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1083話にて謎に包まれていた「神の騎士団」のシルエットが登場しました。
そのシルエットが、シャンクスに似ているということで話題を呼んでいます。
本記事では神の騎士団の実態や、その正体について考察していきます。
神の騎士団は天竜人の治安維持部隊?
ミョスガルド聖殺人未遂にも関与

「神の騎士団」について初めて言及されたのは、原作1054話です。
しらほしを捉えようとしたチャルロス聖を、ミョスガルド聖が殴打した事件の審議に介入したと言及されました。
このことから騎士団は、聖地マリージョア内における治安維持部隊の役目も持っていると考えられます。
しかしそれ以上の情報は明かされず、謎に包まれた集団でした。
革命軍の兵糧攻めで動き出す

しばらく本編で触れられなかった「神の騎士団」ですが、1083話にて再び言及されました。
革命軍によるマリージョアへの兵糧攻めを行う中で、1番の障壁となる存在のようです。
またドラゴンは「騎士団が出てきてからが本当の戦い」とも取れるセリフを発しており、相当な手練が集まった集団だと伺えます。
普段は外界に関与しない?
革命軍の兵糧攻めで、ようやく動き出す「神の騎士団」。
しかし筆者としては、動き出しの遅さがどうにも引っかかります。
そもそもサボ達革命軍がマリージョアに攻め込んだ時点で、天竜人を守るために動くべきでしょう。
しかし彼らが動いたのはチャルロス聖の一件、そして今回の兵糧攻めです。
そのため、天竜人の治安維持部隊でありながら、普段は動かない、若しくは「動けない」組織であると考えられます。
神の騎士団にシャンクスが所属している!?
1083話にシャンクスらしきシルエット

革命軍最大の敵となる「神の騎士団」ですが、1083話にて描かれたシルエットの1人がある人物に似ていると、話題になりました。
その人物こそ、四皇・赤髪のシャンクスです。
確かに真ん中の人物の襟の立ったマント、サーベルはシャンクスそっくりですね。
更にシャンクスといえば、これまで何度も天竜人との関わりが示唆された人物でした。
そこでここからは、シャンクスと天竜人との関係性を、改めて整理していきます。
シャンクスは五老聖と謁見出来る立場

まずシャンクスは、五老星と謁見できる立場にある人間です。
原作907話にて秘密裏に接触し、「君だから時間をとった」とも言われていました。
このことから五老星より立場は下ですが、五老星が無視できない人物であることが分かります。
また「立場上 君は政治に関わるべきではないぞ」と釘を刺されています。
このセリフは海賊であるシャンクスの立場を指していると、当時は考えていました。
しかしシャンクスが「神の騎士団」だったのなら、「あくまで治安維持が役割」の人物が関与するなという牽制にも取れます。
シャンクスはフィガーランド家の天竜人
またシャンクスは、劇場版「FILM RED」にて天竜人の一家、フィガーランド家の出自であることが判明しています。
映画内で「シャンクスの娘」であると判明したウタに対し、五老星は「あの女がフィガーランドの血筋でもか?」と発言しました。
この時点でウタの出自は不明のままですが、なぜか五老星はウタの出自を断定しています。
その理由はウタの父であるシャンクスがフィガーランド家の一員だから、ウタも同じ血筋だと考えたのなら納得が出来ますね。
そして天竜人の治安維持部隊が、普通の血筋の人間である可能性は低いでしょう。
天竜人は神であり、神がただの人に介入されるのは我慢ならないはずです。
そのため天竜人であるシャンクスが、天竜人のいざこざに介入する立場の人物であると考えることは出来ます。
神の騎士団の元ネタはテンプル騎士団!?
テンプル騎士団は9人で構成されている
ここからは1083話にて判明したシルエットから、もう少し「神の騎士団」について掘り下げていきます。
まず作中で描かれたシルエットが9人であることから、神の騎士団の元ネタは「テンプル騎士団」だと推察されます。
テンプル騎士団は中世ヨーロッパで活躍した騎士修道会で、十字軍に代わって「聖地エルサレム」の防衛に当たるため誕生しました。
当初はフランス貴族パイヤンの元に集った、9人の騎士で構成されたとされています。
9人の騎士、そして聖地の防衛、これだけで「神の騎士団」との関連性が見えてきますね。
テンプル騎士団はDの一族とも関係が?

またテンプル騎士団は「ワンピース」世界に度々現れる、”D”の一族とも関わりがあります。
実はテンプル騎士団の総長を務める人物の多くが、De(ド)が名前に含まれているのです。
初代総長ユーク・ド・パイヤンから、23代総長ジャック・ド・モレーまで、実に20人もの総長が、その名前にDの文字を持っています。
更にDeの文字は、「貴族の子孫の証」と言われています。
この事実から、Dの一族も「神の天敵」達の子孫の証であるという、考察も膨らませられますね。
海賊旗の起源もテンプル騎士団に?

他にもテンプル騎士団は、「ワンピース」という作品に大きく影響を与えていると考えられます。
実は海賊の象徴とも言える海賊旗は、テンプル騎士団最後の総長、ジャック・ド・モレーが起源ともされているのです。
かつて騎士団はフランス王室によって全滅させられ、ジャックも火炙りの刑に処されます。
生き残った団員達は組織名を変え、密かに活動していました。
ある時騎士団は総長の墓へ向かい、総長の遺体を掘り起こします。
そこから出てきたのが、頭蓋骨と2本の骨。
そして団員達は「頭蓋骨と2本の骨さえあれば人は復活できる」という伝説を元に、頭蓋骨と交差した2本の骨のシンボルを作ったのです。
1083話の考察まとめ
以上が「神の騎士団」に関する考察となります。
いかがだったでしょうか?
長く名前だけの存在だった神の騎士団でしたが、その立場や役割。シルエットが明かされたことで、実在する組織との関連性も見えてきました。
因みに筆者は『アサシンクリード』などでテンプル騎士団に触れているため、かなり興奮しましたね!
これからも革命軍の最大の敵として、立ちはだかる彼らから目が離せません。