ゾロが左目を閉じた理由を考察

次に、ゾロが左目を閉じた理由について考察していきます。

ゾロは左目を閉じることで覇気を鍛えている

ゾロ
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

最初にゾロは左目を閉じることで、自身の覇気を鍛えているのではないかと考察していきます。

前述の通り、779話の回想シーンでゾロが覇気を体得していない時点では、まだ左目に傷がついていないことが明らかになっています。

覇気の中には、気配をより強く感じる力である見聞色の覇気というものがあり、ゾロは左目を閉じることで、これを鍛えているのではないかと考えられます。

現に新世界編以降では、見聞色の覇気もしっかりと習得しているので、覇気を理由に左目を閉じた可能性は十分にあり得ますね。

ゾロは自身の力を抑えるために左目を閉じている

次に、ゾロは自分自身の力をセーブするために左目を閉じたのではないかという説について考察していきます。

前述の通り、ゾロは自身が強くなるためであれば傷を厭わない強靭な性格を持っています。

そこで、ゾロは自分自身にハンデを与えてさらに強くなる為に左目を閉じたのではないかと考察できます。

盲目のキャラクターの中には、海軍大将「藤虎」のように、目が見えないにも関わらず相当な実力を持つ剣士も存在しています。

ゾロもあえて左目を閉じることで自身の剣技をさらに強化しようと試みたのではないでしょうか?

ただ、それであれば、なぜ左目だけ閉じたのかの説明が難しい為、この根拠は少し薄いような気がします。

ゾロの左目の傷はレイリーとの対比のためにつけられた

レイリー
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

最後に、ゾロの左目の傷はレイリーとの対比のためにつけられたのではないかという説について考察していきます。

ワンピースの主人公ルフィは、海賊王「ゴールド・ロジャー」と対比して描かれていると考えられており、二人には多くの共通点があります。

そしてレイリーは、ゴールド・ロジャー率いる「ロジャー海賊団」の副船長をしている人物で、ロジャーの右腕として活躍していました。

そしてレイリーには右目に大きな切り傷がつけられており、ルフィの右腕として描かれているゾロは、このレイリーと対比して描かれているのではないかと考えられます。

ゾロの左目は失明していない?

次にゾロの左目は失明していないのではないかについて考察していきます。

麦わらの一味のメンバーはゾロの左目について誰も言及していない

ゾロ 片目
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

前述にもある通り、ゾロは新世界編から左目に大きな傷がつけられているわけですが、麦わらの一味のメンバーは再会してから誰もその傷について言及していないのです。

ゾロの片目について触れたのは、599話に登場する無名のキャラクターで、ゾロの特徴を髪が緑で、刀が3本、腹には腹巻がある片目の人物と語っており、これ以降ゾロの左目について誰も言及していないのです。

ゾロほどの人物が片目を失明したとなれば、麦わらの一味の誰かが言及してもいいはずなのに、誰からも言及されていないところを見ると、ゾロは片目を閉じているだけで失明していないのではないかと考えられます。

ゾロの左目は藤虎のような白目の描写がない

藤虎
出典:『ONE PIECE』(Ⅽ)尾田栄一郎/集英社

 

ワンピースで盲目のキャラクターと言えば、先程も紹介した海軍大将「藤虎」が挙げられます。

藤虎には両目に大きな切り傷があり、本人も自身の目が見えていないことを公言しています。

そんな藤虎の目は黒目がなく、少しだけ開いた目は白目で描かれているのですが、ゾロにはそのような描写がまだないのです。

ゾロの場合は、新世界編以降左目が開眼している描写がなく、その目が白目かどうかもわからないので、ゾロが100%失明していると断言できないということになります。

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