シャンクスは五老聖と謁見出来る立場

五老星とシャンクス
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

まずシャンクスは、五老星と謁見できる立場にある人間です。

原作907話にて秘密裏に接触し、「君だから時間をとった」とも言われていました。
このことから五老星より立場は下ですが、五老星が無視できない人物であることが分かります。

また「立場上 君は政治に関わるべきではないぞ」と釘を刺されています。
このセリフは海賊であるシャンクスの立場を指していると、当時は考えていました。

しかしシャンクスが「神の騎士団」だったのなら、「あくまで治安維持が役割」の人物が関与するなという牽制にも取れます。

シャンクスはフィガーランド家の天竜人

またシャンクスは、劇場版「FILM RED」にて天竜人の一家、フィガーランド家の出自であることが判明しています。

映画内で「シャンクスの娘」であると判明したウタに対し、五老星は「あの女がフィガーランドの血筋でもか?」と発言しました。

この時点でウタの出自は不明のままですが、なぜか五老星はウタの出自を断定しています。
その理由はウタの父であるシャンクスがフィガーランド家の一員だから、ウタも同じ血筋だと考えたのなら納得が出来ますね。

そして天竜人の治安維持部隊が、普通の血筋の人間である可能性は低いでしょう。

天竜人は神であり、神がただの人に介入されるのは我慢ならないはずです。
そのため天竜人であるシャンクスが、天竜人のいざこざに介入する立場の人物であると考えることは出来ます。

神の騎士団の元ネタはテンプル騎士団!?

テンプル騎士団は9人で構成されている

ここからは1083話にて判明したシルエットから、もう少し「神の騎士団」について掘り下げていきます。

まず作中で描かれたシルエットが9人であることから、神の騎士団の元ネタは「テンプル騎士団」だと推察されます。

テンプル騎士団は中世ヨーロッパで活躍した騎士修道会で、十字軍に代わって「聖地エルサレム」の防衛に当たるため誕生しました。
当初はフランス貴族パイヤンの元に集った、9人の騎士で構成されたとされています。

9人の騎士、そして聖地の防衛、これだけで「神の騎士団」との関連性が見えてきますね。

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