マリージョアの国宝について
続いて、マリージョアにあるとされる国宝について考察していきます。
マリージョアには世界を揺るがす国宝が存在する?
前述にもある通り、ドフラミンゴが、マリージョアには重大な「国宝」があることを明らかにしており、その存在は世界を揺るがすとされています。
国宝については、内容はおろか、その存在すら作中ではトップシークレットとされており、ドフラミンゴは、その秘密を知っているというだけで強大な権力を手にしました。
ではその国宝とは一体何なのか、現在判明している事実を踏まえて考察していきましょう。
国宝の正体は麦わら帽子?
まず一つ考えられるのが、国宝の正体は「麦わら帽子」なのではないかという説についてです。
イム様の動向の描写にて、イム様がパンゲア城地下にある巨大冷凍室にて、大きな麦わら帽子が冷凍保存されている姿が描写されています。
物語において、麦わら帽子は主人公ルフィのトレードマークであり、かつての海賊王ゴールドロジャーも麦わら帽子を被っている姿が描写されているので、麦わら帽子が重要な存在であることは間違い無いでしょう。
その中で、パンゲア城での巨大な麦わら帽子の存在。マリージョアの国宝である可能性は十分に高いでしょう。
マリージョアの国宝は7つある?
マリージョアの国宝は全部で7つあるのではないかと考えられます。
その理由として、イム様がパンゲア城地下で巨大冷凍室の前に立った際、計7つの扉があることが明らかになっています。
仮にその中の一つである大きな麦わら帽子が国宝であった際、他の部屋にも同様に国宝が冷凍保存されていると考えられるため、国宝は全てで7つあると考えられるでしょう。
また7という数字は、世界政府直属の選ばれた海賊である「王下七武海」にも7が入っているため、物語において7というのは重要な数字であると考えられるでしょう。
マリージョアの由来について
最後にマリージョアの由来について考察していきます。
マリージョアの由来は「マリー」と「ブルジョワジー」?
マリージョアは英語表記では「MARY GEOIS」と記載されています。
「MARY」は「聖母マリア」を表す言葉として使われるようです。元々神の国があった場所に聖母マリアを意味する言葉があるため、神々しさを表現するために使われているのでしょうか。
また「GEOIS」は、フランス語で富裕階級である人物を意味する「bourgeois(ブルジョワ)」に、この言葉が含まれています。ワンピースの物語で富裕階級=天竜人を連想させるので、この言葉が由来していると考えられるでしょう。
パンゲア城の由来について
マリージョアの中心にあるパンゲア城。そのパンゲア城は「パンゲア超大陸」が由来になっていると作者の尾田栄一郎先生自ら発言しています。
地球の大陸は、3〜2億年前までは一つの大きな大陸だったと考えられており、その大陸の名称がパンゲア超大陸です。今地球上にある6つの大陸は、大陸移動説により分断されてできたものと考えられています。
パンゲア城は、そのパンゲア超大陸が由来となっているため、ワンピースの世界も、元々パンゲア城を中心とした一つの巨大な大陸と海だったのではないかと考えられており、それこそがワンピースなのではないかという考察がありました。
尾田先生はこれに対して、意味深なコメントを残していますので、もしかしたらパンゲア城は物語の結末に深く関わっているのかもしれませんね。
ワンピースの物語は「フランス革命」をモデルにしている?
ワンピースの物語は、フランス革命をモデルにしているのではないか、と考えられています。
フランス革命とは、フランス国内で起きた市民革命のことで、王が絶対的権力を持つ政治体制から国民が権力を持つ政治体制へ切り替わった出来事です。
ワンピースの物語では、たびたび「支配」と「自由」について言及することが多く、イム様が支配する世界を壊し、誰しもが自由に生きる世界を目指す物語になるのではないかと考えられます。
またマリージョアの由来にある通り、たびたびフランス語が由来となっていることがあり、イムという名前からもフランスを表す仏の字が連想されるため、ワンピースの物語とフランスは深い関係にあると考えられるでしょう。
マリージョアは今後の物語にどう関わってくるのか
マリージョアには、世界を揺るがす重大な秘密があり、まだまだ謎の多い場所です。
天竜人が住む土地であり、天竜人と革命軍の戦いが起こりそうなことからも、今後の物語に深くかかわってくるのは間違いないでしょう。
イム様の正体とは何なのか、マリージョアの国宝とは、これからの展開に注目です。