ワンピースのメインキャラクターで、主人公ルフィの右腕として知られている剣士「ロロノア・ゾロ」。物語の分岐点である「新世界編」では何故か左目が閉じられており注目を集めました。
今回はゾロが左目を閉じた理由について考察していきます。
ゾロの左目の傷はいつからついた?
まず初めに、ゾロの左目の傷がいつからついていたものなのかを解説していきます。
ゾロの左目の傷が判明したのは598話の扉絵
ゾロの左目に傷がついていることが判明したのは598話の扉絵です。
598話は、頂上戦争、過去編が終わり、ルフィ達麦わらの一味が2年の修行を経てシャボンディ諸島に集合するという回で、言わば新編がスタートした最初の回になります。
それまでルフィ以外の麦わらのメンバーは目立った活躍がなく久しぶりの登場だったということもあり、成長した姿に驚いた読者も多かったのではないでしょうか。
2年前時点では、ゾロの左目に傷はついていなかった
2年前時点でゾロが最後に登場したのは、新編が始まる直前の597話です。
この頃、ゾロはシャボンディ諸島で対峙したバーソロミュー・くまの能力でグランドラインクライガナ島、シッケアール王国跡地に飛ばされていました。
ここには、当時王下七武海の一人にして世界最強の剣士である鷹の目「ジュラキュール・ミホーク」が住みついており、597話では、ゾロがミホークに剣を教えて欲しいと懇願している様子が描かれていました。
この時点では、左目は開いており、怪我はしているものの傷はついていないという状態でした。
ゾロの傷は鷹の目ミホークとの修行中についた
2年前の時点ではゾロに傷はついておらず、新編に入ると最初から傷がつけられていたということから、ゾロの左目の傷は、597話以降につけられたものということになります。
そして、597話でゾロがミホークに剣を教えて欲しいと懇願し、ミホークが「稽古は傷が癒えてからだ」と答えていることから、ゾロの傷はミホークとの修行中についたものと考えられるでしょう。
その後、詳細な稽古の様子は描かれていませんが、779話の回想シーンで覇気の体得についてミホークから語られている様子が描かれており、この時点ではまだゾロの左目に傷はついていません。
ゾロの左目に傷がつけられたのは、覇気を体得する途中、もしくは体得後につけられたと考えられるでしょう。
ゾロの左目の傷は誰がつけたのか?
ゾロの左目はミホークとの修行中につけられたことが分かりますが、ここで傷が誰によってつけられたのか考察していきます。
ゾロの左目の傷は鷹の目ミホークが意図的につけた
前述の通り、ゾロは597話でミホークと剣の修行をしていたことが明らかになっているため、左目の傷はミホーク本人によってつけられたものではないかと考察できます。
ミホークは、ゾロに圧倒的な実力の差をつけて勝利したという過去があり、その際にゾロの刀と共に全身を切っており、最後に真正面から切り付けて勝利しています。
この時点で、ゾロとミホークの間には圧倒的な実力の差があると分かりますので、剣の実力者であるゾロの左目へ傷を与えることもそう難しいことではないでしょう。
ゾロの左目はヒヒの攻撃によりついた
物語592話にて、ゾロがミホークと修行していた場所には「ヒューマンドリル」という人間のマネをして学習する賢いヒヒが住んでいることが判明しています。
その上、ゾロとミホークがいる場所は7年前まで生々しい戦争が起きており、ヒヒはその凶暴な人間達をみて育ち武器の扱いを学んだ「森の戦士」と化している好戦的な性格をしています。
その実力は、世界最強のミホークをして手強いと言わしめる程で、597話で実際にゾロの左目の眉に切り傷をつけていることが分かりました。
このヒヒならゾロの左目に大きな傷をつけることも有り得るでしょう。
ゾロはハンデのために自分で左目に傷をつけた
最後に、ゾロの左目の傷は自分自身にハンデをつけるために、ゾロ本人によってつけられたのではないかと考察していきます。
ゾロは、自身が強くなるため、仲間を守るためにはどれだけ傷がつこうと構わないと言わんばかりの強靭な精神を持っています。
特に、剣に関しては相当なプライドを持っており、ゾロとミホークが対決し、ミホークがゾロへとどめをさす際には、「背中の傷は剣士の恥だ」と言いミホークの剣を正面から受けました。
剣に対しただならぬプライドを持ち、強靭な精神力を持ち合わせるゾロであれば、強くなるために自身を傷つけることも厭わないでしょう。