
転スラのアピトは蜂の魔物で、地下迷宮を守る迷宮十傑として活躍するキャラクターです。
アニメでは出番が削られていますが、ミリムが食べた蜂蜜を集めるなど意外な形で活躍しています。
アピトの強さや能力・ゼギオンとの関係などについて解説します。
【転スラ】アピトとは
地下迷宮を守護する蟲女王で迷宮十傑の1人

名前 | アピト |
EP | 173万7775 |
種族 | 天星麗蜂=上位聖魔霊―神蜂 |
称号 | 蟲女王 |
究極贈与 | 女王崇拝 |
声優 | 上田麗奈 |
アピトはラミリスの地下迷宮を守護する迷宮十傑の1人で、蟲女王の異名を持つ蜂の蟲魔族です。
元々はミツバチが大きくなったような外見でしたが、蜂の特徴を残した人型の魔物に進化しています。
命の恩人のリムルに尽くす真面目な性格で、敵に対しては情け容赦のない攻撃を加えます。
同じ十傑で要領が良く嘘つきのクマラとは喧嘩ばかりしていますが、実力を認め合うライバルでもあります。
元は大人しくてかわいい蜂だったが好戦的な性格に成長

アピトは元々は大人しくてかわいい蜂の魔物でしたが、好戦的な性格に成長します。
初期のアピトは30cmくらいの蜂で、トレントの集落でリムルのために蜂蜜を採取していました。
転スラ日記では「平和って素晴らしい」とも言っており、戦うこととは無縁の生活を送っていました。
しかし、色々なことがあり、人型になった後は好戦的な性格になっています。
蟲魔王ゼラヌス配下の十二蟲将候補だった

アピトは、蟲魔王ゼラヌス配下の十二蟲将になるために生まれた個体だったことが明らかになっています。
蟲魔族を生み出す女王になる資格を持った特別な個体であり、蟲妃ピリオドが死んだ後は力を受け継ぎました。
詳細は不明ですが、アピトはゼギオンと一緒にゼラヌスの下から逃げ出してリムルと出会ったようです。
ゼギオンもゼラヌスの直系と呼ばれる特別な存在で、ゼラヌスの力を受け継ぐ資格があります。
【転スラ】アピトの強さや能力を解説
魔蟲を生む女王崇拝を自分を強化する能力に進化させている

究極贈与名 | 権能 |
女王崇拝 | 思考加速、魔力感知、超感覚、魔蟲支配、軍隊指揮、超速行動、致死攻撃、空間操作、多重結界 |
アピトはユニークスキルを進化させた究極贈与「女王崇拝」を獲得しています。
獲得する際に指揮官型か英雄型か選ぶことになり、アピトは英雄型を選択。
英雄型は自分自身を強化して前線で戦うためのスキルで、配下の魔蟲を生み出す権能は消失しています。
ただし、配下の蟲型魔人が眷属誕生のスキルを持っているため、魔蟲軍団を生み出すことは可能です。
またアピト本人の生殖能力は残っています。
最速の魔物でヒナタに習った剣術と毒針で戦う

アピトは圧倒的なスピードを誇る最速の魔物で、ヒナタに習った剣術と毒針で戦います。
アピトは最速の魔物と呼ばれる女王麗蜂でしたが、その状態からさらに進化しています。
自慢のスピードをヒナタに見切られたことで、彼女に弟子入りして剣術を習得。
蜂の魔物らしく、毒針を使用した攻撃も得意です。
複数回毒針で刺すことでアナフィラキシーショックを起こし、2回目以降は耐性無視の大ダメージを与えられます。
全盛期のヒナタに匹敵すると言われるほどの強さを手に入れました。
1000体以上の軍団蜂(アーミーワスプ)軍団を操る

アピトは1000体以上の軍隊蜂を指揮して戦います。
軍隊蜂は1体発見されただけで、各国が協力して討伐隊が結成されるレベルの蟲魔族です。
魔王に近い強さを持つ特A級の軍隊蜂を1000体従えると考えると、アピトの恐ろしさがわかるでしょう。
さらに複数の蟲の生態を備えた蟲型魔人9体も、配下として従えています。
【転スラ】アピトの蜂蜜がすごい
元々は蜂蜜を集めるのが仕事だった

アピトの元々の仕事は、蜂蜜を集める事でした。
リムルはアピトとゼギオンをペットにする感覚で助けたため、戦力として期待していたわけではありません。
リムルはアピトを助ける前に蜂蜜を採取できるか聞いており、配下になった後は蜂蜜を集めるようになりました。
迷宮十傑になった後でも、蜂蜜の採取は続けています。
アピトの蜂蜜は、非常に味が良く成分も特殊です。
リムルはアピトの蜂蜜を食べさせて、ミリムを味方にすることに成功しました。
アピトの蜂蜜は万能薬

アピトの蜂蜜は、通常では考えられない効果を持つ万能薬です。
あらゆる状態異常を治すことが可能で、不治の病ですら回復できるとされています。
アピトの蜂蜜にここまでの効果があるのは、アピトの高い精錬能力に加えて特殊な花から採取しているためです。
本編では蜂蜜の効果ははっきり描かれていませんが、コリウスの夢では悪魔の呪いを解いてゼノビア姫の視力を回復させました。
【転スラ】アピトの登場シーンや活躍
魔王来襲編で初登場時!リムルとの出会いが描かれる

アピトの初登場は魔王来襲編で、リムルに助けられました。
アピトとゼギオンはボロボロの姿でジュラの森に現れ、リムルに助けを求めます。
リムルはボロボロでもアピトを守ろうとするゼギオンの姿に感心し、2人を保護しました。
リムルは蜂蜜を採取できるか尋ね、蜂蜜集めがアピトの仕事になります。
アピトとゼギオンは身体が欠損していたため、ミリムの万能細胞を使って欠損した部分を補いました。
魔王誕生編ではリムルに初蜜を渡すシーンが描かれ、アピトは50cm程度に成長しています。
迷宮十傑に選ばれ帝国との戦争でも活躍

地下迷宮を守る役目を任されたアピトは迷宮十傑になり、帝国の戦争でも活躍しました。
ヒナタの指導を受けたアピトは、聖騎士を圧倒するほどの強さになります。
人型の魔人に進化したアピトは、迷宮十傑にも名を連ねることに。
帝国との戦争では、79階層に来た第一波の帝国兵士を全滅させる活躍を見せました。
ただし、ミニッツ少将には苦戦し、勝つことはできませんでした。
蟲妃ピリオドが死んだ影響で進化

天地鳴動編で蟲妃ピリオドが死亡し、アピトはその力を吸収して進化しました。
蟲魔族とミリム陣営の戦いが起こり、ピリオドが死亡。
次代の女王だったアピトは、ピリオドの力を受け継ぐ形で神蜂に進化します。
存在値は、100万近く上昇しました。
ピリオドを失ったゼラヌスは、アピトを手に入れるために地下迷宮を襲撃しますがゼギオンに倒されています。
アニメでは転スラ日記9話に登場

アニメ本編ではアピトは出番がありませんが、転スラ日記9話で登場しました。
アピトとゼギオンは、平和を噛みしめながら蜂蜜を集めていましたが魔王ミリムが襲撃。
蜂蜜を奪われそうになったところでシオンに助けられますが、アピトは恐怖で泣いていました。
ゼギオンが強くならねばと言ったところで、アニメにアプトが登場するシーンは終わりです。
漫画の転スラ日記はその後のアピトとゼギオンが描かれており、ゼギオンは激しい特訓をするように。
アピトは情緒が不安定になり、だんだんと攻撃的な性格になりました。
ゼギオンとアピトが強さを求めるようになったのは、ミリムのせいなのかもしれません。
【転スラ】アピトと関係の深いキャラクター
リムル

リムルは、転生したらスライムだった件の主人公です。
アピトとゼギオンは、リムルに命を救われたことで非常に高い忠誠心を持っています。
リムルにとってアピトの蜂蜜は病人を治療したり、魔王を手懐けたりとかなり便利なアイテムです。
一方でアピトとゼギオンのことはペットのように思っていたため、人型になって地下迷宮のボスになったことにはかなり驚いていました。
ゼギオン

ゼギオンはアピトと一緒に、ゼラヌスの元から逃げてきた蟲魔族です。
元々はカブトムシとクワガタを合体させたような虫の姿でしたが、虫の装甲を纏った人型の魔物に進化しています。
ゼラヌスを倒して力を受け継ぎ、リムル配下では別格の強さを手に入れていれました。
ゼギオンは死にかけた状態でも守ろうとするほどアピトへの情が深く、妹のように思っています。
アピトはゼギオンの配下でもあり、ゼギオンが進化することで祝福を与えられてアピトも進化しています。
アピトはゼギオンに恋愛感情があるような描写もあり、2人の関係は大きく変化するかもしれません。
ゼギオンに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
興味のある方は是非チェックしてみてください。
【転スラ】アピトについてまとめ
転スラのアピトについて解説しました。
アピトは漫画や小説には登場しますが、アニメ本編では出番が削られているキャラです。
ただし、元々地下迷宮が作られてから本格的に活躍するキャラでもあります。
アニメ3期の後半は地下迷宮も作られるため、出番があるかもしれません。
アニメ本編にアピトが登場するのを楽しみに待ちましょう。