ワンピースの物語で、天竜人が住む聖域として登場する聖地「マリージョア」。
謎の多い場所ですが、少しずつ情報が明かされ、コブラ王殺害事件なども発生しています。
マリージョアの場所や由来、国宝の秘密などについて考察します。
聖地マリージョアとは
まずは聖地マリージョア の概要について解説していきます。
マリージョアとは天竜人が住まう聖域
マリージョアとは天竜人や五老星の住まう聖地として知られています。
世界政府にとって重要な場所であり、4年に1度開かれる世界政府加盟国の会合、世界会議(レヴェリー)もここで開催されています。
世界政府の関係者のみ出入りが可能な場所であり、世界政府公認の海賊、王下七武海のみが例外的に出入りが可能です。また四皇「赤髪のシャンクス」は例外的に出入りが可能で、五老星とコンタクトを取る描写がありました。
神の騎士団という天竜人を処罰する組織もあり、チャルロス聖殺人未遂事件の犯人を逃がしたミョスガルド聖を処刑しています。
神の騎士団は武闘派の天竜人で構成された組織の可能性が高く、マリージョアの治安を守っているようです。
天竜人の奴隷も大勢いる
マリージョアには天竜人の奴隷も大勢住んでおり、非人道的な扱いを受けています。
マリージョアの動く歩道は機械仕掛けではなく奴隷が動かしており、天竜人は自分の足で歩かずに奴隷に乗って移動することも多いです。
表向きは奴隷とされるのは世界政府加盟国の人間や犯罪者に限られていますが、天竜人に目を付けられたらどんな人物でも奴隷にされてしまいます。
王族ですら例外ではなく、ネフェルタリ・ビビもCP-0に誘拐されて、奴隷にされそうになっていました。
作中では
- ボア・ハンコック
- フィッシャー・タイガー
- コアラ
- バーソロミュー・くま
- エンポリオ・イワンコフ
- ジニー
などの人物が奴隷として、マリージョアにいた過去があります。
マリージョアの場所はどこにある?
マリージョアは、海軍本部「マリンフォード」付近のレッドライン上にあります。
立地としてはレッドラインという巨大な大陸の真上にあり、新旧含めたマリンフォードの間に存在しているため、まさに鉄壁、難攻不落の場所と言えるでしょう。
グランドライン前半と後半を分ける大陸に位置しているため、後半の海「新世界」に入るには、このマリージョア で通行許可をもらう必要があります。
海賊はマリージョアに入ることができないため、水中にある魚人島を経由して新世界に入る必要があり、ルフィはこの方法を使って新世界に入りました。
また、カマバッカ王国からエッグヘッドに向かって移動していたくまが、途中でレッドラインに激突し、マリージョアを通っています。
このため、マリージョアはカマバッカ王国とエッグヘッドを結んだ直線状にある可能性が高いです。
魚人島の真上に、マリージョアがあることも分かっています。
マリージョアと神の国について
ワンピース第1023話より、かつてマリージョアがあった場所には「神の国」が存在したと明らかになっています。
またレッドライン上にはかつて百獣海賊団最高幹部であるキングの種族「ルナーリア族」が住んでいたことが明らかになっており、このルナーリア族がかつて住んでいた地こそ、「神の国」であることが判明しています。
ルナーリア族は、まだ存在が明らかになって間もないので、詳細は謎に包まれています。
ルナーリア族とマリージョア、並びに天竜人とはどんな関係があるのか、今後の展開に注目です。
マリージョアは不毛の土地で食料の自給自足は不可能?
マリージョアは、食糧を作ることができない不毛の土地の可能性が高いです。
マリージョアが存在するレッドラインは大陸と呼ばれるほどの大きさですが、岸壁には植物や鳥の巣などは全くありません。
マリージョアには森が存在していますが、全て人工的に作られたもので植物が育たない土地と考えられます。
マリージョアは大勢の奴隷がいますが、奴隷を使って農業や畜産などを行うこともできない可能性が高いです。
実際に食糧は全て世界政府加盟国から輸入しているようで、マリージョアの食糧庫に大量の食糧が備蓄されていました。
マリージョアの食糧庫を破壊され、革命が起きた国が食料の輸出を拒否したことによって食料がないと叫ぶ天竜人の姿も描かれています。
マリージョアにゆかりのある人物
続いてマリージョアにゆかりのある人物について紹介していきます。
ドフラミンゴ
ドフラミンゴはドンキホーテ海賊団の船長を勤めていた人物で、かつてマリージョアに住んでいた、すなわち「天竜人」だった人物です。
さらにドフラミンゴは、存在自体が世界を揺るがすとされるマリージョアの「国宝」について知っており、天竜人ではなくなった今もなお権力を持っている人物です。
重大な秘密を持っているため、天竜人でさえも協力的になるほどの人物であり、マリージョアに最もゆかりのある人物の一人と言えるでしょう。