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闇堕ちしたのは死んだはずの犯人が生きているとわかったから

犯人の存在に気づくルビー
出典:『推しの子』(C)赤坂アカ・横槍メンゴ/ 集英社

 

ルビーが闇堕ちしたのは、死んだはずの犯人が生きていると知ったからです。
アイを殺害したストーカーは、アイを殺した後に自殺しています。

つまり、ルビーにとって母親の仇であるストーカーは、最初から死んでいたことになります。
アイを殺したストーカーとゴローを殺した犯人が同一人物でも、犯人が既に死んでいることは同じです。

しかし、もう1人の犯人がいて、生きていると知ったせいでルビーは復讐のために闇堕ちしたわけです。

【推しの子】ルビーとアイ・アクア・ゴローの関係を解説

アイは最推しのアイドルで転生後は母親

星野アイのインタビュー
出典:『推しの子』(C)赤坂アカ・横槍メンゴ/ 集英社

 

ルビーにとってアイは、転生前から最推しのアイドルでした。
転生してアイの娘になってからも、熱狂的なファンとしてアイのアンチとリプ合戦したことも。

また、さりなの頃に母親の愛情を受けられなかったせいもあってか、アイのことを母親としても非常に慕っていました

アイの死亡後は、自分もアイのようなアイドルになろうとしています。
しかし、母親への愛情が強いからこそ、復讐のために闇堕ちしてしまいました。

またアイのことを神格化して、冷静に見ることができない面もあります。

アクアは双子の兄!元々はブラコンで闇堕ち後はすれ違い

演技をする星野ルビー
出典:「【推しの子】」(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社

 

ルビーとアクアは、転生してアイの双子の子供になった関係です。
お互いにブラコン・シスコンの関係で、喧嘩することはあっても仲の良い兄妹でした。

2人ともアイの大ファンだということも、信頼関係に繋がっていたでしょう。
ただし、ルビーが闇堕ちした後は、アクアの忠告を聞かないなど関係は悪化していました。

アクアはルビーが犯人に復讐しようとしていることを知りません。
そのため、ルビーが急に変わった理由も理解できなかったようです。

アクアがルビーを復讐に関わらせないようにしていることも、お互いを理解できない原因になっていました。

アイに隠し子がいることをアクアが公表したせいで、ルビーは完全に軽蔑するようになり、「家族だとは思わない」と言っています。

アクアの前世ゴローはさりなを担当した研修医で初恋の相手

さりなにプロポーズされるゴロー
出典:『推しの子』(C)赤坂アカ・横槍メンゴ/ 集英社

 

アクアの前世だったゴローは、ルビーの前世さりなを担当した研修医でした。
さりなは難病で親もほとんど病院にこなかったこともあり、親身になってくれたゴローに懐いていました。

ゴローに対して恋愛感情も抱いており、結婚も申し込んでいます
ゴローは16歳になったら真剣に考えると言って、ごまかしましたがさりなは本気でした。

偶然にも16歳になったルビーが、ゴローのいた病院を訪れたことに運命的なものを感じます。
ルビーになってもゴローに会うつもりでしたが、ゴローの遺体を見つける役目になってしまいました。

アイだけでなくゴローも同じ犯人に殺されていたことが、ルビーが闇堕ちする決定打になったのでしょう。

【推しの子】闇堕ち後のルビーが怖い!

9巻からアイドルとして売れるためには手段を選ばないように!

ADを懐柔するルビー
出典:『推しの子』(C)赤坂アカ・横槍メンゴ/ 集英社

 

【推しの子】9巻から、闇堕ちしたルビーは、復讐のために行動するようになります。
ルビはアイと関係のあった人間に犯人がいると考えたルビーは、苺プロ元社長の斎藤壱護に接触。

ルビーは、アイドルとして売れたらアイと関係のあった人間の情報を教えると言われます
ルビーは、壱護からアイドルとして売れるためのアドバイスもらい順調に成功してきます

元々、ルビーはアイドルとして噓つくのは嫌がっていました。
しかし、復讐に取りつかれたルビーは、売れるためなら手段を選ばないようになってしまいます。

10巻93話でルビーの真意が明らかに!計算高さが怖い!

自分の計画を話すルビー
出典:『推しの子』(C)赤坂アカ・横槍メンゴ/ 集英社

 

バラエティー番組でコスプレ企画が行われた際に、ルビーはコスプレイヤーを紹介します。
しかし、番組は炎上してしまい、ディレクターの首が飛びそうな事態になります。

その際、ルビーは企画書を持ち込み、炎上を収束させてディレクターに恩を売ることに成功
あまりに都合の良い展開を不審に思ったアクアが問い詰めると、ルビーはわざと番組を炎上させたと告白します。

情報をリークしそうなコスプレイヤーを紹介し、番組を炎上させた後で事態を収めることでディレクターに恩を売る計画だったのです。

ルビー本人も言っているように偶然の要素が多いですが、今までの純粋なルビーから考えられない計算高さを見せました。

115話の嘘つきの演技が怖い!天真爛漫な性格も演技だった?

 

【推しの子】115話では、ルビーはアイドルになってから初めて演技を見せました。
ルビーは自分の思いをさらけ出すように、「憎い」「つらい」「許せない」と怨嗟の言葉をつぶやき出します。

さらにアイやゴローの死について触れたルビーは、「私も皆と同じ所に行きたい」・「私も死にたい」と続けました

しかし、急にいつもの雰囲気に戻ったルビーは、「うそうそ、ぜーんぶちゃんと整理ついてるよ」と言って、「以上です」とシメました

普段のルビーからは、想像もつかない暗い言葉と豹変ぶりが演技力の高さと怖さを感じさせます。

闇堕ち前の頃から、醜い感情を隠すために天真爛漫なアイドルを演じてきたと言っているのも衝撃的でした。

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