジャー海賊団とガープも到着
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ゴッドバレー事件では、ロックス海賊団だけでなくロジャー海賊団も海賊島ハチノスの宝を求めてゴッドバレーに来た可能性が高いです。

ゴッドバレー事件で、ロジャーとガープがロックス海賊団を壊滅させたと言われています。
ガープは天竜人と奴隷を守ったとも説明されており、ロジャーも奴隷を守るために戦ったと思われていました。

しかし、回想ではロジャー海賊団はゴッドバレーにある何かを求めてやって来ており、海賊島の宝目当てだった可能性が高いです。
他にも多数の海賊団が、海賊島の宝を狙ってゴッドバレーに来ていた可能性があります。

ロジャーはロックス海賊団と戦うつもりはなく、ロジャーとガープが共闘したのは結果論でしょう。
ガープもロジャーを捕まえるために、ゴッドバレーに来たことが分かっています。

海賊島の宝はワンピースと関係が?

ロックスとロジャーの激突?
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

海賊島ハチノスの宝が何だったのかは不明ですが、ラフテルに行くのに必要なものだった可能性もあります。
海賊島ハチノスの宝は、ゴッドバレーで行われた人間狩り大会の賞品にされていました。

ウオウオの実モデル青龍やニキュニキュの実も賞品にされていました。
しかし、悪魔の実目当てでロジャーや多数の海賊団がゴッドバレーに来たとは考えづらいです。

ロジャーはゴッドバレーに上陸した際に、「1年だぞ!! おれが一体どんな気持ちで過ごしたか!!」と発言
1年前はロジャーがラフテルに辿り着くのに失敗し、冒険をやり直すことになった時期です。

ロジャーが狙っていた海賊島の宝はラフテルに辿り着くのに必要であり、ワンピースと深い関係があるのかもしれません。

ワンピースの海賊島ハチノスと黒ひげ海賊団

次は、海賊島ハチノスと黒ひげ海賊団の関わりをみていきましょう。

黒ひげ海賊団とは

黒ひげ海賊団
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

マーシャル・D・ティーチ、通称“黒ひげ”が率いる海賊団のことです。

提督(船長)である黒ひげは元々白ひげ海賊団に所属していましたが、タブーである仲間殺しをしてヤミヤミの実の能力を手に入れ、自身の海賊団で活動しています。

黒ひげとその仲間は度々登場していますが、未だ目的などは明確に描かれておらず、謎に包まれた海賊団です。

現在は戦力強化のためか、「能力者狩り」をして悪魔の実の能力を奪っています

詳しくはこちらの記事で解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

海賊島の元ボス王直を倒し黒ひげがボスに

黒ひげ
出典:pixiv@瞬く

 

海賊島ハチノスは、これまで元ロックス海賊団の王直がボスをしていたようです。

しかし、ロッキーポート事件で黒ひげが王直を倒し、現在は黒ひげがボスをしています。

また、ハチノスは黒ひげ海賊団の拠点にもなっているようです。

ロッキーポート事件とは

海賊島ハチノスのボスが変わることになったロッキーポート事件について考察していきましょう。

舞台は海賊島ハチノス?

ロッキーポート事件がどこで起こったのかは、明確には判明していません。

しかし、この事件をきっかけに海賊島ハチノスのボスが入れ替わったことから、舞台もハチノスだったのではないかと言われています。

また、ロッキーポートという名前を英語にしたときに「rocky port」と表現するのであれば、直訳すると「岩の多い(岩石からなる)港」です。

海賊島ハチノスのイラストを見ると、島の真ん中にあるドクロも含めて全て岩でできているようで、まさにロッキーポートと言った様子に見えます。

ロッキーポート事件の関係者

トラファルガー・ロー
出典:pixiv@黒蜜

 

ロッキーポート事件の関係者と思われる人物はこちらです。

トラファルガー・ロー

一人目はトラファルガー・ローです。

ローはロッキーポート事件の首謀者と言われています。

また、ロッキーポート事件のことかは未だ明かされていませんが、「“七武海”になる為に海賊の心臓を100個本部に届けた」という事件を起こしています。

王直

二人目は王直です。

前述のように王直は元ハチノスのボスで、ロッキーポート事件によってボスの座を降りることになりました。

どのような経緯で黒ひげと王直が対峙することになったのかは判明していません。

黒ひげ

三人目は黒ひげです。

こちらも前述の通り、ロッキーポート事件で王直を倒し、ハチノスのボスの座につきました。

黒ひげについてはこちらの記事で詳しく解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

コビー

四人目はコビーです。

コビーは世間で「ロッキーポート事件で市民を守った英雄」として知られているようで、黒ひげは「お前(コビー)のお陰でおれァ“王直”を倒し!!海賊島のボスになれた!!」と話しています。

コビーについてはこちらの記事で詳しく解説・考察していますので、ぜひチェックしてみてください!

事件の内容を考察

ロッキーポート事件はまだ謎に包まれているのですが、ローが起こした「心臓100個」の事件こそがロッキーポート事件なのではないかという考察が多いようです。

確かに、海賊島と呼ばれるほど海賊が集うハチノスであれば、海賊の心臓を100個集めることもできそうですよね。

また、コビーが市民を守った英雄と言われているのであれば、ローが事件を起こしたときにその場におり、海賊達の戦闘から市民を守り逃したという可能性が高そうです。

王直は当時ボスだったわけですから、ローと戦闘を繰り広げ、それに黒ひげがボスの座を狙って便乗。

王直が市民の犠牲も厭わないような戦い方をしたのであれば、さらにコビーが加わって「王直 vs ロー・黒ひげ・コビー」という構図になってもおかしくはなさそうです。

黒ひげがコビーのお陰でと話していることから、ローは途中で戦線を離脱したという可能性も考えられますね。

【ワンピース】海賊島ハチノスでガープと黒ひげ海賊団が激突

女ヶ島での戦闘でコビーが黒ひげに拉致される

黒ひげVSハンコック
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ワンピース1059話では、女ヶ島で起きた戦いでコビーが黒ひげに拉致される展開になりました。

七武海制度が撤廃されたことで、海軍はハンコックを逮捕するために女ヶ島に侵攻。
しかし、メロメロの実を手に入れようとする黒ひげ海賊団も、女ヶ島に攻め込み三つ巴の争いになります。

黒ひげがハンコックを捕えますが、黒ひげ海賊団も海軍も大部分が石化されてしまい、彼女を殺しても誰も元に戻らない状態に。

レイリーが仲裁に入ったことでハンコックは解放され、全員の石化が解除されますが、黒ひげは人質として海兵800人と軍艦1隻を要求します。

コビーは800人の身代わりとして、黒ひげの捕虜になります。

コビーを救出するためにガープが海賊島ハチノスに攻め込む

海賊島に乗り込んだガープ
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

1080話では、拉致されたコビーを救出するためにガープが海賊島ハチノスに攻め込む展開になります。
黒ひげは、海賊島を世界政府に所属する国家にしようとしていることが判明。

黒ひげは英雄と呼ばれるコビーを人質に、海賊島を国家だと認めさせるつもりでした。
コビーは自分がソードの自分は人質として価値がないと言いますが、黒ひげは政府がコビーを見捨てられるかを世間に問いかけようとします。

牢獄から抜け出したコビーは、海賊島から自力で脱出しようとします。
しかし、コビーを救出に来たソードのメンバーが、海賊島で戦闘を開始

さらに、軍艦で島の中に飛び込んできたガープが、拳骨衝撃ギャラクシーインパクトで街を吹き飛ばして黒ひげ海賊団との全面的な戦闘に突入します。

コビー救出に成功するもガープが行方不明に

ガープ刺される
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

1087話でソードはコビーを救出に成功しますが、ガープは海賊島ハチノスで行方になってしまいます。
ソードとガープが乗り込んできた時、黒ひげは不在でした。

青雉クザンも登場しますが、ガープは圧倒的な強さで戦いを有利に進めます。
しかし、透明化したシリュウの攻撃から、コビーを守ったガープは剣で貫かれてしまいます

島そのものと一体化したアバロ・ピサロの攻撃に追い詰められますが、コビーが実直拳骨オネスティインパクトで巨大な手を破壊しソードの軍艦は脱出に成功。

ガープは脱出せずに島に残り、ソードのメンバーに自分を放置して逃げるように命令します。
翌日の新聞に、コビーの生還とガープが消息不明になったことが掲載されました。

ガープがコビーに代わる人質になる可能性もあるため、ガープを救出するために新たな戦いが起こるかもしれません。

ワンピースの海賊島ハチノスについてのまとめ

今回はワンピースの海賊島ハチノスについてみてきましたが、いかがでしたか?

ハチノスが舞台になったと思われるロッキーポート事件の真相も未だ判明しておらず、海賊島ハチノス自体についての情報も少ないですね。

しかし、ガープと黒ひげ海賊団の戦闘が描かれ、海賊島の宝がワンピース争奪戦に関わる可能性あるなど重要度が増しています。

今後の展開にも注目していきましょう!

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