
目次
文豪ストレイドッグスのポートマフィアとは、ヨコハマの暗部そのものであり、政治経済に根を張る巨大な組織です。
今回は、このポートマフィアについて解説しましょう。
【文豪ストレイドッグス】ポートマフィアとは?
組織構成は?

ポートマフィアはヨコハマの港を根城にして、密輸等を元に資産を築き上げている組織です。
組織構成を大まかに説明すると、ボスをトップに五人の幹部が存在し、幹部たちによって、構成員と傘下組織がまとめられています。
傘下組織は複数存在し、多くの団体や企業が関わっています。そのうちの一つが、武闘派組織の「黒蜥蜴」であり、その他にも賭博場等があります。
階級は?

原作で明かされているマフィアの階級と人員は以下の通りです。
- ボス:森鴎外
- 五代幹部:太宰治、中原中也、尾崎紅葉、ポール・ヴェルレーヌ、A(エース)
- 準幹部:蘭堂
- 遊撃隊:芥川龍之介、樋口一葉
- 黒蜥蜴:広津柳浪、立原道造、銀
- 構成員:梶井基次郎、夢野久作、泉鏡花、織田作之助
遊撃隊はボス直轄のチームで、下部組織である黒蜥蜴を指揮できる権限を持っています。
また、黒蜥蜴にも百人長や十人長などの階級があるため、いかにポートマフィアが強大な組織であるかがわかります。
【文豪ストレイドッグス】ポートマフィアの目的とは?
マフィアの存在理由とは?

そもそも、マフィアをはじめとする反社会勢力に落ちてしまう人とは、様々なことで身を持ち崩してしまい、社会に居場所を失くしてしまったり、育ての親のいない孤児であるという人達がほとんどです。
文ストも、芥川や夢野久作、泉鏡花のように、孤児となって社会に居場所を失くしてしまった人が、マフィアとなっているパターンがほとんどです。
つまり、マフィアとは、社会に居場所を失くしたものの受け皿であるということです。
また、マフィアは、反社会勢力という立場上、町の犯罪をチェックしており、自分の敵対勢力があれば排除に向かうため、町の治安をある程度守ってくれる存在でもあるのです。
森鴎外の目的とは?

森鴎外は、先代ボス(「先代ボスとは?」の項を参照)を暗殺して、ポートマフィアのボスに成り上がりました。
彼がボスに就任した理由は、鴎外の関係している謎の異能者、夏目漱石の三刻構想を実現させるためです。
三刻構想とは、昼は特務課、夜はマフィア、そして昼と夜の間にある夕刻を探偵社が取り仕切ることで、町の治安を維持するというものです。
つまり、鴎外はマフィアという立場から、町の治安を守ろうとしているのです。
中島敦拉致事件

物語の序盤で、マフィアは賞金をかけられた中島敦を拉致しようとしました。懸賞金は七十億で、マフィアならずとも、色めきたつ金額ですが、果たしてマフィアはお金だけが目当てだったのでしょうか?
実は、中島敦の拉致に関わっていたのは、米国の異能組織であるギルドの長、フィッツジェラルド、ロシアの異能組織「死の家の鼠」の頭目であるドストエフスキー、「時計塔の従騎士」のアガサ・クリスティの三人でした。
三人は書いたことを現実化させる不思議な力を宿した「本」を探すために、敦を拉致しようとしたのです。理由は定かではありませんが、敦は本を探すために必要な存在だったのです。
また、直接拉致をしようとしたのは芥川だったようですが、この一件は森鴎外も関与していたようです。
もしかしたら、鴎外も本について関心を持っていたのかもしれません。
【文豪ストレイドッグス】ポートマフィアのボスとは?
森鴎外とは?

森鴎外は、マフィアのボスにして、医者、軍人の側面を持った人物です。元々は、マフィアのお抱え医師として雇われていましたが、先代ボスを暗殺して、マフィアを束ねるようになったのです。
太宰から「合理性の権化」と言わしめるほど、徹底した理論派の人間で、行動原理は常にゲーム理論に基づいて判断し、動いていきます。
戦闘能力も高く、メスで瞬時に敵を切り裂くなど、暗殺にも長けています。
その一方、大変な幼女好きであり、「エリスちゃん」という女の子といつも一緒にいます。
モデルになった文豪は、森鴎外であり、当の本人も、医者、軍人の側面を持っており、大変な理論家で知られています。
謎のキャラ「エリスちゃん」とは?

エリスちゃんとは、鴎外と一緒にいる十歳くらいの女の子です。一見すると娘のように思われますが、正体は鴎外の異能「ヰタセクスアリス」で作られた異能生物です。
見た目に合わず高い戦闘力を持っており、姿も自在に変えることができます。
鴎外の趣味で、かなりキツイ性格となっており、公衆の面前でも鴎外を罵倒しています。
そのため、異能を知らない部下達から、エリスちゃんはどう思われているのか気になるところです。もしかすると、影のボスと思われているのかもしれません。
異能名であるヰタセクスアリスは、森鴎外の思春期時代の心理を表した小説で、エリスは、森鴎外の小説「舞姫」のヒロインの名前が元になっています。
先代ボスとは?

先代ボスは、お世辞にも評判の良い人物とは言い難く、その気質は暴君そのものでした。
気に入らないことがあれば、些細なことでも人を殺し、敵対勢力は、自軍にどれほどの損害が出ても皆殺しにしようとしました。
彼の蛮行は、自分自身が病床につくことになっても、まったく変えようとしなかったため、とうとう、見かねた森鴎外に暗殺されてしまいます。
【文豪ストレイドッグス】ポートマフィアの五大幹部一覧
太宰治

太宰治は、少年時代から森鴎外に才能を見抜かれて、マフィアとなった男です。自殺主義者を自称しており、目を離せばすぐに自殺行動をとろうとするなど、かなり困った性格ですが、マフィアのなかでも優れた頭脳を持っています。
鴎外が先代ボスを暗殺した際にも同伴していたため、鴎外から自分がボスとなったことの証人とされました。
以後、太宰は最年少幹部となり、優れた頭脳を駆使して頭角を現わしてきましたが、親友である織田作之助の死をきっかけに、マフィアから離れることとなります。
現在は、探偵社の社員となっています。
モデルになった作家は太宰治で、ダウナーな作風で知られる作家であり、私生活も薬に溺れたり、自殺未遂を繰り返すなど、破滅的な人生を送っていました。
異能力:人間失格
敵の異能を無効化する能力です。名前の由来は、太宰治の遺作となった小説「人間失格」です。
中原中也

黒い帽子にコートを羽織った小柄な男です。太宰とは裏腹に、洒落た格好をした、典型的なマフィア気質の男です。
元は不良少年だけで構成された「羊」というチームのリーダーをしていましたが、蘭堂の引き起こした事件をきっかけにポートマフィアに入ることになりました。
太宰とは。その時からの知り合いですが、お世辞にも相性がいいとはいえず、喧嘩ばかりしていますが、二人がいざ組んで戦えば敵はなく、両者がコンビでいるときは「双黒」と言われています。
マフィア屈指の体術使いであり、戦いがはじまれば、切り込み隊長として、獅子奮迅の戦いを繰り広げます。
モデルになったのは詩人の中原中也で、文ストの中原中也同様、大変な暴れん坊で知られていますが、彼が書き上げた詩は、とても繊細で重々しい感じのものが多いです。
異能力:汚れつちまつた悲しみに
重力を操る能力です。物体を極端に重くすることも、逆に軽くすることもできます。この異能に加えて、中原の優れた体術によって、強力な戦闘力を発揮します。
また、「汚濁」という、異能の暴走状態となると、敵対組織まるごと壊滅させるだけの力を発揮しますが、元の状態に戻すには太宰の人間失格を使うしかありません。
能力名の由来は、中原中也の詩「汚れつちまつた悲しみに」からです。
尾崎紅葉

艶やかな花魁姿の女性ですが、優れた居合術の使い手です。マフィアの女性らしく、拷問なども平気で行いますが、基本的には穏健派であり、極端な殺し合いは望みません。
幼いころからマフィアにいたらしく、先代ボスの時代、仲良しになった男性と共に、マフィアを抜けようとしましたが、先代ボスによって彼は殺されてしまい、それ以来、自分は闇の中でしか生きられないと思い、マフィアの中で生きる決意をしました。
この一件のことで、先代ボスを殺してくれた鴎外に感謝しており、彼の片腕として奔走することになります。
泉鏡花を、幼いころの自分と重ね合わせているのか、何かと気にかけています。
文ストの尾崎紅葉は女性ですが、モデルになった尾崎紅葉は男性作家で、元禄文化に影響を受けた作風で知られています。
また、泉鏡花の師である点も共通しています。
異能力:金色夜叉
黒マントに仕込み杖を持った人間型異能生物を召喚する能力です。素早い斬撃を得意とし、護衛任務を得意としています。
能力名は、尾崎紅葉の未完の作品「金色夜叉」からです。
ポール・ヴェルレエヌ
https://twitter.com/chikagesan_love/status/1522057319634595841
元は欧州の諜報員で、日本政府が秘密裏に行っていた高エネルギー生命体に関する実験を調査していました。
しかし、実験体にされていたのが、己の弟と思われる人物(後の中原中也)であることから、仲間を裏切って逃走し、中也を奪還しようと企みました。
その後、マフィアとの戦いを終えた後、彼らに監禁されることとなります。
荒っぽい中原とは裏腹に、穏やかで冷静ですが、とても残忍な一面を持っています。
諜報員時代は暗殺王と呼ばれるほどの実力を持っていたため、泉鏡花や銀に暗殺術を仕込み、やがて、その実力を買われて、幹部にまで出世しました。
モデルになったのは、フランスの詩人であるポール・ヴェルレーヌで、文ストのポール・ヴェルレーヌ同様ランボーの親友であり、540篇の詩を書き上げました。
異能力:名称不明
中原中也の「汚れつちまつた悲しみに」同様、重力操作を行うことができます。また、中也の「汚濁」に該当する「獣性」という能力暴走状態の力を宿しています。
A(エース)

吊り目が特徴の男で、元はマフィアの賭博場を荒らしまわっていたギャンブラーです。多額の上納金を払って今の地位につきました。
マフィアのことは自分を守るための存在程度しか考えておらず、三社戦争の際も、自分だけ勝手に逃げ、こっそりとマフィアの構成員の異能者リストを作り上げて、マフィアをだしぬこうと企んでいました。
ギャンブラーというだけでなく、優れた策略家としての一面も持っていましたが、魔人と称されているドストエフスキーにはかなわず、彼にカードゲームで勝負を挑んだ際は、自殺に追い込まれ、異能者リストも奪われてしまいます。
モデルになった文豪はいません。
異能力:宝石王の乱心
己の部下の寿命を宝石に変えてしまう能力です。
【文豪ストレイドッグス】ポートマフィアのメンバー一覧
芥川龍之介

芥川龍之介は、ポートマフィアの「禍犬」という通り名で呼ばれ、恐れられている男で、階級は「遊撃隊」です。
常に黒いコートを着て、単独行動をとっています。
その戦闘力はずば抜けており、一匹狼肌でありながら、意外にも人望があります。
元は、ヨコハマの貧民街をさまよっていた浮浪児でしたが、太宰治にその才覚を見出されて、彼の弟子となることで、マフィアに入ったのです。
太宰治がマフィアを抜けた後でも、彼を慕っており、その一方、現在の弟子となっている中島敦を嫌悪しています。
そのため、芥川と敦は、ライバルとして、互いに意識しあっています。
モデルになった文豪は芥川龍之介で、人間のエゴや悪意を描写した作風で有名です。
異能力:羅生門
身にまとう黒いコートを、不気味な黒獣に変える能力です。形状はありとあらゆる形に変えることができます。
能力名は、芥川龍之介の短編小説「羅生門」からです。
樋口一葉

はちみつ色の髪を束ねたスーツ姿の女性で、階級は芥川とおなじ遊撃隊です。
探偵社に客として潜入するなど、工作員的な働きをしていますが、銃器を使って前線に出ることもあります。
戦闘能力はそれほど高くはなく、部下である黒蜥蜴達から少々あなどられていましたが、重傷を負ったために、敵対勢力に拉致された芥川を、必死で助けようと奮闘したことから、見直されました。
また、七巻にある表紙裏の漫画では、敦から保護した赤ん坊を押し付けられて難儀している黒蜥蜴達を見かねて、すぐに親元を探すなど、基本的にはしっかり者の性格のようです。
芥川に恋愛感情を抱いています。
妹がいますが、アニメには未登場。
モデルになった作家は女流作家の樋口一葉で、「たけくらべ」や「おおつごもり」などの作品で有名です。
異能力:不明?
樋口ちゃんSSR実装!!! ごめんな! まだ異能力名きめてなくて!!!!
— 朝霧カフカ (@kafkaasagiri) January 15, 2018
原作者の朝霧カフカ氏のツイートによると「異能力名をまだ決めていない」とのこと。今後の展開で、彼女の異能力が出てくる可能性は高いかもしれません。
蘭堂

階級は準幹部で、比較的寒く無い季節でも厚着をしている風変わりな男です。
大変優秀な異能力者で、その腕を買われて鴎外から、下級構成員から準幹部にまで取り立てられました。
唯一の欠点は、ひどい寒がりであるということです。
実は、元々、欧州の異能力者で、本名はアルチュール・ランボオと言い、元々はポール・ヴェルレエヌのパートナーで諜報員でした。
ヴェルレーヌと共に、日本政府が密かに行っていた実験の調査に向かっていましたが、彼が突如裏切ってしまい、おまけに自分の異能を使って確保した高エネルギー生命体が暴走してしまったことから、ショックで記憶を失い、マフィアに流れついたのです。
記憶を取り戻した後、太宰、中原と応戦しましたが、敗北し、息を引き取りました。
モデルになった作家は、フランスの詩人であるアルチュール・ランボオです。
異能力:イリュミナシオン
今ある空間の中に、別の亜空間を作り出す能力です。サイズは小型のものから、建物くらいのサイズまで広げることができます。
能力名は、ランボオの詩の一つ「イリュミナシオン」からです。
織田作之助

織田作之助は、ポートマフィアの下級構成員ですが、優れた射撃能力を持つ暗殺者でもあります。あだ名は織田作。
幼少の頃から暗殺者としてマフィアで働いており、淡々と殺しを行っていきましたが、ある日、夏目漱石の書いた小説を手にして読んだことから、殺しをやめ、孤児を引き取るようになり、小説家になる決意をしたのです。
太宰や坂口安吾とは親友同士であり、バー「ルパン」でいつも三人と出会うのが日課となっていました。
しかし、坂口安吾が潜入捜査官であったことから、すべてが一変し、三人の友情に亀裂が入ってしまいます。
やがて、海外の武闘派組織「ミミック」に、養っていた孤児を殺されたことから、マフィアの応援なしに単身でミミックと戦いぬき、そして命を落としました。
モデルになったのは、無頼派で有名な文豪、織田作之助で、実際の織田作之助も、太宰や坂口安吾と親友であったそうです。
異能力:天衣無縫
自分の身に起きる数秒先の未来を見ることができる能力です。
能力名は、織田作之助の小説「天衣無縫」からとられています。
梶井基次郎

ゴーグルにぼろぼろの白衣を着た風変わりな男です。マフィアの構成員としては珍しく、爆弾を使った派手なパフォーマンスを好む爆弾魔です。
衣装も言動も奇抜で、電波系とでも言うような人物に思えそうですが、実は優れた科学知識の持ち主であり、使用している爆弾もすべて自身で作成したものです。
さらに、自身の異能を「爆弾を作成する能力」と錯覚させて、敵を欺くなど、策略にも長けています。
モデルになった文豪は、31歳の若さでなくなった梶井基次郎です。
異能力:檸檬爆弾(レモネード)
檸檬型爆弾を製造する能力と見せかけて、実は檸檬型爆弾の爆発で死なない能力です。この能力を生かして、梶井基次郎は自滅を恐れずに、大量の爆弾を周囲にまき散らすという荒っぽい戦術をとることもあります。
檸檬型爆弾以外の爆弾でどうなのか今のところ不明。
能力名は梶井基次郎の小説「檸檬」からです。
夢野久作

異名は「Q」。見た目は、小さな帽子をかぶった可愛らしい子供で、一見すると素直で大人しい性格に思われますが、これでも立派なマフィアの構成員であり、その本性は残忍そのもので、人間の事を玩具程度にしか思っていません。
仲間であるマフィアに対しても容赦がなく、異能を使って何人も心を壊して弄んでいたため、見かねた太宰から人間失格の力で抑え込まれ、座敷牢に閉じ込められたのです。
性別に関しては未だに不明。
モデルになったのは、怪奇小説や探偵小説で有名な夢野久作です。
異能力:ドグラ・マグラ
異能の中でも最も忌み嫌われる精神操作系の異能です。何者かが自分を傷つけると、その者に手形の痣が浮かび上がり、久作が自分の持っている人形を破壊すると、能力が発動されます。
能力が発動されると、手形のついたものは半狂乱になり、幻覚を見るようになって周囲に襲い掛かっていくようになります。
能力名は、夢野久作の小説で、日本探偵小説三大奇書と名高い「ドグラ・マグラ」からです。
泉鏡花

赤い着物を着た美少女ですが、れっきとしたマフィアの構成員で、半年で35人の人間を殺せるほどの優れた暗殺者です。
強力な異能力を持っているだけでなく、暗殺者としての技能も一級品ですが、一方で、一般常識が疎いところがあります。
感情の起伏がなく、冷徹に思われますが、本心では殺しを嫌悪しています。
現在は中島敦の計らいにより、探偵社の一員となっています。
モデルになったのは、男性作家の泉鏡花で、端麗な文体と幻想的な作風で有名な文豪です。
異能力:夜叉白雪
白い着物を纏った人間型異能生物を召喚する能力です。尾崎紅葉の金色夜叉と同タイプですが、こちらは鏡花が所持している携帯を使わないと、制御することができません。
元は、母親の能力だったのですが、自身が死ぬ前に、娘に異能を譲渡したために、鏡花の異能となったのです。
携帯でしか動かせないのは、譲渡が不完全であったためです。
能力名は泉鏡花の戯曲作品「夜叉が池」と、そのヒロインである白雪姫からです。
広津柳浪

白髪の目立つ初老の男で、階級は黒蜥蜴の百人長です。黒いコートにストールを巻き、モノクルをかけたダンディな人物で、マフィアとしてはかなりの古株に該当します。
太宰からの信頼は厚く、現在でも連絡を取り合っています。
モデルになったのは、明治時代の文豪である広津柳浪です。
異能力:落椿
手のひらから斥力を生じさせる能力で、直撃であれば人を即死させることもできます。
能力名は、広津柳浪の小説からです。
銀
みんな文豪ストレイドッグスの黒蜥蜴ってあんまり知らないのかな…私の推し… pic.twitter.com/GOLaWYbMQ5
— ゆき (@OCD_YumaMashu) January 1, 2017
黒蜥蜴の十人長です。マスクをかけた寡黙な人物で、暗殺を得意としています。髪を荒っぽくまとめて、黒っぽい衣装を身にまとっているため、当初男性と思われていましたが、本当は女性で、素顔は涼やかな美女です。
実は芥川の実妹で、名前の由来は芥川龍之介の小説「おぎん」の主人公からです。
立原道造(ネタバレあり)
文スト。
— 碧(へきる)@9 巽 (@hkr_1228v) June 3, 2016
立原道造やりたいです。
拾ってやってください。 pic.twitter.com/6GWcTMgXEn
黒蜥蜴の十人長です。グリーンのジャケットをまとった、ガラの悪いチンピラ風の男で、二丁拳銃を駆使して戦います。
芥川のことを「兄貴」と呼んでいることから、マフィアに入ったのはつい近年のようです。
一見すると、異能力を持たないただのギャングに思われますが…
正体は、坂口安吾の後任の潜入捜査官です。本来は、軍警最強の部隊「猟犬」の最後のメンバーであり、身体改造こそされていないものの、優れた異能力を持っています。
尚、彼が潜入捜査官であるというのは、物語初期から決定されていたことのようです。
モデルになった文豪は、大正時代の詩人である立原道造で、建築家としても知られている人物です。
異能力:真冬のかたみ
金属をコントロールする能力です。鍵開けから、刃物を操る、破片式爆弾を防ぐなど、かなり幅広い活躍ができる異能ですが、あまり巨大な物は操ることができません。
能力名は立原道造の詩からで、金属を操るというのは、立原道造が建築家であったのが由来と思われます。
【文豪ストレイドッグス】ポートマフィアのまとめ
物語には悪役が必要不可欠です。個性豊かな悪役が主人公と張り合ってこそ、物語は面白くなるのです。
今後もポートマフィアという「悪役」の活躍に、ご期待ください。