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尾崎紅葉
艶やかな花魁姿の女性ですが、優れた居合術の使い手です。マフィアの女性らしく、拷問なども平気で行いますが、基本的には穏健派であり、極端な殺し合いは望みません。
幼いころからマフィアにいたらしく、先代ボスの時代、仲良しになった男性と共に、マフィアを抜けようとしましたが、先代ボスによって彼は殺されてしまい、それ以来、自分は闇の中でしか生きられないと思い、マフィアの中で生きる決意をしました。
この一件のことで、先代ボスを殺してくれた鴎外に感謝しており、彼の片腕として奔走することになります。
泉鏡花を、幼いころの自分と重ね合わせているのか、何かと気にかけています。
文ストの尾崎紅葉は女性ですが、モデルになった尾崎紅葉は男性作家で、元禄文化に影響を受けた作風で知られています。
また、泉鏡花の師である点も共通しています。
異能力:金色夜叉
黒マントに仕込み杖を持った人間型異能生物を召喚する能力です。素早い斬撃を得意とし、護衛任務を得意としています。
能力名は、尾崎紅葉の未完の作品「金色夜叉」からです。
ポール・ヴェルレエヌ
https://twitter.com/chikagesan_love/status/1522057319634595841
元は欧州の諜報員で、日本政府が秘密裏に行っていた高エネルギー生命体に関する実験を調査していました。
しかし、実験体にされていたのが、己の弟と思われる人物(後の中原中也)であることから、仲間を裏切って逃走し、中也を奪還しようと企みました。
その後、マフィアとの戦いを終えた後、彼らに監禁されることとなります。
荒っぽい中原とは裏腹に、穏やかで冷静ですが、とても残忍な一面を持っています。
諜報員時代は暗殺王と呼ばれるほどの実力を持っていたため、泉鏡花や銀に暗殺術を仕込み、やがて、その実力を買われて、幹部にまで出世しました。
モデルになったのは、フランスの詩人であるポール・ヴェルレーヌで、文ストのポール・ヴェルレーヌ同様ランボーの親友であり、540篇の詩を書き上げました。
異能力:名称不明
中原中也の「汚れつちまつた悲しみに」同様、重力操作を行うことができます。また、中也の「汚濁」に該当する「獣性」という能力暴走状態の力を宿しています。
A(エース)
吊り目が特徴の男で、元はマフィアの賭博場を荒らしまわっていたギャンブラーです。多額の上納金を払って今の地位につきました。
マフィアのことは自分を守るための存在程度しか考えておらず、三社戦争の際も、自分だけ勝手に逃げ、こっそりとマフィアの構成員の異能者リストを作り上げて、マフィアをだしぬこうと企んでいました。
ギャンブラーというだけでなく、優れた策略家としての一面も持っていましたが、魔人と称されているドストエフスキーにはかなわず、彼にカードゲームで勝負を挑んだ際は、自殺に追い込まれ、異能者リストも奪われてしまいます。
モデルになった文豪はいません。
異能力:宝石王の乱心
己の部下の寿命を宝石に変えてしまう能力です。
【文豪ストレイドッグス】ポートマフィアのメンバー一覧
芥川龍之介
芥川龍之介は、ポートマフィアの「禍犬」という通り名で呼ばれ、恐れられている男で、階級は「遊撃隊」です。
常に黒いコートを着て、単独行動をとっています。
その戦闘力はずば抜けており、一匹狼肌でありながら、意外にも人望があります。
元は、ヨコハマの貧民街をさまよっていた浮浪児でしたが、太宰治にその才覚を見出されて、彼の弟子となることで、マフィアに入ったのです。
太宰治がマフィアを抜けた後でも、彼を慕っており、その一方、現在の弟子となっている中島敦を嫌悪しています。
そのため、芥川と敦は、ライバルとして、互いに意識しあっています。
モデルになった文豪は芥川龍之介で、人間のエゴや悪意を描写した作風で有名です。
異能力:羅生門
身にまとう黒いコートを、不気味な黒獣に変える能力です。形状はありとあらゆる形に変えることができます。
能力名は、芥川龍之介の短編小説「羅生門」からです。
樋口一葉
はちみつ色の髪を束ねたスーツ姿の女性で、階級は芥川とおなじ遊撃隊です。
探偵社に客として潜入するなど、工作員的な働きをしていますが、銃器を使って前線に出ることもあります。
戦闘能力はそれほど高くはなく、部下である黒蜥蜴達から少々あなどられていましたが、重傷を負ったために、敵対勢力に拉致された芥川を、必死で助けようと奮闘したことから、見直されました。
また、七巻にある表紙裏の漫画では、敦から保護した赤ん坊を押し付けられて難儀している黒蜥蜴達を見かねて、すぐに親元を探すなど、基本的にはしっかり者の性格のようです。
芥川に恋愛感情を抱いています。
妹がいますが、アニメには未登場。
モデルになった作家は女流作家の樋口一葉で、「たけくらべ」や「おおつごもり」などの作品で有名です。
異能力:不明?
樋口ちゃんSSR実装!!! ごめんな! まだ異能力名きめてなくて!!!!
— 朝霧カフカ (@kafkaasagiri) January 15, 2018
原作者の朝霧カフカ氏のツイートによると「異能力名をまだ決めていない」とのこと。今後の展開で、彼女の異能力が出てくる可能性は高いかもしれません。
蘭堂
階級は準幹部で、比較的寒く無い季節でも厚着をしている風変わりな男です。
大変優秀な異能力者で、その腕を買われて鴎外から、下級構成員から準幹部にまで取り立てられました。
唯一の欠点は、ひどい寒がりであるということです。
実は、元々、欧州の異能力者で、本名はアルチュール・ランボオと言い、元々はポール・ヴェルレエヌのパートナーで諜報員でした。
ヴェルレーヌと共に、日本政府が密かに行っていた実験の調査に向かっていましたが、彼が突如裏切ってしまい、おまけに自分の異能を使って確保した高エネルギー生命体が暴走してしまったことから、ショックで記憶を失い、マフィアに流れついたのです。
記憶を取り戻した後、太宰、中原と応戦しましたが、敗北し、息を引き取りました。
モデルになった作家は、フランスの詩人であるアルチュール・ランボオです。
異能力:イリュミナシオン
今ある空間の中に、別の亜空間を作り出す能力です。サイズは小型のものから、建物くらいのサイズまで広げることができます。
能力名は、ランボオの詩の一つ「イリュミナシオン」からです。