エルバフと麦わらの一味との関係性

エルバフと麦わらの一味の間にはどのような関係があるのか、解説していきます。

ウソップの夢

ウソップ ナミ
出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

第117話にて、ドリーとブロギーの決闘を目の当たりにしたウソップが「まさにこれなんだ!!俺の目指す“勇敢なる海の戦士”ってのは!!!おれはこういう誇り高い男になりてェ!!!」「こんな戦士達の暮らす村があるんなら、おれはいつか行ってみてェなァ・・・!!!」と、その胸のうちを語っています。

ウソップの夢が「勇敢なる海の戦士になる」ことであり、その内容がここまで具体的に語られていることからも、ウソップにとって、エルバフが特別な場所ということが伺えます。

そしてその後、ルフィとウソップは「いつか絶対に!!エルバフへ!!戦士の村へ行くぞ!!!」と高らかに宣言していることから、ルフィにとっても、エルバフは特別な存在となっていることが伺えますね。

麦わら大船団傘下、ハイルディンの夢

ハイルディン
出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

ハイルディンとは、ドレスローザ編に登場したエルバフ出身の巨人族で、新巨兵海賊団の船長です。そんな彼の夢が、「全巨人族を束ね、かつて世界を震撼させた巨兵海賊団の復活」であり、その夢を胸に、子分杯を賜り、麦わらの一味の傘下に入っています。

この夢を達成するには、全巨人族を束ねる、すなわち巨人族の王となることが必須条件であり、エルバフ到達は間違いなく必要となってきます。

また、エルバフには前述の通り、王子ロキの存在があるため、王族という概念も存在します。なのでハイルディンが巨人族の王となる夢は実現可能であり、達成のためにはエルバフが大きく関係していると言えるでしょう。

太陽の神ニカとの関係

ビッグマム マザーカルメル 冬至祭
出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

エルバフでは、冬至祭という「太陽の死と復活に感謝する」お祭りが行われています。このことから、エルバフの民は「太陽」そのものを信仰していると考えられます。

ワンピースの物語において「太陽」から連想されるのは、太陽の神ニカです。太陽の神ニカとは、人を笑わせ苦悩から解放してくれる戦士であり、奴隷たちが信仰する伝説の戦士です。

巨人族は、魚人族の次に高値で取引される奴隷であることが明かされており、このことから、かつて巨人族は奴隷として過ごしていたという可能性があります。
その巨人族が信仰している「太陽」とは「太陽の神ニカ」そのものである可能性が出てきました。

そして太陽の神ニカといえば、ルフィの悪魔の実の能力「ヒトヒトの実 モデル太陽の神ニカ」今後の展開で、ルフィが太陽の神として巨人族を助けるようなエピソードが出てくるかもしれませんね。

宝樹アダムについて

宝樹アダムとは一体何なのか、解説していきます。

宝樹アダムとは

宝樹アダム フランキー
出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

宝樹アダムとは、世界に数本しかないと言われる最強の樹のことで、麦わらの一味が乗っている船「サウザンドサニー号」やゴールド・ロジャーの船「オーロ・ジャクソン号」の材料として使われています。

フランキー曰く、砲弾を浴びようと島中の人間が病死しようと倒れ枯れることはない。まさに最強の樹ですね。

その特性から造船に適した樹とされていますが、宝樹の名の通り、希少価値が高く、簡単に手に入る樹ではありません。

宝樹アダムは一体どこにあるのでしょうか?

エルバフにそびえ立つ樹こそが宝樹アダムなのか

フランキー
出典:『ONE PIECE』(C)尾田栄一郎 / 集英社

 

ここでエルバフとの関連性についてですが、エルバフの描写にある巨大な樹木こそ、宝樹アダムなのではないかという説があります。

フランキーが宝樹アダムについて語り出す際、「ある戦争を繰り返す島に…」と話し始めています。宝樹アダムはこの「ある戦争を繰り返す島」にあるとされていますが、ここでエルバフのある島の名前を思い出してみましょう。エルバフはグランドライン後半の新世界、ウォーランドという島に存在しています。

ウォーランドとは、つまり「War land」=「戦争の島」と解釈が可能です。誇り高き戦士の住まう世界一の強国という背景や、ドリー&ブロギーの決闘のエピソードからも、ウォーランド=戦争を繰り返す島と解釈できますね。

ここから、宝樹アダムはエルバフにあるのではないかと考察ができるでしょう。

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